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毒親育ちの弊害

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毒親に育てられた原体験、生きづらさの正体。自分にしか書けないことをありのまま。
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2024年6月の記事一覧

親を捨てて、田舎を出て、自分の力で生きたい

親を捨てて、田舎を出て、自分の力で生きたい

私は東北地方の、人口6000人にも満たない田舎で生まれた。
公共交通機関はバスのみ。それも1時間に1本あるかないか。一車線の国道を通るバスは、雪が降ると平気で3時間は遅れる。
保育園、幼稚園、小学校、中学校はそれぞれ1つだけ。
いまだに、隣町まで行かないとスーパーはない。ドラッグストアも本屋もない。あるのは役場と簡易郵便局と農協と、寂れた飲食店だけ。初めてコンビニができたのは中学2年のときだ。1件

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「そのときの父と母はまるで妖怪のようだった」幼い頃に両親のセックスを目撃したことで狂った私の性

「そのときの父と母はまるで妖怪のようだった」幼い頃に両親のセックスを目撃したことで狂った私の性

自身の毒親育ちの経験や生きづらさについて執筆する五葉(いつは)さん。幼少期の性的な原体験が、のちの人生に大きく影響しているという。夜な夜な目撃したあの光景が、いまも脳裏に焼き付いているーー。

「ませた少女」の告白

 私は幼稚園の頃から両親の性行為を何度も目撃したことがある。このことは、同級生の「Nちゃん」にしか話したことがなかった。Nちゃんとは幼稚園からの女友達で、性的なことも話せるような仲だ

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