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#地域情報紙
〜気軽に立ち寄れる、コミュニティの場〜0円マーケット『くるくるひろば』
舘谷に0円マーケットがオープンした。0円マーケットとは、まだ使えるけれど必要がなくなったものをそこに置いておくと、必要な人がそれを持って帰るというシステム。「お裾分け」の気持ちで品物をシェアする。不要品を持ち込むだけでも、必要なものを持ち帰るだけでもOKで、お金は介在しない。
この取り組みを始めたのは、2年半前に小庄に越してきた伊藤万季さん。以前暮らしていた世田谷で10年ほど『くるくるひろば』を
フリースペース活用のご提案をお待ちしています「るわん五日市蔵店」のご紹介
舘谷に「るわん五日市蔵店」がオープンして半年が過ぎようとしている。同店の売りは長崎で獲れたアゴのだし汁と五島列島の椿油を使っていること、そして、古い蔵を活用した店舗の再生だ。重厚な扉を開けて中に入ると昔の蔵の面影は残っているが、2階に上がってみると20畳ほどの大広間があり食事や小宴会ができるようにうまくリフォームされている。同店の営業はあご出汁から揚げ弁当や海鮮丼などのテイクアウトが主なメニューと
もっとみる〜テラス席ではペット同伴のお食事ができるお店〜『YAKITORI&WINE アキルノテラス』
今年3月22日、五日市ファインプラザの真向かい、以前「焼き鳥てっちゃん」があった場所に「アキルノテラス」がオープンした。店内には大きな丸窓越しのカウンター席や、二人用テーブル席、掘りごたつ風の席、店舗入口の外には、ウッドデッキテラス席がある。
開業したのは、株式会社グラーチャー代表の佐藤洋亮さん(44歳)。佐藤さんは養沢でグランピング施設「ウッドランド・ボシー」とキャンプ場「ウッドランド・キャン
わたしの五日市めぐり「戸倉の水」
戸倉の城山山頂から少し下りたところに、普段は枯れた古井戸があります。雨が降った後、土から水が染み出し、一滴一滴落ち、井戸となることをご存じでしょうか。
戸倉は水に恵まれた里で、城山より湧き出す清水は、古くから地元の人々によって大切に管理されています。その戸倉の湧き水を大切に使い、明治17年(1884年)から日本酒を造っている酒蔵があります。「喜正」の名前でお酒を造っている野崎酒造です。城山の湧き
〜ブナと水と石を愛した現代山岳風景画のパイオニア〜 養沢の画家│故・犬塚 勉さん
あきる野市養沢に、山を愛し、数多くの山岳風景画を描いた画家がいました。犬塚勉さんです。
犬塚さんは、1949年神奈川県川崎市生まれ。27歳で学校の美術の先生になり、その傍らに絵を描いていました。山に登り、山や沢・樹木・岩・野原などをスーパーリアリズム風の筆致で描くことに挑戦して、独自の技法を確立しました。
犬塚さんは、生前最後の約1年半を、家族と共にあきる野市養沢で過ごしました。その暮らしの中
レトロモダンに大人カワイク♡新装開店!!「花屋 りぐらん」のご紹介
店主の宮﨑智美さんは、以前は宝石の販売の仕事をしていたそうだ。24歳の時、フラワーアレンジメント教室に通っていた友人からアレンジメントを教えてもらい、「楽しいな!」と心底思い、早速花屋に転職、休日はアレンジメント教室に通った。その後、フラワーデザイナーとカラーコーディネーターの1級資格を取得。
8年前には、伊奈のアパートの一室を利用して予約制の花屋を始めた。様々なご縁がきっかけで、2019年6月
〜JR武蔵五日市駅前に自家焙煎珈琲販売店〜『珈琲うとと』がオープン!
4月3日から自家焙煎珈琲販売のオンラインショップ「うととネット」をオープン、15日には武蔵五日市駅前にある小さなスペースで、自家焙煎珈琲販売店「珈琲うとと」がスタートする。
店主の佐野花帆さん(28歳)は、静岡県富士宮市出身、大学進学を機に東京へ。躁鬱の気質に悩まされながらも、7年かけて大学を卒業。様々なアルバイトや派遣の仕事を経験し、自身の働き方を模索していた。あきる野市へは昨年の7月に移住。
トーマス・ブレークモアと庚申塔 生活クラブ協同村ひだまりファーム
小中野から星竹通りを西へ向かって歩いていくと間もなく生活クラブ協同村ひだまりファーム(以下協同村)のトーテムポールが目に留まります。そこから坂道を50mほど下ったところに庚申塔があります。庚申塔というのは平安時代の頃、中国から日本に伝わった庚申信仰が背景にあり、講を行った証に建立されるものです。庚申信仰は江戸時代になると賽の神や魔よけとして爆発的に全国に広まりました。
また、協同村というのはその
地域に親しまれ開業34年「とんかつ 伊奈八」のご紹介
五日市街道沿いに、とんかつ伊奈八が開業し34年。店主の加藤直幸さんは2代目になる。お店の1番人気は「ミックス定食」1,800円(税込)だ。3種盛りでエビフライ、ヒレカツの他、唐揚げかカキフライが選べる。サクッとジューシーで、ボリューム満点。あっさりとした仕上がりなので、箸が進む。人気店なのが頷ける。
豚肉は埼玉県産、鶏肉は北海道産の生肉を使用。信頼できる精肉店から仕入れている。ご飯は常に炊き立て
かつての五日市の特産品、黒八丈を甦らせる 糸工房「森」・主人 森 博さん
糸工房「森」は、元は昭和17年に創業した絹糸屋。今も手術用の絹糸などを製作しています。
三代目の森博さんは、35年程前に町史から五日市が泥染めの名産地であったことを知りました。かつて盛んだった黒八丈がなぜ廃れたのか?「それが世の流れ」という考えが嫌で、黒八丈の復活への挑戦を決意したそうです。
「黒八丈」とは、江戸時代に全国的な人気を誇った秋川流域の絹織物で、八丈島の「黄八丈」、奄美大島の「大島
「喰ってけよ!うまいだんべぇ!」五日市『だんべぇ汁』のはじまり
だんべぇ汁は、肉、野菜、蒟蒻、すいとんの入った甘じょっぱい汁。「〜でしょう」という意味の地元の方言「だんべぇ」から名付けられた。そのはじまりは、平成3年の第3回秋川渓谷自然人レースで、完走後に身体を温めてもらおうと振る舞われた、のらぼう菜を入れた豚汁だった。
▲ 阿伎留神社の六角神輿にちなみ、六角形の巨大五右衛門風呂を用意。参加者をねぎらった。
▲ 第12回自然人レースの木製トロフィー
自然
長谷川恒男さんのこと
五日市と言えば、ハセツネが大事な催しのひとつにあげられます。ハセツネCUPの名前のもとは、登山家・教育者であった長谷川恒男(1947-1991)さんです。手元に1983年にTOKYO FMで、長谷川さんが出演した番組をラジカセで録音したテープがあります。その番組の中で、山のことについてと、もうひとつ登山を通じての野外教育のことを話しています。
長谷川さんは、著述家でもあって、その多くは絶版と
人にも、髪にも優しさを 乙津「山の小さな美容室」のご紹介
乙津の自然豊かな場所に2014年5月にオープンした、山の小さな美容室。店主の島崎直人さんは、檜原村出身。「予約が取れない美容室」と言われるほど繁盛し、地域に親しまれている。
▲ 店名は、お店をイメージしやすいように考えた。
島崎さんは、初めて美容室で髪を切ってもらった時の感動や、美容師の姉の影響を受け「人を喜ばせる仕事がしたい」と美容師を志す。専門学校卒業後、立川の美容室に就職した。下積み時代
〜息を吹き込まれた人形達がつむぐ物語〜 増戸育ち、戸倉在住 創作人形作家・小峰 恵子さん
長年、創作人形作家として活躍されてきた小峰恵子さんは、幼い頃から、粘土や自作の着せ替え人形で遊んだり、昭和30年代に大流行したミルク飲み人形やカール人形、バービー人形の大好きな女の子だった。高校2年生の時、美術の授業で人形制作をする事になり、粘土と布で、当時通っていた高校の制服を着た女子高生を制作。美術の先生がその人形を気に入り、職員室に飾られていたそうだ。
▲ 叔父にあたる書家、故・田野倉萼水