和泉葛城
今私は蔵書を整理している。その作業を通して、いくつか興味深い本が出てきたので、今回はそれについて語ろうと思う。 まずは一冊目から。一冊目は『月刊ムー』だ。 このムーを購入したのは4年前の2020年で、Twitter(現X)で巻頭特集が話題になっていたので興味がでて購入したのだ。このムーが書店の店頭に並ぶ前に、ダイヤモンド・プリンセス号がニュースに取り上げれていた時期があった。当時はコロナ禍のど真ん中で、連日それに関連したニュースが取り上げられていたものだ。ダイヤモン
私は特別な理由がない限り、毎週土曜日にnoteに記事を投稿している。今は仕事のシフトが以前とは変わっているから、金曜から記事を作成することもある。 ただし内容は行き当たりばったりだ。何を書こうかすんなり決まる時もあるが、大体の場合は何を書こうかと悩む時間の方が長い。すんなり決まった時は、前日からある程度書いて土曜に記事を投稿という流れになるが、そうでないときは土曜になっても何を書こうか決まらず、結局テーマを絞り出す羽目になる。今こうやってnoteの記事を作成しているわけ
どうしても整理したいものがある。手帳とノートだ。以前に書いた記事でも書いたが、私は手帳やノートを使い切れないほど持っている。手帳やノートだけでなく、ルーズリーフ、レポート用紙なんかも未使用のものが山積みになっている。 使いかけのものも山積みになっている。最初の数ページを使ってそれっきり……というのがほとんどだ。大体が、使っていない期間が長すぎて存在を忘れてしまったものだ。そのくせ新しく使うためにノートを引っ張りだすなんてことをしている。悪循環だ。どうにかして、この悪循環
『本とかノートとか手帳とかカードとか、紙で出来たものがとにかく好きです。』クリエイターページに自己紹介として書いた文言だ。私はとにかく紙と紙を束ねたものが好きなのだ。本については今まで投稿してきた記事で語ってきたので、本稿ではノートについて語ることにしよう。 学校に通い始めてから使うようになったが、今も日常的にノートを使用している。大学生の頃は講義のノートを一部PCでとっていたりしたが、それも結局プリントアウトしてルーズリーフに貼り付けたりしていた。大昔のノートは捨てて
文庫本は新潮文庫を中心に買っている。他にも文庫本は買っているが、一番多いのは新潮文庫だ。特に理由はない。強いて言えば、はじめて手に取ったのが新潮文庫だったというところだろう。 さて、新潮文庫と言えば、カバーの葡萄マークだろう。昔はこれを集めて景品と交換することが出来た。私はこのキャンペーンでマグカップをもらった。このマグカップは今も愛用している。さて、このキャンペーンは2014年まで実施されていたが、現在はそれに類するキャンペーンは実際されていない。 そう、実施され
熱といっても体温的な熱ではない。情熱とかそういった熱の話をしたい。ちょっとしたきっかけで失ったり取り戻したりする、あれだ。 私自身はあまり熱がないと思っている。友人とのDiscordでのやりとりだって、友人は盛んに発言しているが、私はほとんど何も発言していない。たまにちょろっと何か言うくらいである。ではまったく何もしていないのかということ、そうでもない。 最近は意識的に読書をしている。本を読もうという気持ちもある。それもこの1年で100冊読破するという目標を立てたか
少し前の話になるが、『㐧一芸人文芸部 創刊準備二号』を読了した。 普段は読んだ本に強く影響を受けるといったことはあまりないのだが、この本に限っては例外になりそうだ。というのも、ピストジャムさんの寄稿されていた書評で、琴線に触れるものがあったからだ。 それが虚構船団の書評である。この書評ほど、紹介された本を読んでみたいと思った書評はない。今まで本をオススメする形の書評は読んできたが、腹をくくって読めとのたまう書評ははじめて読んだ……気がする。 書評では文庫本で読む
いつだったか、図書整理カードが廃盤になってしまっていたという話を書いた。それ以来、書籍情報は京大式カードに手で書き込んでいた。ただこれはちょっと問題があった。というのも、本が1~2冊程度の時は良いが、これが10冊以上ともなると、書き込んでいるうちにペンを持つ手が痛くなってしまうのだ。筆圧が高いが故の問題である。 この問題をどう解決するべきか。私はとりあえず、京大式カードに書誌情報を書き込むための欄をワープロソフトで簡単なテンプレを作成した。書き込む書誌情報は決まっている
本を読み終わったら、個人的にしていることがある。読了ツイートだ。 これは自分の読書記録のためにしている側面もある。いつ読了したかを見えるようにしておきたいのだ。また、このツイートのおかげで、自分がどんな本を読んできたのかもわかるようになる。 これらは要するに、記録だ。私が今までに読んできた本が、感情を抜きにしてリスト化されているわけだ。記録は細やかにつける一方で、感想などはあまり書いてこなかった。読書感想文などは小学生のころに書いたくらいである。いや、書いただろうか
先日開催された文学フリマ東京38に参加したので、今回はどんな本を買ったのか、いわゆる戦利品報告をしてみようと思う。出店者としてのレポは前回の記事を読んでいただきたい。 細かく見ていく前に、まずは全貌を明らかにしてみよう。以下の画像は買った戦利品を積み上げたものである。 よくもこんなに買いまくったものである。しかし見返してみると、前回ほどではないに気づく。全体を見たところで、次は各戦利品にフォーカスしていってみよう。数が多いので、ある程度まとめてフォーカスしていく。
本日開催された文学フリマ東京38にサークルとして参加しました。今回はその振り返りとなります。 今回参加した文学フリマ東京38は、前回と同じく東京流通センターのすべての展示場を使っての開催となりました。来場者数については現在のところ発表がありませんが、前回と同じ程度には来ていたのではないでしょうか。ブースをまわっていて、身動きがとれなくなることが度々ありました。 そんな中でサークルとして出店したのですが、前回に引き続き、手に取っていただいた量よりも、自分が買った本のほ
文学フリマ東京38当日まで、残すところ1週間余り。会場は今回も東京流通センターですが、全ての展示場をつかって開催するという最大規模のものとなります。 今回の文学フリマでは、既刊中心の出店となります。詳細は以下のツイートのリンクからご確認いただけます。 当日は第一展示場のスペース【N-37】にてお待ちしております。 さて、以前にもアナウンスのあったとおり、今回が東京流通センターで開催される最後の回となります。12月1日に開催される文学フリマ東京39以降は、会場が東
5月19日に開催される文学フリマ東京38に参加します。サークルスペースは【N-37】で、以下の画像の位置になります。 今回の文学フリマ東京38は、東京流通センターで開催される最後の回となります。次々回の文学フリマ東京39からは、東京ビッグサイトでの開催される事になります。運営のツイートでは、これまでにないペースで申し込みが殺到しているようです。速攻で申し込みしておいて良かった……。 カタログについてはこちらのツイートからご確認いただけます。カタログにない既刊も当日持
本日開催されたゲームマーケット2024春の1日目に、友人のサークル『空理計画』の手伝いとして参加した。いわゆる参加レポである。 前回と同じく、今回も新作中心の出店となった。今回の新作は『デルタクル』というゲームで、小さな魔女になり宝石を集めて得点を競うボードゲームだ。魔女にはそれぞれ特殊な能力があり、それを発動することでゲームを大きく有利にすることができる。 また、魔女たちは箒で飛び回っているため、速度管理が勝利のためのカギになる。速すぎると宝石を集められないが、遅す
いつも本を買っているが、今回はその中からいくつかピックアップしようと思う。 ピックアップするのは、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、『われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」』と『リアリティ+ バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦 (上下)』の4冊だ。 まずは『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』からだ。この本は、Twitter(現X)でタイムラインに宣伝ツイートが流れてきたのを見て興味を持ったのだ。著者が発売前に重
hontoが3月いっぱいで通販サービスを終了するというので、その前に何冊か本を買っておいたのだが、先日そのうちの1冊を読んだ。 前々から読んでみたいと思っていた本で、通販サービスの終了をきっかけに購入したのだ。この本を読んでの感想が下のツイートだ。 さて、ロゴスという言葉には様々な訳語がある。文脈にもよるが、おおよそ「言葉」、「原因」、「理性」、「根拠」などに訳し分けられる。また本文中では、「ロゴスは人間が人間たる前提として共有しているもの」と定義されている。それら