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【Bookレビュー#2】ロジカルシンキング

#1から随分時間が経ってしまいましたが、コンサル就活生にも言わずとしれた「ロジカルシンキング」をご紹介します!

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出典:Amazon

・ロジカル・コミュニケーションとは、「論理的なメッセージを伝えることによって、相手を説得して、自分の思うような反応を相手から引き出す」こと

・人に何かを伝える時には、自分の言いたいことをどうまとめようか、どう話そうか、どう書こうかと考える前に、必ず課題(テーマ)と相手に期待する反応を確認する

【第1部】話したり聞いたりする前に

・どのようなアクションを引き起こしたいのか、伝え方を考える必要がある。

【第2部】 論理的に思考を整理する技術

・収益方程式(収益=(価格ーコスト)×ボリューム)

・最初にフレームワークは必ずしもいわゆるフレームでなくても良い。ex: 自動販売機で販売されている飲み物の場合、自動販売機、飲み物、買うという枠組みなど

・観察のWhy So?/So what?から、洞察のWhy So?/So what?へ。データの読み取りから、新たな示唆を得るイメージ。

・3C, 4Pは汎用性があるフレームワーク。

【第3部】論理的に構成する技術

・コミュニケーションで伝えるべきは、①課題(テーマ)、②相手に期待する反応、③課題(テーマ)に対する答え

・結論から得られた実際のアクションが、論理の基本構造において、結論の下部に位置しても構わない

・縦の法則はSo what?/why so?で、横の法則はMECEで論理を作る

・論理パターンは、①並列型と、②解説型に分けられる

①並列型・・・So what?/Why so?、MECEから成る

 ①-1根拠並列型 ex: 市場の観点・競合の観点・チャネルの観点・自社の観点

 ①-2方法並列型・・・①-1を一歩進めた場合の論理構成。具体的な方法を列挙する 

②解説型・・・事実、判断基準、判断内容から成る

 ②-1根拠解説型・・・事実、判断基準、判断内容に基づくことが基本だが、事実には、客観的に状況を掴んでもらうために、4Pなどのフレームワークを紐付ける

 ②-2方法解説型・・・結論のアクションが複数あるなかで比較検討を行うための論理。

・2つの課題に同時に答える時、「何をするべきか」、「そのためには具体的にどう進めるか」という論理パターンを用いた組み合わせ

①並列型+並列型・・・根拠並列型+方法並列型で結論を方法で抑えて、背景にある根拠もMECEで網羅する。

+:相手に正しく理解して正しくアクションをとってもらいたい場合nい有効

ー:なぜそう至ったのかを相手と議論する場合には適さない。主観と客観が混在している

②解説型+並列型・・・客観的な状況を共有した上で、結論に至ったと伝える。

+:最初に客観的な事実を共有することで相手を納得させやすい。事実と主観を区別するため、相手が異なる意見である場合に区別しやすい。全体的な方向性について自分の答えの妥当性を説得することに主眼を置き、方法については全体像を端的に伝える場合に有効。

③並列型+解説型・・・課題についてはMECEな根拠を挙げ、具体的な対応策について選択基準を提示していく

+:全体的な方向性についてはすでに検討できていて、方法の妥当性を説得したいというケースで有効

④解説型+解説型・・・課題について姿勢を説明し、どのような対処が良いかを説明し、さらにどのような対処がよいと判断するか、という流れで結論を説明する

+:伝え手の考え方をじっくり聞きたいという相手にふさわしい

ー:同じ説明を2回繰り返すことは、ヘビーな会話になってしまう。


📚本を読んで・・・

必ずしも網羅性や論理の完璧さが、相手にとってベストフィットではない。相手にわかりやすくするにはどうすればいいかが基軸である。コミュニケーションから相手に求めるリアクションを定義するところがスタートである。

では。

Jas🌺


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