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ストレッチを、様々なフェーズに分けて選ぶ

このマガジンでは常々書いていることではありますが、身体の疼痛や可動域制限などのトラブルを抱えている方に対して、ストレッチが有効であると自分の中で確信を持って日々お客様(30~60歳代が8.5割)に接しています。


その際に、どのような方にどのようなストレッチを行うかということがエクササイズと同じく非常に重要になってきます。

今回はフェーズごとに分けたストレッチのチョイス方法をお伝えしていきます。
皆様の臨床において参考になれば幸いです。

大まかに以下のように分けて考えています。

phase1.座位で行えるストレッチ
phase2.膝立ち、四つ這い、バランスボール等を使ったストレッチ
phase3.筋連結を考慮したストレッチ


そもそもストレッチを行う理由


how toばかりになるとあまり意図が伝わらないケースもあるので、まずは前提を揃える意味でも、なぜストレッチを選ぶことが多いのかを最初に軽く書いておきます。

一言でいうと、施術とエクササイズの中間であるからです。

身体に生じる痛みの原因がメカニカルストレスから生じている場合は、基本的に身体のある部位が上手く使えておらず、他の部位に過剰に負荷がかかっているケース、です。

例えば、体幹の回旋可動域制限により、腰痛が発生している場合。
良く見られるのは、回旋角度が比較的大きい(35~45°)胸椎の可動域制限が生じ、回旋角度が比較的小さい(5°)腰椎へ過剰な負荷がかかることによって、痛みが生じる、というケース。

この場合は、胸椎の可動域制限が生じている原因を突き止め、対処するわけですが、そこで施術”のみ”だと強度が低く、いきなりエクササイズは強度が高く、さらに疼痛を引き起こしてしまうリスクもある。

そのため、上述したようにこの両方の中間を取れるのがストレッチであると考えています。


phase1.座位で行えるストレッチ

ということで、まずは難易度が低い椅子を使って行うストレッチから。

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