見出し画像

集めている話

 文庫本は新潮文庫を中心に買っている。他にも文庫本は買っているが、一番多いのは新潮文庫だ。特に理由はない。強いて言えば、はじめて手に取ったのが新潮文庫だったというところだろう。

 さて、新潮文庫と言えば、カバーの葡萄マークだろう。昔はこれを集めて景品と交換することが出来た。私はこのキャンペーンでマグカップをもらった。このマグカップは今も愛用している。さて、このキャンペーンは2014年まで実施されていたが、現在はそれに類するキャンペーンは実際されていない。

 そう、実施されていないのである。にもかかわらず出版されている文庫本には葡萄のマークがつけられている。私は今でも新潮文庫の本を買ったら葡萄マークをカバーから切り取って集めている。もう癖になっていると言って良いだろう。

カバーから切り取った葡萄マーク。よくもまぁこれだけ集めたものである。

 この量ならば、応募用紙の1~2枚くらいは埋められるだろう。ただし前述の通り、この葡萄マークを使ったキャンペーンは実際されていない。なのでいくら集めても、自己満足でしかない。

 私は色々なものを集めているが、その中でもこれが一番使い道のないものだろう。大体、コレクションだのの対象になるようなものは、使い道のないものがほとんどではないかと思う。たまに使い道が見いだされたりするが、特に役に立つことはないのが基本だ。

 キャンペーンはとうに終了しているから、切り取った葡萄マークの使い道は今のところ、ない。集めても自己満足でしかないが、それでも集めるだろう。集めたいからだ。

※イラストはPixAIで生成したものを使用しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?