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自伝

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#ホンジュラス

No. 3 そして転機が訪れた

No. 3 そして転機が訪れた

楽しく過ごしていた小学6年生のある日。
幼稚園から一緒だったクラスメートたちと小学校を卒業するんだ、と思っていた矢先でした。
父からいきなり「ホンジュラスに引っ越すぞ」と。
クリーミーマミやら日本昔話やら見て育ったふつ~の日本人少女だった私。
いきなりのことで
「ホンジュラスってなに?!」って感じでした。

これまた【エルサルバドル】も言いにくいが【ホンジュラス】も下噛むじゃないか!!
しかもどこ

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No. 4 未知の国で

No. 4 未知の国で

ホンジュラスの地を踏んだ瞬間。
ハッキリ言って思えておりません。。
あまりにカルチャーショックが大きかったのか。
脳がブロックアウトされてしまったのか。。。
恐らく
「ああ、外国人がいっぱいだ」
とでも思っていたのでしょう。

唯一よく覚えているのは新しい家に到着したときのことです。
今まで団地の一室で母と妹と一緒に寝ていたのが普通だった生活から一転。
丸っこく薄茶色の瓦が屋根に重なり合い、
レン

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No.5 初めての学校

No.5 初めての学校

私が小学生の時代(80年代)でも大抵国外には日本人学校があったようです。
ホンジュラスは例外でした。
ホンジュラスへ家族を連れて赴任する日本人も少なく、現地の日系人も少なかったのでしょう。
日本人学校は無く、唯一存在したのは土曜日だけの日本人予習校でした。

どちらにしても、うちの父親は
「外国に住むのであれば現地の学校」
というスタンスだったので、家から歩いて10分程度の学校へ入学。
日本のしっ

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No.6 恋(?)

No.6 恋(?)

ホンジュラスの首都、テグシガルパでの学校生活。

授業の内容もよくわからないまま毎日が過ぎていったような気がします。。

子供はつくづく不思議です。

当時近所の同年代の子たちが妹と私を遊びに誘ってくれました。

うちの左向かいの奥の家に住んでいたお兄さんのジャフェと妹のシェイラ、そして右向かいに住んでいたリサ。

言葉もろくに通じないのに、道でボールを使った日本の缶蹴りのような遊びをしていたのを

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