マガジンのカバー画像

【記録】中学生ソフトボーラーとの軌跡

14
運営しているクリエイター

#いま私にできること

因果応報(2019/3/18)

因果応報(2019/3/18)

牡蠣にあたった中学生の話を、ゲラゲラ笑いながら聞いていた翌日、自分も牡蠣にあたった。

その日は、朝起きたときから、なんか頭が痛くて寒かった。
しかしながら、中学の部活があったため、しっかり防寒し、通勤ラッシュの電車に揺られた。
グラウンドに着くと不思議なもので、心も身体もしっかり熱くなり、元気よく4時間練習を終えた。

しかし。
帰宅した途端に、悪寒が走り、頭痛腹痛に耐えきれず、すぐにベッドに横

もっとみる
見る、見られる。(2019/2/11)

見る、見られる。(2019/2/11)

先日、選手達が、春の大会に向けてミーティングをした。

私が感じる、今のチームの長所は、冷静に客観的にかつ端的に、自分達を分析できることだ。
中学生ながらに、その年齢以上の賢さを感じることが多々ある。

このミーティング中も、驚かされる点が沢山あった。

何に驚かされたか。

それは、選手達の「聞き取る力」である。
練習中に選手達へ伝えた一言はもちろん、毎練習後のミーティングで何気なくした技術指導

もっとみる
コーチの価値。(2019/1/30)

コーチの価値。(2019/1/30)

練習後の帰り道、電車内で1人の生徒に尋ねられた。
「あと何回、練習来られますか?」

学生コーチとして関わることができる残りの練習回数は、もう残り15回を切っていた日のことだった。

「終わりが見えている」というのは、時にモチベーションとなる、その一方で、それゆえに生じる葛藤がある。

去り行くことが分かっているコーチが、残せるものは何か。

自分がこれまで3年間のコーチ生活でやり残してきたことは

もっとみる
見える景色。(2019/1/27)

見える景色。(2019/1/27)

土曜日が、おもしろい。

午前中に川崎市の中学校の部活へ、午後は付属中の部活へ行く生活である。

この両校は『中学女子 ソフトボール部』というカテゴリーは同じだが、練習頻度や練習体制、所属部員の性質やチーム目標に至るまで、異なることの方が多い。

同じことは、ただ1つ。
中学生ならではの素直さと純粋さ。

それゆえ、両校の選手への、自分のアプローチというのは、大きく変わる。
午前と午後で『自分』が

もっとみる
人生最高の喜び。(2018/10/20)

人生最高の喜び。(2018/10/20)

新人大会は、下馬評を覆し、
4戦3勝1敗、ブロック予選2位で通過した。

3回コールドで相手を下した試合もあり、そこでは
ピッチャーが8奪三振と捕邪飛で、9つのアウトを取りきった。

ピッチャーの成長は、一目瞭然だった。

自分が指導に携わることができた生徒の活躍が、こんなにも嬉しいとは思わなかった。

前日は不安で眠れなかった、初の公式試合だったはずが、
彼女達は大金星をあげて締めくくった。

もっとみる
指導者としての『自負と責任』。(2018/10/15)

指導者としての『自負と責任』。(2018/10/15)

10月7日。
秋の新人大会ブロック予選が行なわれた。

さかのぼること、1ヶ月前。9月7日。
現役1、2年生チームは、学校史上最高の成績を残して引退した3年生との紅白戦を行なった。

結果は、3回時間コールド
「22-1」敗戦。

ピッチャー2人で与えた四死球は15を数えた。

ソフトボールは、「試合の8割はバッテリー」
と言われることもあるくらい、ピッチャーキャッチャーは重要なポジションを占める

もっとみる