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創作活動|漫画家・ヤマシタトモコさんのインタビューから学ぶ、自分の声を読者に伝えるために必要なこと。

私は毎日、自分の文章力をアップさせるため、優れた文章を書き写す習慣をつけています。

その行為を「写経」と読んでいるのですが、今回は

■漫画『違国日記』の作者・ヤマシタトモコさんのインタビュー記事

から気づいたことをまとめてみました。

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今回写経したのは、こちらのインタビュー記事です。

大まかな内容:
最近私がはまっている漫画『違国日記』。
事故で両親を亡くした少女・田汲朝(たくみ・あさ)と、彼女の叔母であり少女小説家である高代槙生(こうだい・まきお)との共同生活を描いた物語です。
ジェンダーやセクシャリティ、危険な男性性などの問題に焦点を当てながら、この社会で「なりたい自分になる」ためにはどうすればいいのか、登場人物たちが模索していく姿に共感を覚える作品です。

ちなみに私はAmazon Kindleで全巻大人買いしてしまいました。

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気付いたこと:

①インタビュー記事というジャンル

・インタビュー記事はどのように構成され、どのように編集されるのだろう。
その裏側がわからないから、ひたすら文章を心の中に刻み込むことしか出来なかった。
・文と取材を担当する方、編集を担当する方が別の名義になっていたので、おそらく取材の後に構成を練り直したのだろうか?

②理念と言葉

・『違国日記』を読んでいると、キャラクターたちの言葉にハッとさせられることが多い。
・キャラクターたちに命を吹き込むうえで、その「理念」のようなものがヤマシタトモコさんの中にしっかりと息づいている。
それは当然といえば当然なのだけど、そこに感心してしまった。
・ヤマシタさん自身は作品を作るうえで、「こんなことあるよね」と言いたい相手に向けて作品作りをしているという。

・私の場合、自分の創作活動を振り返るとどうだろうか?
→もっと不特定多数というか、例えるならば大海原に向けて叫んでいるような気がする。
・それははてしのない作業で、本当に届けたい人にきちんと声が届いていないような危険をはらむ。
→だから彼女のように「こんなことあるよね」と言いたい相手に向けて、問いかけるような文章を書いていけたらいいのかな、と思う。

③記事の構成

・こちらのインタビューの構成が、
①作品を作ろうとした経緯
②キャラクターそれぞれに込められた思い
③社会に向けてのヤマシタさんの目線
というように展開していく。

・それを受けて、読み手としては、『違国日記』という一つの作品について考えることから、最終的に私たちを取り巻く社会について考えるようになる、という構成になっているのではないだろうか。


今回わかったこと:

・インタビュー記事は、WEBライティングとは異なった目的を持っている媒体な気がする。

・創作活動は、自分の主張を大海原に放つのではなく、明確に伝えたい相手をイメージすることが大切である。

・構成を組む上で、小さなテーマから大きなテーマに移行していくことが必要。大きなテーマ(この記事なら社会)と私たちの身近にある小さなテーマ(この記事なら『違国日記』という作品)は結びついているのだ、ということを読者に体感してもらうため。


日々勉強!

最後までお読みいただきありがとうございました。
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