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#映画

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映画の感想文です。
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#映画レビュー

インセプション

インセプション

映画館で観た。

ずっと、構成が神だから観ろと言われてて、映画館でやるっていうから満を辞して観た。

たしかに構成が神だった。

夢か現実かわからないけど、今見せられてるのが夢の中のどの階層にいるのか、は常に分かりやすかったな。
はっきりさせたいところははっきりさせて、ボカすところはボカすっていうのがさすがクリストファー・ノーラン、天才かよ。

最後はどうやら現実らしいですね。
よかった。

コブ

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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

初めて観たのは高校生のときで、そのときはこんなに泣かなかったと思う。

9.11で父親を亡くしたオスカーという少年が、パパの遺した鍵にあう鍵穴を探す話です。

オスカーもオスカーのママも、大切な人を急に失ってしまって、それを一生懸命乗り越えようとする。

悲しみを乗り越えるときは痛みを伴う。

そういう痛みがたくさん出てくる映画です。

高校生のときより、大切な人が増えて、その人を失う想像ができて

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もののけ姫

もののけ姫

小さい頃から観てきた作品を映画館で。

見慣れたような映画も、映画館で観るとこんなにも化けるのか、と風の谷のナウシカで感じてもののけ姫で確信しました。

やっぱり映画館はスケールが違うな。

入ってくる情報量が桁違いだから、見慣れたシーンでも初見のように感動してしまう。

ナウシカはなんて神秘的なんだろう、と思ったんですけど、もののけ姫はひたすらに雄大だった。

山や森がこんなに大きく描かれてたこ

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風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ

まさか映画館で観られるとは。

1984年、私が生まれる10年も昔に公開され、当たり前だけどテレビでしか見たことがなかったものを映画館で観るというのは、なんという贅沢。

さすがにモノラル上映で、普段観ている“映画館の映画”より音も映像も劣るけど、それでも映画館で観るっていうのは最高ですね。

砂を踏む音や虫の音がよく聞こえて、逆に風が止んだ静けさも余すところなく感じられて、こんなに神秘的な映画だ

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君の名前で僕を呼んで

君の名前で僕を呼んで

爽やかな夏、めっちゃ感じました。

“ひと夏の恋”って言葉がこんなに似合う映画があるなんて。

私は夏がめちゃめちゃ苦手なのですが、80年代イタリアでならいくらでも夏を過ごせる気がします。

イタリアの少し澄ましたような上品さが映画全体の雰囲気を作っていて、とても心地よいお洒落映画。

服も可愛くて、私はこの夏ショートパンツにシャツインで過ごしたいと思いました。

儚さを感じるさせるピアノが、この

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ミッドサマー

ミッドサマー

映画館で友達と見た。

怖そうだから観るつもり無かったけど、怖そうだから一緒に観ようって誘われて行ったら思ったより怖く無かった。

↓これは観てすぐの私のTwitter感想です。

怖かった、、
というか気味が悪い感じの怖さだった……みんな死ぬんだと思って観てたからいつ死ぬのかどきどきする…
音と映像がまた不安を煽ってくるんだよな…

全員死ぬんだろうな、と思いながら観てたから、次は誰がどんなふう

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コーヒーが冷めないうちに

コーヒーが冷めないうちに

映画観ました。
いわゆる実写化で、原作はまだ読んでません。

ついさっき観終わったんですけど、すごい複雑です。

映画はすごく良かったです。
映画観てあまり泣かないタイプですけどぼろぼろ泣くくらい良かった。

でも、畑で稲は育たないように、ドラマ監督はやっぱりドラマ監督なんですよね。
観始めてすぐ感じる違和感。
ドラマっぽい。生っぽい。
ドラマと映画はターゲットも違うし、観る人の目的も違う。
焼き

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