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現代を「鬼滅の刃」から読み解く

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#エッセー

現代を「鬼滅の刃」で読む(捌):一緒にご飯食べよぅ

現代を「鬼滅の刃」で読む(捌):一緒にご飯食べよぅ

人間は動物です。でも、ほかの動物と人間らしさを分かつものは何でしょう。

いろいろありますが。いま、一つ上げるとしたら「ご飯を一緒に食べる」です。

動物界では、食事は単独でするのが一般的です。ご飯を盗まれないように安心できる草陰に持って行って食べます。確かに食事をしているときには、意識もそちらに持っていかれて、攻撃も受けやすくなるでしょう。

人間の場合、テーブルを囲んで、相手の顔を見ながら食べ

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現代を「鬼滅の刃」で読む(漆):当事者性の罠

現代を「鬼滅の刃」で読む(漆):当事者性の罠

数字のマジックというのは怖いものです。だからこそ、統計分析するときにはデータのばらつきなど、いろいろ注意します。

自己中心的で、かつ自己愛が強いものの中には、自分の処遇に対して納得いかない場合に、「常に」その原因を自分以外に求める者がいます。

自分がうまくいかない理由を、一般的な数字や属性で説明しようします。

自分がうまくいかない理由が自分にあることは認めないので、例えば、自分の「属性」を使

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現代を「鬼滅の刃」で読む(陸):無惨のパワハラ

現代を「鬼滅の刃」で読む(陸):無惨のパワハラ

鬼舞辻無惨のパワハラ会議はいっとき話題になったそうですね。パワハラをしている側は自覚がないということがこの問題を難しくします。(主観的に)正しいことをしているだけのようです。

パワハラをする側の辻褄はあっているわけです。彼の合理性に照らし合わせれば彼の言動のロジックに何の矛盾もない。

これも「認識のフレームワーク」の違いと言ってしまえばそれまでなのかもしれません。

ただし、途中のロジックが正

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