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カネコアヤノさんの小さな小さなハンバーガー屋さんでのライブ@2024.7.9

2024年7月9日(火)
連日残業が続き終電すら間に合わずタクシーで帰る日々を過ごしいてる中、今日だけは大人になって初、渾身の「一生のお願い!」といって両手を合わせる日になると確信していた。

とは言ったものの、日々の徳積みの成果か17時半ごろに帰れることになり、満面の笑みと気づかれない程度に肩を回しながら職場を後にした。

なぜ私が大人にもなって「一生のお願い!」をしないといけなかったというと、原田さんとカネコアヤノさんのポークたまごクラブがちょうど1年ぶりに開催されるからだった。

1年前のノートはこちらから。

職場を出て駅の改札を通るにしろ、早歩きをするにしろ、今この行動は全て原田さんとカネコアヤノさんに会うためと心をホクホクにしながら今年も小さな小さなハンバーガー屋さんに向かう。

仕事が終われたといっても、開場時間は過ぎているのでお客さんも入った状態でもう少しで始まるという時間にお店に入った。
急いで来たので、少し疲れ気味でお店にはいるとすぐにカネコアヤノさんが目の前にいた。仕事終わりの延長線上にカネコアヤノさんが繋がっていることが信じられなくて笑ってしまった。

今回は原田さん→カネコさん→原田さん→カネコさんの構成だった。
着いてすぐにビールを飲み、原田さんの演奏が始まる。相変わらずの演奏の上手さと、颯爽感、面白さ。みんな笑いながら曲を聞く。店内を西陽が射してきたきた。

続いてカネコアヤノさんの弾き語り。昨年同様、アコギだけで、マイクも使わずに歌ってくれる。今回は1曲目以外は全てリクエストだった。本人はツアーをやるよりこの弾き語りの方が緊張すると言いながらもお客さんとコミュニケーションを取りながら演奏をしていた。昨年は私も緊張しながら演奏を聴いていたけど今回は2回目ということもあり、この狭い空間の弾き語りをラフに楽しめた。カネコアヤノさんも演奏間違えた!と笑ったりその曲は無理ですと笑って断ったりとかなりゆったりした感じだった。
個人的には、最新曲のラッキーとさびしくないを弾き語りで聞けたのがとても嬉しかった。エレキで演奏する曲の印象がオルタナ、サイケ感が強いなと思っていたのでアコギの感じはまた違う雰囲気だった。特にラッキーはアコギでの演奏の間合いの取り方が気持ちよかった。

1.かみつきたい
2.ラッキー
3.祝日
4.燦々
5.爛漫
6.グレープフルーツ
7.光の方へ
8.旅行
9.どこかちょっと
10.アーケード
11.さびしくない
12.抱擁

当日のセットリスト

原田さんの2回目の演奏中にスコールで急な雨が降ってきた。
みんなで店内の窓を閉めた。本当に小さいお部屋でみんなで集まって時間を一緒にしているだという実感が湧いた。

原田さんもカネコさんも同い年でお互いのファンと言い合ってこのライブは還暦まで続けようね!と2人ニコニコしながら宣言をしていた。
イベンターの人が入っているわけでもなく、自主企画でライブをしていて普段の大きなホールで見るライブでは味わえないこの小さなお店だからこそ味わえる雰囲気がある。今年も行けてとてもよかった。
最後は原田さんとカネコさんでフィンガー5の学園天国を歌ってくれた。

全てのライブが終わり小さいハンバーガー屋さんを後にする。先ほどのスコールが去り、涼しい風が吹く夜道、甘い香りがする。ふと見ると道端にサガリバナが満開に咲いていた。やっぱり、この場所でこの時期に毎年やってほしいなと心の底から思った。
今回もこんなに貴重なライブに行けたこととても感謝をしています。

この時期の夜。ハンバーガー屋さんのお店の周りではサガリバナの良い香りが漂っている。

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