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「平凡人間」奮闘記-とある女子大生がコーチングで人生変える話-【思い込みから自由になる5ステップ】

前回までのあらすじ

「できるわけない」

そうささやくのは
あなたの過去を知っている近しい人かもしれないし
あなた自身かもしれない。

そんな夢のつぼみを摘みとるドリームキラーたちの言葉は、
あなたの思考や行動を制限し、未来を決めてしまう。

過去の記憶がつくったコンフォートゾーンの中で今を生き、それが未来をつくる循環に慣れてしまったマインドは

200点満点の人生を、叶うはずのない「理想」と片づけ

妥協して生きることこそ
現実的で堅実的なのだと言い聞かせる。

でもね、知ってほしい。

「過去にとらわれずに未来をつくる生き方」

を手に入れれば
理想の未来は手に入るということ。

そのためには

過去の情動記憶に基づく信念体系(思い込み)をぶっ壊して

ゴールにふさわしい新しいコンフォートゾーンをつくる必要がある。

じゃあどうやってその「新しいコンフォートゾーン」とやらをつくるのか?
それに答えるのが、今日のお話だ。

5ステップ

ゴールにふさわしい新しいコンフォートゾーンをつくるには、以下の5つのステップを踏もう。
(今は意味がわからなくてOKなのでさっと目を通しておいてほしい)

①無意識の行動を認知する

②無意識の行動の原因となっている信念体系を認知する

③今の信念体系による無意識の損失と信念体系を書き換えたときの利益を認知する

④ネガティブなセルフトークがないかチェックしてみる

⑤ゴールの自分に合ったセルフトークに書き換える

今日はこの5ステップを、女子大生Xの例を用いて解説する。

前回、現在進行形で「過去の情動記憶に基づく信念体系にとらわれ中」だった私。
コーチである東さんにこの5ステップを教えてもらい
さっそく実践してみると、すぐに変化が現れた。

①無意識の行動を認知する

「世界にインパクトを与える物書きになる」

そんなゴールをかかげ、色々頑張っているつもりでいた。

しかし、自分の行動をよく振り返ってみると
ゴールに合わない行動を無意識にとっていたことに気づく。

それは「とりあえず就活」だ。

「世界にインパクトを与える物書きになる」とうたっておきながら

「新卒カードを捨てるべきじゃない」

というどこかで誰かに聞いた言葉を信じて

今年の5月ごろから少しずつ
グループディスカッション受けてみたり
就活イベントに参加してみたり。

就職して社会を知って、そこからゴールを達成する道のりを探そう。
そのほうが安全だし確実だ。

ちゃんと自分の軸はあるし、たぶんこのまま就活進めればある程度うまくいく。

そんな風に、肝心なゴールを置き去りにしたまま就活を進めていた。

「英語得意なんだし外資系目指したら?」
「夏はインターン行っといた方がいいよ」
「SPIは早めに始めるべき」

就活に関する「Have to情報」に振り回されて
どんどん不安になって。

選考対策にかける時間は無意味に増えていって
本当に大切な自分のゴールに向き合う時間をむしばんでいった。

なぜこんなことが起こってしまったのか?
それを考えるのが次のステップだ。

②無意識の行動の原因となっている信念体系を認知する

私の無意識の行動、
「就活で安定を求めている」の原因となっている信念体系(思いこみ)とは一体何だろう?

それは「新卒カードは大事」。
やっぱりこれに尽きる。

私にこう思わせているのは、第一に環境がある。

親や親戚は会社員か公務員。
大学も一般企業に就職する人がほとんどで
就職が当たり前の選択肢だと思っていた。

第二に過去に聞いた言葉。

「独立するにしても一度会社員を経験しとくと良いよ」

大学一年生の時にたまたま繋いでもらった経営者の方が言っていた。

「新卒は何も分からないところから育ててもらえる貴重な機会だから」

その人の言い分に納得したし、今もよく理解できる。
だからこそ、「新卒カードは大事」だと信じていた。

これが私の無意識の行動の原因となっている信念体系だ。
(真実かどうかの議論は後ほど)

③今の信念体系による無意識の損失と信念体系を書き換えたときの利益を認知する

まずは、今の信念体系によって失ってるものを考えてみる。

「新卒カードは大事」と信じていることで何を失うだろうか?

一番は時間だ。

今でさえ「忙しい。時間がない」とぼやく生活なのに
月から金まで八時間労働+残業をこなすようになることを考えると
ゴールを達成するために割ける時間が減る。

書く仕事を副業で続けられるかも確実ではない。

「副業ってできますか」
就活イベントで人事の人に聞くと
「申請がいるから分からない」
「忙しい仕事だから副業やってる暇ないと思うよ」
などと返ってきた。

仮に会社に入っても、私の「何者かになりたい」という思いは消えないだろう。
ゴールに向かって動こうとすることは絶対にやめない。

そのうち「こんなはずじゃなかった」とか言い出して
独立に走る未来が見えている。

それか「それなりにうまくいく人生」に満足して
200点満点の人生を理想と片付けるか。
(そうはなりたくない)

こうして考えてみると
「新卒カードは大事」という信念は

ゴール達成に割ける時間とエネルギーを浪費し
ただ遠回りを強いているだけのように思える。

逆にこの信念体系を書き換えることによって得られる利益は
自分のリソースを100%ゴール達成のために使えるようになり、
最速で200点満点の人生を叶えられることだ。

今ある思い込みを捨て
世界で活躍する自由な物書きにシフトすれば
「普通の幸せ」はないかもしれない。

それでも
「私はまだできるのに」って思いながら生きていくのは嫌だ。
平凡に死んでいくのは嫌だ。

それが私という人間なのだ。

④ネガティブなセルフトークを認知する

「できると信じる力が大事なんでしょうか」

そう東さんに尋ねると

「できると信じる力というより、無意識のセルフトークがネガティブになってないかチェックしてみるといい」
とのこと。

振り返ってみると
ネガティブな自分がいたことに気付く。
「私にできるのかな?」
そうささやくネガティブな声。
つくりだしているのは私自身だった。

⑤ゴールの自分に合ったセルフトークに書き換える=できないとおかしい。できて当たり前

ゴールを達成するためには達成した状態をコンフォートゾーンにする必要がある。(第三話

そのためには、達成してて当たり前と思う状態にもっていく。

「世界にインパクトを与える物書きになる」
「哲学/心理学の修士をとって心のあり方を研究・発信する」
これらのゴールに対して

「できるかもしれないし、できないかもしれない。でも、できたらいいな。」
こんなノリでいた私。

甘かった。

「できたらいいな」はコンフォートゾーンではない。
「できて当たり前、できないとおかしい」がコンフォートゾーンだ。

すなわち、私のゴールにふさわしいセルフトークは
「世界にインパクトを与える物書きになれて当たり前。なれないとおかしい。」
「哲学/心理学の修士とって当たり前。とれないとおかしい。」
だ。

達成した状態をコンフォートゾーンにすることで
スコトマ(心の盲点)が外れ、ゴール達成に必要な情報が自然と集まってくるようになる。

就職は正解か、間違いか?

「新卒カードは大事」
これは真実か否か?
答えはない。

ここまで読むと筆者が就活を否定しているように思えるかもしれないが、そうではない。

私が否定しているのは、一つの考え方をあたかも万人に共通する真実かのように妄信することだ。

みんな、それそれの信念(思い込み)に基づいて発言しているだけ。
全てのパターンを経験して総合判断しているわけではない。

「新卒は何も分からないところから育ててもらえる貴重な機会だから」

私にそう言った彼は、新卒で就職したあとに起業して経営者になった人だ。
たどってきたルートが正しいと思えたから、そう言ったのだと思う。

彼が大学生のときに起業して成功していたら同じ言葉を言っただろうか?
それはまた違う結末になったのではないだろうか。

万人に共通する成功術などない。

いい会社に就職して昇進すれば幸せになれるかなんて分からない。

個性を無視して標準化した成功ロードマップで
何人の人が幸せになれるのだろう。

少なくとも私は今回の5ステップを用いて
就職に固執することをやめた。

ゴール達成のためにリソースを割くと心に決めた。

知識を蓄え、心を整え、行動を最適化する。
その過程で学んだことを皆さんにわかりやすく面白くシェアする。

これからは、コーチングにとどまらず様々な内容を発信していく予定だ。
これからも「平凡人間」の成長過程を見守ってほしい。
それではまた!


各種リンク

↓東さんのX
https://x.com/higashimaru111?s=21&t=Rxyc6r2e_XmZW55s4KeLtA

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