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「平凡人間」奮闘記-とある女子大生がコーチングで人生変える話-【Want toで生きる】

前回までのあらすじ

抽象思考を応用して、より完全なゴールを手に入れた私。

なりたい自分を語る私に降りかかってきた言葉は

「お金を稼ぎたいなら、やりたくないこともやらないといけないよ。」

私、なりたい自分になるためにやりたくないことをやるの?

「そんなこと夢みたいなことはお金を稼いでから言え。」

お金お金って、そんなに世の中お金なの?( ;∀;)

心がざわついて、居てもたっても居られなくて
「相談したいことがあるんですけど」
そう持ち掛けた私に
東さんが放った言葉__________________

「やりたくないことは、やらないほうがいい」

そんな夢みたいなことがあっていいの?
人生ワガママに生きちゃっていい??

やりたいことだけやって生きられたらどんなに幸せだろうか。
でも、人生そんなに甘くないでしょ。

そんなあなたに送る
「やりたいことで生きていく」ことの意外な合理性とは?

「平凡人間」奮闘記、第六話。
はじまりはじまり~~~~~

Want toとHave to

結論からいうと、あなたにはやりたいことをやって生きてほしい。
そのほうが結果が出るからだ。

詳しくは、認知科学の理論と具体例をもって説明していこう。

なりたい自分を叶えるため、ゴール設定をするうえで大事なことは二つ。
①現状の外にあるゴールにすること
②Want to (~したい)であること

①については第二話で解説しているので割愛する。(気になる方はぜひ読んでみてほしい)

今回は、②Want to (~したい)であることがなぜゴール設定をする上で重要なのか解説していく。

カギを握っているのは「モチベーション」だ。
実は、モチベーションには以下の2つの種類がある。

  1. Have to(〜しなければならない)

  2. Want to (〜したい)

  1. Have to(~しなければならない)は自分の外側からの強制によるモチベーションだ。

この場合、あなたを動かすのは「~しなければならない、さもなければ~」という「恐怖」である。

例えば
勉強しなければならない、さもないとお母さんに怒られる
期限までに提出しなければならない、さもないと単位を落とす
仕事に行かなければならない、さもないとクビになる
などだ。

やらないことにより発生する、最悪の事態を避けるために行動するとき
ベストな力は発揮されない。
なぜなら、「しなければ」と思っていると無意識に反抗するのが心だからだ。
これを「プッシュ・プッシュバックの法則」という。

やらなければならないのに後回しにしてしまったり、
やらない理由を見つけようとしてしまうことはないだろうか?
それはまさしく「プッシュ・プッシュバックの法則」によるものだ。

反対に2.Want to (〜したい)は自分の内側から湧き出るモチベーションである。

例えば
自分に自信を持ちたいから自分磨きしよう
サッカー上手くなりたいから練習しよう
仕事できるようになりたいから勉強しよう
など

あなたが価値を感じている物事に向かって欲求ベースで動くので
熱量が高く続けやすい。
好きなゲームや漫画に没頭していたらいつの間にか時間が経っていた、、
というのもそれである。

「したいからする」それ以外に明確な動機付けはいらない。
スキの気持ちだけで、どこまでも進んでいける。
Want to のパワーはとてつもない。

「人生生きてたらやりたくないことをやらなければならない場面だって出てくるでしょ。」

確かにそうだ。
特に子供のころは「~しなさい」と言われる場面が多い。

「宿題しなさい」
「校則を守りなさい」
「点Aを通る直線の方程式を求めなさい」

これが積み重なって「しなければならない脳」になる。
脅迫観念に縛られて
自分の本当にやりたかったことが見えなくなる。
自由で創造的なエネルギーを失った人間は前に進む気力を失う。

Have toで動いていると、あなたの望む結果になる可能性はゼロだ。
そもそも望むことさえしていないから。

自分の人生なのに?
あなたの人生の選択権はあなたにあるのに?

自分で人生を切り開きにいくと決めたとき
あなたが選ぶ「ゴール」はWant to である必要がある。

そのほうが圧倒的に頑張れるし
圧倒的にうまくいくからだ。
私もこれを実感する経験をしたので紹介する。

やりたくないことはやらないほうがいい

「お金を稼ぎたいならやりたくないこともしなければならない」

これは
「物書きで食べていくにはどうしたらいいですか」
と問いかけた私に返ってきた言葉だった。

先日、アフィリエイトに詳しい方に相談に乗ってもらった。
彼は
「書くことで世界にインパクトを与えたい」
「好きな時に書いて生活していける状態を目指している」
と語る私に
「それは稼いでから言ってくれって感じですね」と一蹴。

今はライターの仕事をしていると言うと
「収入に限界があるから」とアフィリエイトを勧められた。
Xフォロワー100人でアフィリエイトの案件を回してくれるとのこと。

正直、全く乗り気になれなかった。

彼に刷り込まれたゴールは
「夢を叶えたいならアフィリエイトで稼がなければならなくて
フォロワーを増やさなければならなくて
そのために一日3時間Xに費やさなければならない」
そんな「~しなければならない」のオンパレード。

聞いているうちに、本当にしなければならないような気がしてきた。
義務を果たせない私は怠惰でダメな奴だ。
最初から私に選択権なんてなかったんだ。
誰かに「違うよ」って言ってほしくて
東さんに電話した。


「やりたくないことはやらないほうがいい」
第一声に救われた。
彼はこう続ける。
「やりたくないっていうのが、面倒くさいっていう怠惰によるものならやったほうがいいけど、はなから望んでいないものならやらないほうが良い。結果出にくいし、どうせいつかやめちゃうから。」

なるほど。
「やりたくない」には2種類あるらしい。
怠惰によるものか、ゴールに反するものか。
確かに、目指したいゴールがあるけど、その過程で面倒臭いと感じることは誰しもある。
「ダイエットしたいけど運動めんどくさいな」
みたいな。
この場合、頑張る状態をコンフォートゾーンにしてあげるために、第三話で紹介したビジュアライゼーション・アファメーションが効果的だ。

対して、ゴールに反するものを「しなければならない」という義務感でやろうとしていたのが今回の私のケースだ。
確かに、書くことで生計を立てるというゴールに対してアフィリエイトは有力な手段だ。
ただ、お金の為に無理やり商材を勧めることにならないか?というのが引っかかるところだった。
「書くことを通して世界にインパクトを与える」
このゴールとのズレがあることは明らかだった。
せっかく紹介していただいた人の提案を断るのは申し訳なかったが
「やりません」
と伝えて心がすっきりした。
気を取り直して新たなスタートを切るべく、
自分に合ったSNS活用法を模索していると、こんな本に出会った。

ミニマリスト式超Twitter術: 1日1ツイートで人生を豊かにするツイッターの使い方

著者のなにおれさんは「フォロワーを増やすための時間は自己成長に割きましょう」
と主張している。
まさにこれこそ私のWant to!
アフィリエイトの話を聞いたときには湧きあがらなかったワクワクが押し寄せてきた。
Have toを捨ててWant toに従って生きることで、こんなにもエネルギーがみなぎるのか。
やりたいことで生きる合理性を実感した経験だった。

ここで、冒頭の結論に立ち返る。
自分の人生を自分で切り開いていくと決めたあなたには
やりたいことをやって生きてほしい。そのほうが楽しいし、結果が出るからだ。


次回予告

来週コーチングセッションがあるので、次回はそれを踏まえた内容になります。
次はどんな発見があるだろう?
受けるたび、人生が動く感覚。
楽しみです。
またご報告しますね。それでは。


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