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蜃気楼と土の匂い


どうもこんにちは。

そういえば台風が7月に発生しなかったのは観測史上初だそうですね。

やんばるの生き物たちは、中規模撹乱が無い夏を過ごすわけですがどうなるのでしょうかねぇ。


さてさて、前回に引き続きやんばるの生き物達です。

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サカモトサワガニ Geothelphusa sakamotoanus

まだ若い個体。甲羅の背面が半分黒くなる、よく見るカラーパターンですね〜。

上手に葉っぱに乗ってたので思わず撮影。笑


ヒメユリサワガニも同じように葉っぱに乗っかるの、どうやって乗るのか、そもそもどうして乗るのか・・・

足を突っ張らなくていいから楽なのか、それとも外敵に対する何らかの対策なのか・・・?

何なんでしょうね(笑)


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クロイワトカゲモドキ Goniurosaurus kuroiwae koroiwae


壁に張り付いてじっと。

いつも通りですね。


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ヒメハブ Ovophis okinavensis

が、ガラスヒバァ Hebius pryeri を捕食・・・!

やった!これでヒメハブの蛇捕食、二回目だ!!と撮影しようと・・・

・・してたんですが、撮影中あまりに捕食してる側であるヒメハブが動かないので不審に思って枝でつつくと


どちらも既に死んでいた模様・・・。

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ヒメハブを引き揚げるとガラスヒバァの尻尾がかなり強く左上の根っこに絡まってました。

多分飲み込んでる最中に溺死・・・?

喰って喰われて、どちらも命を散らすとは中々どうして・・・。




不思議なこともあるもんだなぁ、と友人と帰り道へ車を走らせた矢先には

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ハイ Sinomicrurus japonicus boettgeri

のDOR(Dead On Road)です。

ロードキル、と言った方が聞いたことがある人が多いかも。


死体の状態から、おそらく僕らが通る少し前に轢かれた模様。。。



昨年6月にはキュリオス沖縄さんとネオパークオキナワさん合同の「ロードキル写真展」にも多くの作品を出展させて頂きました。


小さな生き物は走行中見つけるのは中々難儀しますが・・・。

ヤンバルクイナやケナガネズミだけでなく、他の野生の生き物も道路を使っている、と意識される方が一人でも増えて、

事故が一件でも減ったら嬉しいですね。



使用レンズ

1~3枚目:Carl Zeiss Milvus 100mm f2

4,5枚目:Laowa Zero-D 12mm f2.8

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