見出し画像

メモ 民主主義に始む〜

民主主義(日本)

自民一強←野党が弱いから&比較的勉強している議員が多い

野党の弱さ

リアリズムの欠損(「リベラル」政党)
代案なしの批判
現在の野党第一党が政権を取ったものの(民主党政権)、”悪夢”
少数派擁護への傾倒→多数派の票を拾えない
理想は掲げるが財源は?国債発行には否定的なのに…
反自公の一点張り
全国基盤が不十分?(維新・国民)
↑党勢拡大途上?(維新・国民・参政)
積極的に推せるほどでない

”良い”政党とはなにか?

リアリズム志向
政策のバランス感覚
政策実現力(外交等の能力を含む)
国民・民族利益の最大化を志向
宣伝力
党の安定性(度々分裂するようでは困る)
党員の思想信条がほぼ同じスタンス
クリーンさ
多岐分野に及ぶ見識
歴史・伝統・文化の保護

この点から考えると既存政党では不十分な要素がある。例を挙げれば、自民党は左派から右派まで広く人材がいるため、党の安定性もしくは統一性に欠けるものがある。とはいえ、共産党のようにトップダウンの傾向が強くなりすぎると思考が凝り固まり、不健全である。

ナチ党に軽く触れる

また、民主主義こそが独裁者ヒトラーを生み出したという事実を抑えておく必要がある。当時のドイツは世界で最も民主的な憲法とされたワイマール憲法の下にあったのに、だ。彼のナチ党(設立者は彼ではないが。)は自民族を持ち上げ、他を下等として過激な民族主義を唱えた。また、失業者対策に取り組み、一定の成果を挙げた。宣伝力で言えばゲッベルスに挙げられるように、簡単なスローガンの刷り込みによって支持を獲得した。然し、組織としては、党内での権力闘争は過激であり、ヒトラーが頭であることで体をなしていた。また、先述の失業者対策を始めとする経済政策などには批判も少なくない。

結局彼らは失敗した。その極端なイデオロギーは敵を生み、ヒトラーは軍事作戦に介入して失敗し、果てには敗戦し、国家は分割され、当初恐れていた共産主義勢力の拡大を招いた。

国民・民族利益の最大化を志向

これはナチ党の主張に似たものであると思われるかもしれないが、難題である。というのも、彼らの行いは国民や民族の利益に資しただろうか。私はそうは思わない。何故なら、兵士を除いた民間人も第二次世界大戦終盤、ドイツ領内への侵攻が行われたなかで蹂躙され、終戦後の東ドイツの窮状や、恥ずべき歴史を負った現在に続く国民を思えば、逆に損失なのである。つまり、このテーマは「先見性」「国内外におけるバランス感覚」がなければ実現し得ないのだ。それは党内の優れた人材の収集や与野党間での討論による政治的決断を要する。これを考えれば、「今の野党はバカが多いから〇〇党は解散させよう」とは簡単には言えないのだ。(議員数は減らしても良いとは思うが。)

今日の要点

一つ、いつでも頭に置くべきことは、人間は不完全であるということだ。政治に明確な正解不正解はない。状況も刻一刻と変化している。その中で、未来を見通し、最良の選択を取れる人間がいると思ってはならない。それは私自身も、あなた自身も、である。だから多くの人間で話し合って、手探りで妥協案や”現時点で考えられる”最良の案を模索し、少しづつ政治を動かしていく。これを「漸進主義」という。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?