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好きになったのは『その人』だから【マジョリティ視点】

パートナーのどこが好きですか?「優しいところ」「ありがとうと言ってくれるところ」…。真っ先に出てくるのはその人の『人となり』ではないでしょうか。

今回はマジョリティ視点で、性的指向について触れていきます。


好きになった1番の理由は相手が『男/女』だから?

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あなたがこれまで好きになった人、今好きな人を選んだ理由はなんですか?

・優しいから
・笑わせてくれるから
・一緒にいて楽しいから
・わがままでいさせてくれるから…etc

素敵な理由がたくさんありますね。

その理由の一番最初に『男だから/女だから』がくることは少ないのではないでしょうか。


『性別』を好きになったわけではない

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好きな理由を挙げていくと、パートナーの『性別』が好きになったわけではないことに気付かされます。

人を好きになることは同性であっても、異性であっても…。そして自分が性別を変更したり性別の概念を手放してたりしても、『その人』の『人となり』が好きなことには変わりないかもしれません。

それは性的指向が異なっていても、共通する部分なのではないでしょうか。


無意識のジェンダー・バイアスに目を向ける

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私たちは知らないうちに幼い頃から、さまざまなジェンダー・バイアスを受けて生きています。

・男は強くなければいけない
・男は家族を養わなければいけない
・女は炊事ができなければいけない
・女は男を支えなければいけない
・男は女と結婚しなければいけない(逆も然り)
       …etc

そして、バイアスを超えた人たちをマイノリティだと区分してしまっています。

気付かないうちに刷り込まれたバイアスに気付けるかどうかも大切です。


異性愛は恋愛の選択肢のひとつでしかない

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私たちは、結果的に異性恋愛だっただけかもしれません。たまたま好きになった相手が自分とは異なる性であっただけ。

タイミングが違っていれば同性を好きになることもあるでしょうし、それは他の人も同じことかもしれません。

それぞれのカップルが堂々と手を繋げる社会

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異性愛者は道で手を繋いでも、誰にも後ろ指をさされたり、ましてや暴言を吐かれたりすることはありません。

でも同性カップルやトランスカップル、異性装者パートナーなどの場合は、ただ手を繋ぐことも難しいことがあります。

これらはマジョリティ側がアライ(Ally)を示せば、簡単に変えることができます。

第三者だからできることがある

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パートナーが異性じゃない、または自分と異なる性に見える服装をしていないなどが理由で、受ける差別は、第三者の介入で変えることができます。

日頃から差別的言動や、価値観の押し付けを見かけたら、その場で言い換えたり訂正したりしていくこと。また、不当な扱いを受けて困っている人に「なにか手伝えますか?」と声をかけたり、そっと見守ったりするだけでも社会は変わっていきます。

『人』が変われば解決できる問題は、法律を変えるための運動をするよりずっと簡単。今からでもできることをやっていきませんか。

  

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