和泉葛城

本とかノートとか手帳とかカードとか、紙で出来たものがとにかく好きです。

和泉葛城

本とかノートとか手帳とかカードとか、紙で出来たものがとにかく好きです。

マガジン

最近の記事

集めている話

 文庫本は新潮文庫を中心に買っている。他にも文庫本は買っているが、一番多いのは新潮文庫だ。特に理由はない。強いて言えば、はじめて手に取ったのが新潮文庫だったというところだろう。  さて、新潮文庫と言えば、カバーの葡萄マークだろう。昔はこれを集めて景品と交換することが出来た。私はこのキャンペーンでマグカップをもらった。このマグカップは今も愛用している。さて、このキャンペーンは2014年まで実施されていたが、現在はそれに類するキャンペーンは実際されていない。  そう、実施され

    • 熱の話

       熱といっても体温的な熱ではない。情熱とかそういった熱の話をしたい。ちょっとしたきっかけで失ったり取り戻したりする、あれだ。  私自身はあまり熱がないと思っている。友人とのDiscordでのやりとりだって、友人は盛んに発言しているが、私はほとんど何も発言していない。たまにちょろっと何か言うくらいである。ではまったく何もしていないのかということ、そうでもない。  最近は意識的に読書をしている。本を読もうという気持ちもある。それもこの1年で100冊読破するという目標を立てたか

      • 読んだ本と買った本の話

         少し前の話になるが、『㐧一芸人文芸部 創刊準備二号』を読了した。  普段は読んだ本に強く影響を受けるといったことはあまりないのだが、この本に限っては例外になりそうだ。というのも、ピストジャムさんの寄稿されていた書評で、琴線に触れるものがあったからだ。  それが虚構船団の書評である。この書評ほど、紹介された本を読んでみたいと思った書評はない。今まで本をオススメする形の書評は読んできたが、腹をくくって読めとのたまう書評ははじめて読んだ……気がする。  書評では文庫本で読む

        • 図書整理カードを自作する話

           いつだったか、図書整理カードが廃盤になってしまっていたという話を書いた。それ以来、書籍情報は京大式カードに手で書き込んでいた。ただこれはちょっと問題があった。というのも、本が1~2冊程度の時は良いが、これが10冊以上ともなると、書き込んでいるうちにペンを持つ手が痛くなってしまうのだ。筆圧が高いが故の問題である。  この問題をどう解決するべきか。私はとりあえず、京大式カードに書誌情報を書き込むための欄をワープロソフトで簡単なテンプレを作成した。書き込む書誌情報は決まっている

        集めている話

        マガジン

        • MtG
          1本

        記事

          本を読んだ後の話

           本を読み終わったら、個人的にしていることがある。読了ツイートだ。  これは自分の読書記録のためにしている側面もある。いつ読了したかを見えるようにしておきたいのだ。また、このツイートのおかげで、自分がどんな本を読んできたのかもわかるようになる。  これらは要するに、記録だ。私が今までに読んできた本が、感情を抜きにしてリスト化されているわけだ。記録は細やかにつける一方で、感想などはあまり書いてこなかった。読書感想文などは小学生のころに書いたくらいである。いや、書いただろうか

          本を読んだ後の話

          いまさら文学フリマ東京38の戦利品報告

           先日開催された文学フリマ東京38に参加したので、今回はどんな本を買ったのか、いわゆる戦利品報告をしてみようと思う。出店者としてのレポは前回の記事を読んでいただきたい。  細かく見ていく前に、まずは全貌を明らかにしてみよう。以下の画像は買った戦利品を積み上げたものである。  よくもこんなに買いまくったものである。しかし見返してみると、前回ほどではないに気づく。全体を見たところで、次は各戦利品にフォーカスしていってみよう。数が多いので、ある程度まとめてフォーカスしていく。

          いまさら文学フリマ東京38の戦利品報告

          文学フリマ東京38出店レポ

           本日開催された文学フリマ東京38にサークルとして参加しました。今回はその振り返りとなります。  今回参加した文学フリマ東京38は、前回と同じく東京流通センターのすべての展示場を使っての開催となりました。来場者数については現在のところ発表がありませんが、前回と同じ程度には来ていたのではないでしょうか。ブースをまわっていて、身動きがとれなくなることが度々ありました。  そんな中でサークルとして出店したのですが、前回に引き続き、手に取っていただいた量よりも、自分が買った本のほ

          文学フリマ東京38出店レポ

          文学フリマ東京38まであと1週間という話

           文学フリマ東京38当日まで、残すところ1週間余り。会場は今回も東京流通センターですが、全ての展示場をつかって開催するという最大規模のものとなります。  今回の文学フリマでは、既刊中心の出店となります。詳細は以下のツイートのリンクからご確認いただけます。   当日は第一展示場のスペース【N-37】にてお待ちしております。  さて、以前にもアナウンスのあったとおり、今回が東京流通センターで開催される最後の回となります。12月1日に開催される文学フリマ東京39以降は、会場が東

          文学フリマ東京38まであと1週間という話

          文学フリマ東京38に参加する話

           5月19日に開催される文学フリマ東京38に参加します。サークルスペースは【N-37】で、以下の画像の位置になります。  今回の文学フリマ東京38は、東京流通センターで開催される最後の回となります。次々回の文学フリマ東京39からは、東京ビッグサイトでの開催される事になります。運営のツイートでは、これまでにないペースで申し込みが殺到しているようです。速攻で申し込みしておいて良かった……。  カタログについてはこちらのツイートからご確認いただけます。カタログにない既刊も当日持

          文学フリマ東京38に参加する話

          ゲームマーケット2024春で友人を手伝った話

           本日開催されたゲームマーケット2024春の1日目に、友人のサークル『空理計画』の手伝いとして参加した。いわゆる参加レポである。  前回と同じく、今回も新作中心の出店となった。今回の新作は『デルタクル』というゲームで、小さな魔女になり宝石を集めて得点を競うボードゲームだ。魔女にはそれぞれ特殊な能力があり、それを発動することでゲームを大きく有利にすることができる。  また、魔女たちは箒で飛び回っているため、速度管理が勝利のためのカギになる。速すぎると宝石を集められないが、遅す

          ゲームマーケット2024春で友人を手伝った話

          最近買った本の話

           いつも本を買っているが、今回はその中からいくつかピックアップしようと思う。  ピックアップするのは、『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』、『われわれは仮想世界を生きている AI社会のその先の未来を描く「シミュレーション仮説」』と『リアリティ+ バーチャル世界をめぐる哲学の挑戦 (上下)』の4冊だ。  まずは『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』からだ。この本は、Twitter(現X)でタイムラインに宣伝ツイートが流れてきたのを見て興味を持ったのだ。著者が発売前に重

          最近買った本の話

          今週読んだ本の話2

           hontoが3月いっぱいで通販サービスを終了するというので、その前に何冊か本を買っておいたのだが、先日そのうちの1冊を読んだ。  前々から読んでみたいと思っていた本で、通販サービスの終了をきっかけに購入したのだ。この本を読んでの感想が下のツイートだ。  さて、ロゴスという言葉には様々な訳語がある。文脈にもよるが、おおよそ「言葉」、「原因」、「理性」、「根拠」などに訳し分けられる。また本文中では、「ロゴスは人間が人間たる前提として共有しているもの」と定義されている。それら

          今週読んだ本の話2

          読んだ本の記録の話

           去年の年末から、ブクログを使いはじめた。主に読書の記録をつけるためだ。以前から私は、ルーズリーフにリスト形式にまとめる形で読書ノートをつけていた。ただ、この形ではひと月で何冊の本を読んだかが不明瞭になってしまうという欠点があった。そのため、ブクログの読書記録のような、グラフの形で記録を残すサービスの利用しようと考えたのである。  上記のツイートをしたあと、知人に強く勧められる形でブクログをはじめた。ブクログがhontoと提携しているという点も、利用をはじめるきっかけのひと

          読んだ本の記録の話

          積ん読の話

           部屋のそこかしこに本が積んである。いわゆる積ん読だ。あまりにも多いので、もう自分でもどの本が未読なのかわからなくなってしまっている。そのまま積んで、崩れてしまったら嫌だという理由で段ボール箱に入れている本がほとんどなので、正確には積ん読とはいえないかもしれない。積ん読であれば、いずれは読むかもしれない。しかし、箱の中にしまい込んでいては、その可能性は小さくなる。取り出すのが面倒になってしまうからだ。  積ん読は基本的に積み上がる一方である。読むペースよりも、買うペースの方

          積ん読の話

          古本まつりに行けなかった話

           神保町にて先日から開催されていた春の古本まつりに行きたかったが、雨のせいで雨天中止となってしまった。無念である。仕事の都合で、行けるチャンスがあるのは今日だけだったのだ。結局、春の古本まつりは無料サービスの甘酒を飲んで帰ってきただけになってしまった。こうして私は、目的もなく神保町をブラブラすることになってしまったのである。  お目当てを失った外出ほど悲惨なものはない。ブラブラすること自体が目的なら良いが、そうでない場合は、ただあちこち動き回るだけになってしまう。並んでいる

          古本まつりに行けなかった話

          書くことがない話

           書くことがない。どこかに出かけたわけでもないし、何かがあったわけでもない。読書も継続しているが、深く語れるほど読み込んでいるわけでもない。  そういえば以前、創造のためのエンジンについて書いた。  この投稿では、行き当たりばったりの投稿ではすぐに行き詰まるのではないかなどと書いた。そのときはそのように予想したが、今現在のところ投稿に重大な問題が発生したなんてことはない。相変わらず行き当たりばったりの投稿が続いているのみである。結局のところ、創造エンジンは構築できていない

          書くことがない話