水野純一/理学療法士

理学療法士。Well Body株式会社代表取締役。中野で整体+トレーニングを提供するS…

水野純一/理学療法士

理学療法士。Well Body株式会社代表取締役。中野で整体+トレーニングを提供するStudioCEL(スタジオセル)、企業へセラピストを派遣する「オフィストレッチ」(https://office-stretch.com/)というサービスを運営しています。

マガジン

  • 専門的な話を、わかりやすく

    お客様から聞かれる、理学療法や身体に関する疑問などを会話形式で伝えています。一般の方も専門家の方も、肩肘張らずゆるく読んでください。

最近の記事

「常識を変え、身体を変え、人生を豊かに」

理学療法士の水野純一です。 2024年は定期的に備忘録の意味も込めてnoteを更新していこうと思います。 (肩肘張ると息切れすることは目に見えているので自然体な文章を不定期に) 今回は、2023年後半に「会社のミッション」を再定義した中で、自分自身の想いや事業を通して世の中に広げていきたいことを書きます。 結論から書くと、会社のミッションはタイトルの 「常識を変え、身体を変え、人生を豊かに」です。 サービス内容 改めて、簡単に現在の事業内容をざっくりと。 2022年9月

    • プロフィール、想い

      簡単な自己紹介 水野純一、理学療法士。 小学校から高校まで9年間サッカーをしていました (FWからスタートし最後は右SBというサッカー経験者ならわかる、あるあるパターン)。 その後、国家資格である理学療法士の資格を取るために専門学校に4年間通い、理学療法士として3年間医療機関に勤務→民間企業で新規事業立ち上げ→独立し店舗運営→法人として店舗&企業向けサービス運営(現在はここ)、という流れです。 「身体のトラブル悩む人を1人でも減らしたい」という信念があります。 そのため

      • ハムストリングスのタイトネスを引き起こす原因-姿勢&機能の両面から-

        僕自身はわずか4ヶ月でしたが、Physio365での最後の記事になりました。 最初に、企業へのセラピスト派遣事業に関しての現状を書かせていただきます!

        • 僧帽筋&胸鎖乳突筋から肩こりを捉える

          国民病とも言われる肩こり。 大前提として、「肩こり」という言葉は抽象的でありますが、肩こりの訴えがある方を担当していると、いくつかの筋肉に原因が絞れるという印象です。 今回は原因として多く遭遇する僧帽筋&胸鎖乳突筋の観点から、肩こりへのお伝えいたします。 肩こりを生理学的に捉えると

        「常識を変え、身体を変え、人生を豊かに」

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        • 専門的な話を、わかりやすく
          4本

        記事

          腰痛の原因となる股関節伸展制限への対処法3パターン

          腰部の痛みの原因は、限りなく存在します。 腰部痛に限らずですが、痛みの原因を判別することが介入における最初のアプローチ(大前提)となります。 今回は、現場で遭遇することが多い、歩行時のトラブルが腰部痛を引き起こすケースについてお伝えいたします。 腰痛と関連が深い歩行時のフェーズは? 歩行時の中でも腰部の痛みと特に関連が深いのは、立脚後期だと考えています。

          腰痛の原因となる股関節伸展制限への対処法3パターン

          ストレッチを、様々なフェーズに分けて選ぶ

          このマガジンでは常々書いていることではありますが、身体の疼痛や可動域制限などのトラブルを抱えている方に対して、ストレッチが有効であると自分の中で確信を持って日々お客様(30~60歳代が8.5割)に接しています。 その際に、どのような方にどのようなストレッチを行うかということがエクササイズと同じく非常に重要になってきます。 今回はフェーズごとに分けたストレッチのチョイス方法をお伝えしていきます。 皆様の臨床において参考になれば幸いです。 大まかに以下のように分けて考えてい

          ストレッチを、様々なフェーズに分けて選ぶ

          体幹部ー股関節周辺筋の連結を踏まえたアプローチ方法

          身体を観る中で、単体の筋肉や関節のみを捉えるのではなく、全体を俯瞰(複数の筋肉や関節、動作を含め)して介入方法を組み立てることは動作を変えるなどポジティブな影響を与える上では、非常に重要です。 今回は実際に現場で行っている、体幹部と股関節周辺筋群との関係性を加味したストレッチをお伝え致します。 腸腰筋&横隔膜ストレッチ

          体幹部ー股関節周辺筋の連結を踏まえたアプローチ方法

          企業へのセラピスト派遣事業、テスト版で感じたセラピストのニーズ

          今回は以前から何度かこちらの記事の中で書いている、「オフィスへのセラピスト派遣事業」の進捗について、テスト版で1ヶ月行ってみて様々な面が見えてきたので、そのあたりをお伝えしていきます。 肩こりや腰痛予防へのニーズがあることは仮説通りでしたが、肩関節周囲炎初期や産後の方へのケアもニーズがある(そういった方が出勤している)という面が、1ヶ月間実際に行ってみる中で見えてきたポイントでした。 以下に細かく書いていきます。 この事業の時系列

          企業へのセラピスト派遣事業、テスト版で感じたセラピストのニーズ

          上腕三頭筋"長頭"と肩関節のトラブルを繋げて捉える方法

          肩関節の可動域制限や、肩甲骨周りの”張り感”や”コリ感”へのアプローチは肩甲骨や健康上腕関節の構造が独特なこともあり、難渋するケースが多いと感じています。 今回は、ここ最近実際に行っていてお客様の反応が良いと感じている「上腕三頭筋からのアプローチ」をお伝えいたします。 筋肉の連結を踏まえて考えると、上腕三頭筋の中でもより重要なのは長頭になります。 上腕三頭筋の解剖

          上腕三頭筋"長頭"と肩関節のトラブルを繋げて捉える方法

          胸腰筋膜から考える、身体背面のトラブルへのアプローチ

          慢性腰痛や”背中の張り"、殿部の痛みに対し、ストレッチやエクササイズが重要であることはいうまでもありません。 ただ、単なるストレッチではなく胸腰筋膜を踏まえたアプローチが効果的である場合が、30~60歳代の方は特に多いと感じています。 シンプルに1つではなく、2つの筋肉を同時に伸ばすことのメリットは大きく、普段のストレッチとは違う感覚、と言われることも。 ということで今回は胸腰筋膜のおさらいと、実際に行っているケアをご紹介いたします! 胸腰筋膜の解剖、役割 まず人間

          胸腰筋膜から考える、身体背面のトラブルへのアプローチ

          バリエーション増&マット要らず!バランスボールストレッチ5選

          先日、理学療法士兼動画クリエイターの石田さん(実は専門学校の先輩でもあります)に当店の紹介ムービーを作って頂きました! 動画の質&編集クオリティはもちろん、 ・しっかりストーリーを立てて動画構成を組み立て ・セラピストなので「手」にフォーカスする この辺のこだわりがセラピストとクリエイターとしての掛け算で、個人的にとても良いなと思いました! セルでは業務委託でスタッフも募集していますのでご興味ある方はお気軽にDMにてご連絡くださいー! ================

          バリエーション増&マット要らず!バランスボールストレッチ5選

          スペースいらずで行える、椅子を使ったストレッチ5選

          今回は、僕が実際にお客様に推奨している「椅子を使ったストレッチ」を5つお伝えいたします。 なぜ椅子なのか?と思われるかもしれませんが、 ①転倒の確率が限りなく少ない ②行う心理的ハードルがマット状のストレッチなどと比較して低い ③場所を選ばずに行える これらの点が挙げられます。 普段、担当しているお客様は35~55歳の方が多いので、転倒のリスクは少ないですが、なんといっても②の点が一番大きいです。 極端な話テレビやYouTubeを見ながら、ストレッチを行えるくらいでないと

          スペースいらずで行える、椅子を使ったストレッチ5選

          教科書かSNSどちらで勉強したら良い?について知り合いに伝わるように話した

          水野「さて今日はセラピストの勉強の仕方について話していこうと思う」 セ「理学療法士って休みの日もセミナーとかに行くんでしょ?」 水「コロナ前のセミナーブームは凄かった。僕も1.2年目あたりは毎週のように行っていた、しっかり懇親会まで」 セ「懇親会楽しそう」 水「最近、教科書やSNSなど何で勉強していますか?という質問が来る」 セ「学生時代は追試ばかりだったのに勉強の仕方の質問をされるとは」 水「確かに、学生時代を思うと甚だ信じ難い!とはいえ社会人になってからの方が

          教科書かSNSどちらで勉強したら良い?について知り合いに伝わるように話した

          体幹前屈時に生じる腰痛への対処-骨盤・腹直筋&多裂筋からの観点-

          整形外科クリニックや自費のパーソナルなど、様々なケースの腰痛を訴えるお客様に対処してきましたが、ここ数ヶ月で「体幹前屈動作時に生じる腰痛」に対する考え方がまとまってきました。 上記は実際に当店にいらっしゃる腰痛でお悩みのお客様のお写真です。 1回の評価&ストレッチの提供でここまで動作は変わります。 「体幹前屈時に手が床に付かない=ハムストリングスが硬い」 それはそうなので僕も過去にはそれしか引き出しがなかったのですが、この思考だけだと必ず行き詰まります。 ここ最近感じ

          体幹前屈時に生じる腰痛への対処-骨盤・腹直筋&多裂筋からの観点-

          理学療法士は様々な分野からニーズがある

          今回は少しテイストを変えて、現在進めている企業へのセラピスト派遣事業の進捗や、企業様から見た理学療法士のニーズなどについて臨床の知識系ではないですが、こちらでお伝えしていきます。 実際に、生の声を最近聞いている中で改めて感じますが、理学療法士のニーズは想像していた以上にあります。

          理学療法士は様々な分野からニーズがある

          「身体が硬い」という現象を知り合いに伝わる様に話した

          セル子「あれ、更新頻度空いたね」 水野「いきなり痛い所を突くな。今日は"身体が硬い"ということについて話していこうと思う」 セ「私、身体硬いと思う」 水「身体が硬い、って実はすごくフワッとした言葉で」 セ「そうなんだ。身体がガチガチな感じするけど」 水「どの辺がガチガチな感じがする?」 セ「うーん、身体全体」 水「身体が硬いっていうのは、基本的に"筋肉が硬い"を指す」 セ「流された」 水「股関節が硬い、というのも細かく見ると"股関節周りの筋肉が硬い"」 セ

          「身体が硬い」という現象を知り合いに伝わる様に話した