自分自身が選んだ道を正解にする【アドバイザー紹介-大谷由佳-(後編)】
今回ご紹介するのは、ジェイック就職カレッジ-動画学習コース-で、アドバイザー(国家資格キャリアコンサルタント保有)として活躍する大谷由佳。
エージェントの立場を取っ払った、求職者目線の柔軟な情報提供が好評で、「自分自身が選んだ道を正解にする」をモットーに日々求職者に向き合っています。
後編では、エージェントの介在価値を発揮させるべく奔走したエピソードと、今後も転職支援に関わり続けたいと語るアツい想いに迫ります。
就職エージェントや友人から受けた苦言をきっかけに、自分を変えることを決意したエピソードは前編をご覧ください!
人材コーディネーターの仕事
大学卒業後は、クリエイターに特化した人材派遣会社に、人材コーディネーター(アドバイザー)として就職しました。求職者が希望する条件と、求人票を照らし合わせ、マッチさせる仕事です。
どのエージェントにも共通していますが、求職者の要望をすべて叶える求人は、世の中にほとんど存在しません。ですので、面談を通して求職者の希望条件に優先順位を立て、一緒に整理するスキルが必要とされました。
学生時代に人との距離に課題を感じていましたが、仕事を通して徐々に人との関わり方や、自分の意見を上手に相手に伝えるコツを掴んでいったように思います。
支援を必要とする人に届けたい
ところが、コーディネーターの仕事に慣れた頃、ふとアドバイザーの介在価値を疑問視するようになりました。というのも、派遣の面談であるがゆえに、毎度求職者に質問する内容は決まっています。
この三点のみをヒアリングし、条件に合った求人票を出し、業務内容を説明すれば面談は完了です。だから正直なところ、「求人サイトで充分では?私達の存在って必要?」と思いながら仕事をしていました。
そんな折、とある求人サイトにて「未経験・若年層・女性特化型の人材紹介事業 新規立ち上げ」と書かれた文字が目に留まりました。
未経験・女性特化型の人材紹介
一般的に就職/転職市場は、社会人経験層が有利になる傾向にあるため、未経験層は正社員就職にハードルを感じられる場合が多いです。
それに加えて、結婚・出産などライフステージが変化しやすい女性、しかも若年層となると、正社員就職で苦労されるケースがまだまだ多いです。
だからこそ、未経験層×若年層×女性の就職支援には、非常に介在価値があると気が付いたのです。
女性の就職については社会問題にもなっていたことから、難しいチャレンジであることは重々承知していました。だからこそ社会貢献性を胸に、意を決して二社目の「就業未経験な若年層女性」を支援する人材紹介の企業へ転職しました。
二足のわらじで就職支援
ところが、やはりこの事業は簡単ではありませんでした。営業とアドバイザーの二足のわらじを履いて奔走し、試行錯誤の日々でした。
支援をしていく中で、「他社エージェントでは支援を断られてしまった」とおっしゃる方を就職成功へと導けたときは、やりがいを感じました。
ところが、やりがいを感じると共に、新たな課題に気付きました。
様々なバックボーンから就活の知識が乏しく、なかなか就職へ繋がらない求職者が一定数いる状態だったので、「もっと時間をかけて彼女たちをレベルアップさせたい。その上で就職へ導きたい」と決意します。
自らキャリアセミナーを立ち上げる
そこで定時制の高校へ赴き、キャリアセミナーを開くようになりました。セミナー登壇はもちろん、資料やスライドの作成、そのための情報収集などの全工程すべてを行いました。
若年層女性が初めて就職をする時に知りたかった情報や、就活の基本知識。そして今後のキャリアを考えていく上で念頭に置いていただきたい情報などを、セミナーを通して求職者へ伝えていくうちに、「やはり資料や研修を通して、定期的にレクチャーしていく必要がある」と、手応えを感じていきました。
そう意気込んでいたのですが、その思いとは裏腹に、会社は事業の現状維持を考えているようでした。「このままでは本当に困っている方への就職支援がさらに広まることは無い」と思い、再度の転職を決意します。
理想としていた支援の形
そこで、転職したのがジェイックです。
ジェイックが提供している就職支援サービスでは、企業を紹介する前にオンラインの就活講座を提供することで、就活/転職スキルをレベルアップした上で面接に臨んでいただけます。
まさに私が課題に感じていた「たった一度の面談では理想の就職へと導けない」という点を解消できるサービスだったので、魅力に感じました。
過去に依存してはもったいない
ジェイック転職後は就職アドバイザーとして勤務し、現在は在職者層に向けた転職支援サービスに携わっています。
前職に引き続いて、関わる求職者は様々なバックボーンを抱えていらっしゃる場合が多いです。問題が根深く、解決まで時間がかかる方も一定数いらっしゃいますが、中には「自分の考え方次第で前へ進めるのではないか?」と感じる方もいらっしゃいます。
前に進んでいただきたいから
例えばとある求職者に、前職の環境や上司を強く非難し「人生終わった」と打ちひしがれている方がいらっしゃいました。
もちろん理不尽な経験があった上でのことですので、つらいお気持ち自体は尊重します。ただ、過去を悲観して「もうこの先何をしてもダメ」と決めつけてしまうのは、非常にもったいないと思います。
そこで相手の感情の機微や伝え方に充分配慮しながら、「これからの人生を良い方向に変えていけるように、努力をしてみませんか?」とお伝えしました。
自分の人生を決めるのは自分
すると求職者も「自分の人生なのに人や環境に委ねてばかりで、自分で良い方向に変えていく考えが今までなかったです…」と、思い至ったようでした。その後、順調に転職活動を行い、自分で選択した企業へ就職されました。
過去に起こった出来事に依存して、足踏みし続けるのはもったいないです。人生はどこからでもやり直せますので、転職を通して一歩踏み出していただきたいです。
エージェントっぽくないエージェントに
私は本当の意味で求職者に寄り添ったアドバイザーでいたいと考えています。つまりは、求職者に対して正直で誠実な相談相手でありたいので、他社のエージェントからは教えてもらえないような、業界の裏情報も包み隠さずお伝えしています。
中立の立場で情報提供
例えばこんな質問をいただいたことがあります。
私の回答としては、その方のご状況によりけりです。ただ、一般的にエージェントは給与が高い求人を勧める傾向にあります。
というのも、エージェントは紹介手数料というものがありますので、求人の給与額が高ければ高いほど手数料が多く手元に入る仕組みになっています。だから「絶対に給与が高い求人が良い!」と勧めてくるエージェントは…そういうことです。
一方で、ジェイックは紹介料がどの企業に対しても一定のため、どの求人に入社されても手数料は変わりません。ですので、求職者のご状況を客観的に加味してご相談に乗れます。
このように、「そんなことまで教えてくれて大丈夫?」と、求職者から逆に心配されるような業界の裏事情をお伝えした上で、ご相談に乗るようにしています。人材業界を渡り歩いてきた自分だからこそ語れるぶっちゃけ話がたくさんありますので、ぜひ何でも相談していただきたいです。
求職者の方へ
転職には決まった正解がありません。
未来のことは誰にもわからないからこそ、自分が選んだ道を正解にするために、過去をどう受け止めてどれだけ自分が動けるかが重要です。その結果得られた未来を、後から「この道を選んで正解だった」と胸を張れるように、あなたも自分の選択を正解にしていきませんか?
あなたの未来を正解に近づけられるよう、誠心誠意サポートしてまいります。
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