いつまでも海

日常のあれこれ

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最近の記事

写真で切り取る言葉〜ワークショップ〜

個人的な感想はこちらにまとめました。 以下の内容は、ワークショップを通してのレポとまではいかないこれまた個人的な記録です。 あなたの沖縄コラムプロジェクトを通して写真家である上原沙也加さんのワークショップに参加した。 誰に見せるわけでもない写真を撮り溜め、誰に見せるわけでもない文章を書く事を好む私は人前で話すことに緊張するということを忘れ、迷いなく応募をしてしまった。 プロジェクトの主宰である西さんが沙也加さんへのインタビュー形式でどのような視点で写真を撮り文字を書き

    • 写真から切り取る言葉ワークショップの個人的感想

      ワークショップのレポとはいえない程度の個人的な記録はこちらにまとめています。 以下は本当に個人的な感想です。 1人で乗り込んだワークショップ。 とてもとても緊張した。 それなりに社会人経験を積んで人前で話す事もあるにも関わらずとても緊張した。 おそらく、自分のありのまま感性を人前にさらけ出すという経験値の少なさ、さらけ出す場所は幾度なくあったと思うけど意識的に避けてきた事のツケが回ってきた気がした。 自分が感じていることを表現するってとっても緊張するけどみんなが受け止めて

      • 散歩しながら帰路で見つけた色々

        半年ぶりに職場から家まで歩いて帰った。時間に余裕があった時期は歩いて帰る事を日課にしていた。 職場から家まで約40分程度の道のり。歩きながら街の色々を見るのが好き。たった半年なのに変わったことと、変わらないことがあった。 変わったこと •街路樹の木が元気に伸びて歩道の影が多くなった。 •よく手入れされてた小さな花壇が荒れていた。タバコをくわえて手入れをしていたおじいちゃんに何かあったのかと思ったけど、夏のこの暑さなので花壇の活動を休憩していると願いたい。 •ある住宅の

        • 岩井俊二監督の夏至物語

          危なかった。もう少し若かったらこんな映像を撮りたいと思って全てを投げ出してしまいたいと平凡な私が勘違いしてしまうほど、良い映像だった。 1992年の短編映像のセルフリメイク版が2024年の夏に配信された。40分程度の映像で出演者は少なく殆ど主演のアイナ・ジ・エンドさんの演技。ベタつくように生ぬるい夏のある一室で愛する人を待つ若い女性の1日を描いていた。 人との対話はほとんどなくて、主人公の心の声(独り言)でなんとなく彼女の輪郭が見えてくるけど、それも支離滅裂な部分があって

        写真で切り取る言葉〜ワークショップ〜

          カネコアヤノさんの小さな小さなハンバーガー屋さんでのライブ@2024.7.9

          2024年7月9日(火) 連日残業が続き終電すら間に合わずタクシーで帰る日々を過ごしいてる中、今日だけは大人になって初、渾身の「一生のお願い!」といって両手を合わせる日になると確信していた。 とは言ったものの、日々の徳積みの成果か17時半ごろに帰れることになり、満面の笑みと気づかれない程度に肩を回しながら職場を後にした。 なぜ私が大人にもなって「一生のお願い!」をしないといけなかったというと、原田さんとカネコアヤノさんのポークたまごクラブがちょうど1年ぶりに開催されるから

          カネコアヤノさんの小さな小さなハンバーガー屋さんでのライブ@2024.7.9

          ボブマーリーのレゲエを聴いて考えるジャマイカの背景

          聴くだけで明るくって南国の風が私の周りを纏いその風に気持ちよく乗り踊ったしまいには、薄いビールを喉をならしてごくごく飲みたい。 これは映画を見る前の私が思うレゲエの印象。 ボブマーリーのジャマイカで行われたラストライブを収録した映像が映画館で観れると知りもちろんの勢いで見に行くことにした。 レゲエはいつ聴いても唯一無二のグルーブ感と陶酔感、浮遊感があって聴いた人を一瞬で虜にするし後にも先にもレゲエミュージックを超える独特で確立的なジャンルに出会ったことがない。 こういう

          ボブマーリーのレゲエを聴いて考えるジャマイカの背景

          谷川俊太郎さんの紡ぐ言葉

          落ち着く場所や心の拠り所みたいなものってありますか? (宗教勧誘的な文言ですがそうじゃないので是非続きをどうぞ。) 多忙な日々が続くと無理矢理にでも休息ポイントを作らないとさらに続く多忙な日々に耐えきれなくなる。友人と会ってたわいのない話をしたい。自然が豊かな場所で思いっきり深呼吸をして地球を感じたい。 前途で挙げたのは私の理想で、実際忙しい日々の中にこの時間を作ることはとても難しい。なので、仕事から帰宅した私は泣きべそをかきながら「リフレッシュ挟まないと無理だな」とつぶ

          谷川俊太郎さんの紡ぐ言葉

          聖⭐︎おにいさんを想う4月8日

          毎年4月8日は新生活でそわそわしている事が多い。そわそわしている反面、外にでると気持ちいい風が吹く。そんな日に私はいつも思い出す2人がいる。そう、立川に住んでいる聖人2人。 立川で2人が過ごす日常のお話。大きな展開は無い(天使の気遣いにより奇跡はたまに起こる)けど、それがとても心地よい。私が生きている世界線に確実に2人がいる気がしている。 2人を探しに立川に行ったこともある。アニメやドラマの場所に行くことを聖地巡礼というけど、この2人の聖地巡礼は本当に聖地すぎる。言葉に嘘

          聖⭐︎おにいさんを想う4月8日

          家主と台風クラブの最高ライブ

          それはもうあっという間の4時間だった。まだライブ後の耳鳴りと余韻が続いている今。最高な時間の記録を書こうと思う。 (ライブの感想って1人で盛り上がって一気に書くので俯瞰的に見るとついていけなくなるし自分で読み返しても恥ずかしくなります。以下、私の音楽に陶酔している文章をどうぞ。) まず、結論から言うと今回のライブは本当に最高だった。そうだよなライブってこんなに日常から解放されて幸せになるんだよな。と改めて思った。今後家主と台風クラブが更に有名になった時、伝説のライブになる

          家主と台風クラブの最高ライブ

          七色いんこ 手塚治虫

          友人から手塚治虫の「七色いんこ」をプレゼントされた。漫画を読む習慣が生活になかったけど、本も音楽も昔の作品に惹かれてしまう私にとってとても嬉しい贈り物だった。 以下、手塚治虫のホームページから引用した七色いんこのあらすじです。 漫画の感想を書く前に、日常的に漫画をあまり読まない生活をしていたのでいざ漫画を読むとなると、1コマ1コマの完成度の高さにうっとりしてしまいなかなか次のページをめくることが難しかった。漫画家さんたちが生み出す作品の労力は本当に凄いなと圧倒された。 代

          七色いんこ 手塚治虫

          オキナワ・ヘヴィー・ポップ 照屋勇賢さん 

          本当にただの思いつきだった。照屋勇賢さんの展示会に行くことにした。展示会を見た今となっては、思いつきで行くことになって本当に良かったと思う。事前情報を入れずに見て感じた時の感動と気づきがあったのでその気持ちをみんなに味わって欲しく閉幕後に感想を書くことにした。今この記事を読んでいる方は展示を見た方でしょうか。または見ていない方でしょうか。いずれにしても、今後、照屋勇賢さんの展示会があったら是非いってみてください。 Zone1_ Heavy Pop 「これまで」を「これから」

          オキナワ・ヘヴィー・ポップ 照屋勇賢さん 

          映画「さかなのこ」の優しい世界

          さかなクンの自伝的エッセイを原作とした沖田修一監督の「さかなのこ」。上映されているときは内容もよく分からないまま、なんとなく映像の質感が良いなと思いつつも結局見ず。今回サブスクに上がっていたことから見てみることにした。 結論からいうと、終始泣きながら映画を観た。シクシクタイプではなく、手の甲で涙を拭う小学生スタイルの泣き方だった。ここが映画館じゃなくて良かったと心から思った。 この映画、冒頭に「男か女かはどっちでもいい」とスクリーンに映し出される。さかなクン役、劇中でいう

          映画「さかなのこ」の優しい世界

          〈サブエピソード〉くどうれいんさんの桃を煮るひとを購入するに至るまで

          地域柄、本の発売日に書店へ行っても新刊が並んでおらず数日後にやっと書店へ並ぶ。そのため、発売前から欲しい本がある場合、ネットで予約をして家まで届けてもらう方が新刊が書店にいつ並ぶかそわそわしなくて良いし楽だ。その楽さに甘んじて最近ではネットで本を買うことも多くなった。 しかし、くどうれいんさんの「桃を煮るひと」は書店先行発売や、サイン本・特典ペーパー取扱店があったりと書店で購入してほしいという気持ちが伝わってきた。この想いはれいんさんもだし出版社のミシマ社の皆さんもそう思っ

          〈サブエピソード〉くどうれいんさんの桃を煮るひとを購入するに至るまで

          くどうれいんさんの「桃を煮るひと」

          自分でもどういった経緯でフォローしたのか忘れてしまったけど、くどうれいんさんが学生の頃からSNSをフォローしている。 古参ぶるのやな感じだし、昔から知ってるなんていっても、ただ一方的にSNSを見ていただけの話だし本当のところは何も知らない。 ただ、私がSNS上で垣間見える彼女の言葉やたまにアップする写真なんかになんだか良いな〜と思ったのは確かでなのでずっとフォローをしている。 短歌や俳句を詠む彼女の言葉が好きだったし、学生で一人暮らしをしていたであろう頃の彼女のSNSに

          くどうれいんさんの「桃を煮るひと」

          Summer Eye(元シャムキャッツ夏目さん)の大吉LPリリースパーティー

          元シャムキャッツの夏目さんこと、Summer Eyeさんの大吉LPリリースパーティーに行った。 DTMの機械的な音に夏目さんの優しい歌声が乗り、音楽が可視化できるのであれば音の上でワンピースを着た少女が踊っていてそのスカートのひらひらが心地よさを残して次の音に乗っていくような。言語化は難しいけどそういう印象を感じた。 小さな箱だったので、あちらこちらに自由に移動して歌う夏目さん。ステージと客の境目がない分、お客としてその場にいる人たちもライブを見ているというより一緒に踊っ

          Summer Eye(元シャムキャッツ夏目さん)の大吉LPリリースパーティー

          又吉直樹とカネコアヤノの朗読と閃きの夜(感想)

          朗読会のレポートについては、下記の投稿でまとめています。今回の投稿は感想がメインとなっているので、朗読会の内容が知りたい方はリンクを貼り付けしている投稿を見た方が良いかもしれません。私の感想を読んでも良いよ〜という優しい方は引き続き以下の文章をどうぞ。 又吉直樹さんとカネコアヤノさん、進行にパンサー向井さんの朗読会「朗読と閃きの夜」に参加した。日頃から又吉さんの本を読み、カネコアヤノさんの音楽を聴き、「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけ」ラジオを聴いている私にとってはとても特

          又吉直樹とカネコアヤノの朗読と閃きの夜(感想)