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帰国日の事件

突然の体調不良・・・

約3週間の日本滞在を終え、最後は箱根の温泉でゆっくりと癒されたのち、羽田からパリへと帰る旅程を予定していました。
ところがです!
温泉を出て、あまりにもいいお天気だったので箱根を観光し、いざ帰ろうとすると突然の体調不良に襲われました。
ものすごい吐き気と倦怠感、頭痛に襲われて、まずロマンスカーで東京まで帰ることもできないと感じたのです。
実は、私は昔パニック障害や不安症などを患ったことがあり、今でも、ものすごく疲れた時に少しだけ症状が出ることがあるのですが、
この時もまさにそうで、長時間特急電車に乗るなんて無理!と即座に思いました。
しかし翌朝はパリへ出発。
東京へ帰らないわけにもいかず、私はひとり、小田急線の急行電車でゆっくりゆっくり帰京することにしました。
なんだか、この時は精神的にも参っていて、電車の中でも涙が溢れてしまって・・・
疲労もあったのだと思いますが、精神的にもとても辛かったです。
なんとか羽田のホテルに到着した頃には少しよくなっていたので、食事を軽くとって、薬を飲んで就寝。
翌朝にはなんとかなるだろうと思っていました。
しかし・・・・

当日キャンセル

翌日は6時起きで空港へ。
最初は治ったと思ったものの、チェックインでパートナーが戸惑ったりしているうちに、再び体調不良に。
顔面は真っ青になり、吐き気とめまいとものすごい倦怠感で、飲み物すら受付なくなってしまいました。
パートナーが買ってくれたオレンジジュースとお菓子も、吐き気でまったく喉を通らず。
しかし、搭乗時間は刻々と迫ってきて、もうどうしていいかわかりませんでした。
すでにチェックイン済みで、ということは出国済み。後戻りはできないのです。
とはいえ、トイレに行くのもままならないほど気分が悪く、私は受付の方にお話することにしました。
(その間パートナーは、椅子に横になって寝ればいい、薬を飲めばよくなるなどと言って、私の気持ちは無視。笑)
するとお姉さんは、すぐに航空会社の方に連絡をとってくださり、その後言われた通りに搭乗口へ向かい、航空会社の方に体調不良を訴えました。
「どうされるかは、お客様次第です」
と言われ、しばらく様子を見ることに。
しかし搭乗までもう15分ほどしかなく、結局体調はよくなりませんでした。
多分、焦りと不安も大きくあったのかもと思います。
もう、この高額のチケットは諦めて、再び何十万もするチケットを買うしかないと諦めかけていました。
もはや、パニックと具合の悪さで私は号泣状態で・・・
(なぜかパートナーも一緒に号泣。なんで?呆)
すると、一人の女性スタッフさんがやってきて、私の状況をみるやいなや、翌日便への振り替えを提案してくれたのです。
イレギュラーだとは思いますが、無理に離陸されても辛いでしょうから・・・と、まるで女神のように優しく対応してくださり、私は九死に一生を得た思いでした。
これまで、こんな対応をしてくださるなんて、まったく知りませんでした。
日系の航空会社を予約していたことが、幸運だったなぁと思います。
これがエールフランスやklmだったら、まずありえないでしょう。

イレギュラー対応

こうして、翌日に振り替えをお願いしたあとは、皆さんが搭乗したのち、私は再びイレギュラーに入国し、スーツケースを下ろしてもらい、帰路についたのでした。
ものすごく迷惑をかけてしまって、申し訳なさでいっぱいでしたが、同時にこんな風に対応してくださるなんて感激でした。
幸い、飛行機の出発は時間通りだったとのことで、ほっとしました。
その後は空港内の診療所へ行ったり、ベンチで休みながら急遽手配したホテルへ。
薬を飲み、ゆっくり休んでいるうちになんとか回復し、その後振り返便にて出発することができたのでした!!

と、無事に出発したと思ったら・・・今度はフランスで乗り換えるはずだった電車が3時間の遅延。笑
まあこれはいつものことですが、めちゃくちゃ大変な帰国で、フランスに帰るのが一気に嫌になりました。笑

海外に住むって、昔は憧れしかありませんでしたが、実際には想像もできないことが次々起き、人生一生冒険だなぁと実感しています。
とりあえず、無事に帰ってこれてよかった!!


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