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ストレッチの効果をもう一段階上げる方法。「〇〇筋を伸ばす」ではなく、「〇〇筋の〇〇繊維を伸ばす」

今回は、筋肉の走行から、さらに効果的にストレッチを行うための方法をお伝えいたします。


ストレッチを提供する際にほとんどの方が一度は感じたことがあるでろう、
「実際に伸びているのか(効いているのか)わかりずらい」。

今回は、患者様やお客様に対してはもちろん、セラピストの皆様自身もそういった感情に悩まなくなることを目的とした記事です。

よりイメージが付きやすいように、実際に現場で活用することが多い
・ハムストリングス
・大胸筋
・腓腹筋
この3つの筋肉を例にお伝えいたします!


結論から書くとストレッチを提供する際に重要なのは、筋繊維と作用を踏まえて考えること。

一見難しそうですが、解剖学をイラストで理解していればシンプルです。
僕は、解剖学を文字のみで覚えることは苦手ですが、イラストで理解し、ストレッチを今回お伝えする考え方で臨床で使うことで、効果が出る方がグッと増えました。


ということで、よりイメージが付きやすい様に、おさらいの意味も兼ねて筋肉の作用&走行もイラスト込みでお伝え致します!



ストレッチのクオリティを上げるために重要な筋繊維からの考え方


まずそもそもストレッチの考え方から。
重要なのは、とてもシンプルに。
「作用(収縮)と反対の動きをすること」を意識することです。
収縮の反対が伸張なのでここは当たり前と言えば当たり前ですね。


では実際の現場で起こる「効いているかわからない」というケースはなぜ生じるのか?

それは総じて、筋繊維の面積が広い筋肉に対してイメージがつきづらいからです。

この現象をさらに細分化すると、



筋繊維が分かれている筋肉は、なんとなく伸びているのはわかるけどどの繊維を伸ばしているかわからない、という現象が生じます。
そのため効いているのかわからない、もしくはストレッチを提供しても効果が出ない、という残念な結果に繋がってしまいます。

面積が広い筋肉は総じて、繊維がいくつかに分かれているので狙った効果を出すためには
「〇〇筋を伸ばす」ではなく、「〇〇筋の〇〇繊維を伸ばす」という考え方が重要になってきます。


この点を踏まえて、
・大胸筋
・ハムストリングス
・大胸筋
上記3つのストレッチをそれぞれ解剖学を踏まえて見ていきましょう。

繰り返しになりますが、解剖学をイラストで理解していればシンプルです!

大胸筋の解剖と、より詳しいストレッチ方法

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