10月に観た新作映画
令和5年10月に観た新作映画は8(+6)本。
フェイバリットTOP3は…
🥇:ザ・クリエイター
🥈:イコライザー3
🥉:ほつれる
4:キリエのうた
5:ドミノ
6:キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
7:ペイン・ハスラー
8:唄う六人の女
あえて順位をつけたので『唄う六人の女』が最下位になりましたが、かなり面白い映画でしたよ。瞬間最大風速ではもう少し上の順位に入ります。
初鑑賞の旧作では『女王陛下の007』が最高でした。これまで見逃してきたことを後悔するレベルで面白かったですね。
以下、観賞後のツイートを引用しながら、一言添えていきます。(*ブラウザのリーダー機能によってはツイートが表示されない場合があります)
▼●私を愛したスパイ
このボンドは胸毛がありませんでした。
▼ほつれる
9月キャリーオーバーで観ました。
▼●ゴールデンアイ
このボンドは胸毛がありました。毛皮なのかってくらい。(笑)
戦車カーチェイスシーンが最高でした。
▼●台風クラブ
すごいエネルギーを感じる映画でした。
ユーロスペース渋谷は初めて行ったなあ。椅子が硬くて快適でした。
▼●女王陛下の007
これは面白かったですね〜。今回の再上映で「全部は観れなくてもこれだけは観ておきたいナンバーワン」でしたが、結果的に最後に観ることになりました。全ては『ロシアより愛をこめて』が素晴らしかったせいですよ。新作に使う時間をこちらに回しました。
▼イコライザー THE FINAL
個人的フェイバリット度
マイ・ボディガード ★★★★
イコライザー ★★★★
イコライザー2 ★★★
イコライザー3 ★★★★+
イコライザーTHE FINALを観るにあたってマッコールさんの着想元っぽい存在の『マイボディガード(Man on Fire)』を予習しておいて良かったです。いくつか似たような場面があってニヤリとしました。たぶん順番が逆でも楽しめるので、アマプラにもあるし未視聴の方にはオススメしておきます。
イコライザー三部作は撮影監督が全て異なります。過去作を並べたら、個性がかなり反映されているのを感じますね。当たり前のことだが、画が似ています。
1段目:マウロ・フィオーレ
トレーニングデイからの旧知の仲間とタッグを組んだ阿吽の呼吸。
2段目:オリヴァー・ウッド
エンタメ畑出身の大物に仕事をピンポイントで頼んだ。
3,4段目:ロバート・リチャードソン
タランティーノの右腕と協力してクラシカルで芸術的な雰囲気に。
▼●ギルバート・グレイプ
入場特典の記念撮影をしたら、奇跡のタイミングで時を超えてジョニーデップが共演しました。(笑)
▼ガメラ REBIRTH
着ぐるみの動きをそのまま3DCGに起こすあれはどうやって作画したのか気になります。
▼FUBAR
5月公開でしたが、今更観ました。年末にかけてNetflixの未視聴映画の回収が増えますよ。(笑)
FUBAR
ミッション:インポッシブル
トップガン マーヴェリック
これ3作とも制作はスカイダンス社。そりゃ作風は似てくるし、出演俳優は重複してくるよな、という話です。
デッドレコニングでトムクルーズがヘイリーアトウェルにあわよくば世代交代を狙っているように(同シリーズは12年前に一度ジェレミーレナーに後継失敗している)、FUBARではシュワルツェネッガーの看板を借りて次世代のアクションスター女優に育てようと画策している感じがして面白いですね。
スカイダンスはモニカバルバロを推していく方針なのかしら。ビジュアルも演技も良いのでこのまま成功してほしいです。
▼ザ・クリエイター/創造者
『ザ・クリエイター/創造者』はギャレスエドワーズ監督が、ローグワンの時は「俺はチキンライスを作りたいんだ!」と言ってるのにディズニーの圧力でオムライスを作らされたのを、今回は『究極のチキンライス』を作ることに集中できた感じでした。個人的には大満足です。エンドクレジットにDolby ATMOS/VISION のロゴがあったので後日ドルビーシネマで再観覧しました。
▼キリエのうた
ロジカルに考えると無茶苦茶な部分はあるのですが、エモーションで感じる限りではとても楽しめる作品でした。『花とアリス』のような女子高生2人が戯れるシーンなど、岩井俊二の真骨頂も観られて満足しました。
▼キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン
観覧後日に知ったのですが、どうやら原作小説の途中で映画は終わっているそうです。そう聞くと、ラスト10分があのような演出になることもあるかと思えます。
折角なので読んでみます。後日改めて記事にしたくなるほど面白ければ良いのですが。
▼ドミノ
これは語りたくなる作品なので、別記事にします。
▼唄う六人の女
岩井俊二作品と同じくロジカルに考えすぎたらダメな映画です。
予告に充満していたエロスに期待しましたが、本編はただ薄まっただけのようになってしまったのは、ちょっと残念でしたねー。脱いでも平気な女優を一人くらい配置してもっと大胆に脱がせたり、今のキャストでもとりあえず全裸で撮影だけはして後から CGの布で幻想的に隠したり、といったもう一押しが欲しかったなあとは思います。最序盤のセミを食べる水川あさみに匹敵するエログロが後半にも欲しかったです。
竹野内豊の人物像があまり語られずに、ただ彼がどんどん考えを進めて一種の悟りに入ってしまうので、置いてけぼりを喰らった気分にはなりましたね。もう少し武田玲奈のキャラを有効活用して説明できていたら、かなり印象が変わったと思います。
▼●シン・ゴジラ:オルソクロマチック
一応今回は旧作扱いでカウントしましょう。
最近は4K UHDが普及して、東宝でも黒澤明や本多猪四郎が極上画質で視聴できてしまうので、画像が粗く見えてしまうのは残念でしたねー。
帰宅してすぐに4K UHDで再確認したのですが、映画館で観たオルソよりも明らかに精細に見える気がします。東京現像所が名前だけで機材がクソなのか、樋口真嗣がわざと画質を落としたのか(高精細すぎるとそれはそれで狙っている雰囲気と異なるのかもしれない)、それとも日比谷宝塚劇場の映写機が調整不足だったのか…判りませんが、もう誤魔化せるような時代でもないので、そこらへんも送り手側が明言してほしいんですけどねー。
それと映画の内容には全く関係ないのですが、、、通路側に座ってずーーーっと手を動かしたり顔を掻いたり髪を触ったりポケットから飴を取り出したり足を組み直したりしてる白髪のジジイがメチャ目障りでした。
ああいう落ち着きのない大人にはなりたくないものです。
▼ペイン・ハスラーズ
クリスエヴァンスに「僕はヒーローだった(I was a hero)」と台詞で言わせたり、メタ的な遊びもあって面白かったです。
▼さ〜て、来月の映画館は?
11月公開作品で気になるのは…
男と女(10月キャリーオーバー:午前十時の映画祭)
ゴジラ−1.0(3日)
ザ・キラー(10日:Netflix)
花腐し(10日)
暗殺の森 4K(10日:午前十時の映画祭)
スキンフォード/処刑宣告(17日)
BOND 60 007 第2弾(17日)
リアリティ(18日)
レオ(22日:Netflix)
首(23日)
ブラック・レイン(24日:午前十時の映画祭)
ほかげ(25日)
実は山崎ゴジラも北野最新作もあまり気になってません。(暴露)
自宅でサブスクをたくさん観たいですかねー。
長尺の映画についてはもう自宅鑑賞で良いかな、という気持ちに最近なりつつあります。
いつでもトイレ休憩できるし。
日本語字幕を消せるし。
せっかくNetflixとTV+契約してるんだし。
Appleがいまだに配信開始日を明かしてくれないのは気がかりですが…
Appleといえばゴジラのテレビシリーズも始まりますね!
来月(以降)も楽しみです。
(了)
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