見出し画像

介護施設でも使える体操シリーズ~脚開閉2選~

今回ご紹介する体操は
脚開閉の運動です!

脚を大きく広げたり閉じたりする
股関節を動かす体操です。

股関節は硬くなっている方が
多い関節の1つなので
なるべく大きく動かしましょう!

今回は2種類の体操をご紹介します。

それでは
順番に解説していきます!



どんな効果があるの?


この体操の効果は大きく2つです。

まず1つ目は
股関節周りの柔軟性向上を目指します!

脚を大きく広げることによって
股関節を横方向に動かすことが出来ます。

この際、
内転筋群(太ももの内側の筋肉)を
ストレッチすることもできます。

この部分は硬くなりがちなので
しっかりと伸ばしたり動かしたりしていきましょう!


そして2つ目は
お尻の筋肉を鍛えることです。

脚を股関節から大きく開くことは
お尻の筋肉を使います。

座って行う体操では
お尻の筋肉は鍛えにくい部分なので
お尻を鍛える体操としては
難易度も低くてオススメです!


このようにこの体操は
ストレッチと筋トレの2つの効果を
同時に狙えるコスパ最強の体操です。



どうやればいいの?


それではやり方を解説していきます。

1、脚をしっかりと閉じます
2、脚をなるべく大きく横に広げます
3、元の位置までしっかりと戻します

これが基本の脚開閉運動です。

脚を大きく横に開いたり閉じたりを
繰り返していきます。


そして今度はアレンジバージョンの解説です。

1、脚をしっかりと閉じます
2、まず右脚を1歩横に出します
3、今度は左脚を1歩横に出します
4、次に右脚をもう1歩横に広げます
5、次は左脚をもう1歩横に広げます
6、今度は右脚を元の位置に戻します
7、さらに左脚も元の位置に戻します

このように
脚を2歩で横に広げて
1歩で元に戻していきます。

右横・左横・右横・左横・右元・左元
と6歩で1セットの運動になります。

5セット行うだけでも30歩分
脚を動かすことができる体操です。


大きく1歩で足を広げることが困難な方の場合
2歩かけて広げると大きく広げられることが
よくあります。

脚をたくさん動かす目的以外にも
脚をより広げる目的にも活用できる
やり方です。




意識した方がいいポイントは?


ポイントは
脚の付け根(股関節)から大きく
動かすことを意識して行ってください。

股関節を動かす体操なので
そこをしっかりと意識しないと
ただ膝を広げて閉じてのように
違う体操になってしまうこともあります。

すこし大げさなくらいに
脚を広げて見せて
脚の付け根(股関節)を動かすことを
意識付けさせながら行ってください。


さらに
お尻の筋肉を使っていることも
意識出来るとさらに効果的です!

お尻の筋肉を使っていることを意識して
脚を広げられたら完璧です!

しかし、
あれもこれもとなってしまうと
集中が途切れてしまい
効果が半減してしまうので、
まずは足の付け根から大きく動かすことを
意識してもらいながら行ってください。



注意点は?


この体操は
比較的安全に行える体操です。

大きな注意点はありませんが、
無理に動かしすぎると
痛みや痙攣(つる)に繋がります。

なるべく大きくやっていただきたい体操ですが
無理にならない範囲で行いましょう。

声掛けが大切になります!



まとめ


今回は脚の開閉体操を
2種類ご紹介しました。

比較的安全に
衰えやすい股関節とお尻の筋肉を狙える
オススメの体操の1つなので
ぜひ、日頃の体操に取り入れてみてください。

アレンジを加えるだけでも
程よい疲労感を得られていいと思います。


このように
介護施設でも使える体操や機能訓練を
毎日更新しています!

スキやフォロー、シェアなども大歓迎です!


いただいたサポートは書籍やセミナーで勉強して、より良い記事を書けるように頑張ります!