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介護施設でも使える体操シリーズ~お尻上げ~

今回ご紹介する体操は
お尻上げの運動です!

高齢者のみならず
現代人の生活習慣の問題として
座り過ぎがあります。

座りすぎると
体に様々な悪影響をもたらすと
言われています。

それを少しでも解消するためと
体幹などの姿勢を維持する筋肉を
維持・向上させる目的も込めて
行っている体操です。

最初は難しくて
なかなか出来ないかもしれませんが
続けることで出来るようになる
体操です。

ぜひ、参考にしていただき
日頃の体操に取り入れてみてください!


では、
さっそく解説していきましょう!



どんな効果があるの?


先ほども少し書きましたが
この体操の目的は

・お尻を持ち上げて血流を確保すること
・体幹などの筋力の維持・向上
などが挙げられます

※お尻上げの体操はお尻の筋肉を
鍛えることは目的にはなりません。

特に高齢者は
座っている時間が長くなりがちです。

たまに
お尻を持ち上げることは健康維持の
観点からもかなり重要だと思います。


さらにこの体操では
体幹(お腹の横)を刺激する効果が
あります。

この筋肉が衰えると
姿勢が崩れ、側弯や円背などの
姿勢不良になってしまいます。

血流を確保して健康を維持することや
体幹を刺激できる、いい体操です。



どうやればいいの?


それではやり方を解説します!

1、イスに真っすぐ座ります
2、右側(左側)のお尻をキュッと上に上げます
3、ゆっくりと下ろします

反対側も同様に行い
これを繰り返します。

この体操は
片方のお尻を持ち上げる体操になります。

自力で片方のお尻を持ち上げることが
困難な場合は
手の力を使って持ち上げるか、
体を傾けながらお尻を持ち上げてみてください。


これを自然と行える方法は、
「右側(左側)のお尻を上げて手で叩いて
マッサージしまよう」
です。

こう伝えると
お尻が自然と上がります。

ただし!
体を傾けてお尻をあげた場合は
体幹の筋肉を刺激できません。

なので
体幹を鍛えたい場合は
頑張ってお尻を上げてください!

とにかく
お尻を持ち上げて
血流を確保したい場合は
体を傾けたり、マッサージするのも
効果的だと思います!



意識した方がいいポイントは?


この体操のポイントは
体は真っすぐに
お尻だけ持ち上げること

です。

体が傾いてしまうと
体幹の筋肉に刺激を与えることが
出来ません。

体(頭の位置)はまっすぐのまま
お尻を持ち上げてください。

ただし
先ほどもお伝えしましたが
とにかくお尻を持ち上げたい場合は
体を傾けてでもお尻を上げてもOKです!



注意点は?


その他の注意点としては
体を傾けた際の転倒・転落には
注意してください!

特に
アームレストを支えとして行うと
イスごと倒れる危険性があります。

私は今まで経験したことはありませんが
可能性としてはあり得るので
注意が必要です。


また、
普段動かさない筋肉を動かすので
痛みが出現することがあります。
(脇腹の痙攣(つる)など)



まとめ


今回はお尻上げの体操を
ご紹介しました!

少し難しい体操ですが
続けて行うことで
出来るようになります!

また
立ち上がることなく
お尻を持ち上げられる体操なので
座り過ぎの予防にも効果があります。

ぜひ、日頃の体操の参考にしてください。


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