![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41213613/rectangle_large_type_2_49f1eb9fe2ff3f09f2e87735c932bf83.jpg?width=800)
手帳は踊る、くるくる踊る。
年末といえば手帳会議のおわりが見えてくる時期でもある(四月はじまりは例外)。
何を隠そう私は手帳が好きである。
どのくらい好きかというと毎年、だいたい五、六冊は買ってしまう。
五年ほど前まではアフタヌーンティーリビングから出ているリバティとのコラボ手帳をメインに使っていたが、以後はほぼ日一辺倒であった。
*
今年というか来年は少し実験をしてみることにした。
というのも、今年はほとんど手帳を書かなかったからである。
私は手帳(スケジュール管理)と日記を兼ねている。
どちらも二月ぐらいからほぼ真っ白。
何故そうなったか、理由を考えた。
まず、例年になく忙しくなった。
外で仕事をするようになり、むしろ手帳の活躍する場面は多かったはずなのに、疲労が勝った。
シフトやスケジュールなどはとりあえずスマホでキャプチャを撮って、後で手帳に、と思っても追いつかず。
就職活動中も、いつ、どこで、どの店の面接があるかはテーブルの上のメモパッドに書きこんでおわり。手帳に移している暇があったら履歴書を埋めなければならない。
もったいないことをしたなあと思う。
ちゃんと手帳に書き写していれば、いろいろな意味で良い記念になっただろうに。
次の理由。
noteを始めたから。というと言い訳にしかならないのは百も承知。
でも実際のところ、noteを書いて日記(私の手帳は日記も兼ねている)も書いてとなるとかなりの時間をとられてしまう。
そして今どちらをやりたいかと考えたら、noteだった。
本もメモ帳も手帳もアナログ派の私をしてじわじわと電化していくnoteの可愛さあまって憎さ百倍。
最後の理由。
テーブルの高さがいまいちだった。
そんなの理由になるのか、とお思いかもしれないが、なります。かなり重要なところです。
私は日記も箇条書きや一言メモではなく文章で書くため、最低でも三十分はかかる。適した環境でないと腰がやられる。
ならば何故、環境を整えなかったのか。
疲れてたからです。以上。
引っ越したら改善どころか最初からベストな状態でいられるよう力を尽くす予定は未定。
手帳や日記を書かなくなった理由は、以上の三つが大きい。
それで改めて自分に問うた。
私ははたして手帳、または日記を書きたいのか?
答えはすぐ出た。
書きたい。
*
何というのか、書く、書かないはともかく、手帳の類は私にとっておまもりのようなもので、「いつでも好きに手書きできますよ」と言ってくれるもの手もとにないと落ち着かないのだ。
人によってそれが自分の身長を遥かに超える積ん読本であったり、数年ぐらいしまわれたまま小物だけたまに追加される和服であったり、いつまで経ってもワンシーズンで満足してしまうDVDのコンプリートボックスであったりするだろう。
どれも私の例だ。
いや、真面目な話、誰にでも一つぐらいあるのではないかと思う。
スタバのカード。バッグに入れっぱなしのハンカチ。財布にたまっている映画の版権。Huluのアカウント。YouTubeのチャンネル。一年ぐらい使っていないスマホアプリ。
役に立つ立たないとは話が別で、あっても別に困らないし。
いつでもまた作り直したりダウンロードできるけど、まあ、それも手間だし。
邪魔にならないし。
というか、あって良い気がするし。
有形無形のライナスの安心毛布。
かっこよく言うとセキュリティブランケット。
ないですか?
本当に?
人類ですか?
見えない敵と戦っていても埒があかないので、私に限った話に戻すと、私にとってはその一つが手帳なのである。
*
毎年、九月ぐらいから少しずつ吟味して買っていくが、たまに思わぬ伏兵にやられたりするから油断ならない。
特に「一日一日ページのほぼ日はやめた」となったら選択肢が広がりすぎてわくわくしてしまう。
(と言いつつほぼ日day-freeデビュー、weeksは続投)
これまでモレスキン、マークスなども使ってはみたが、モレスキンは万年筆との相性がいまいち。
マークスは何か物足りない。
悩んだ末、ロルバーンに挑戦することにした。
フリーメモのページ数が多くてかなり自由度が高そう。
なぜ今までロルバーンを使わなかったかというと、私はリングノートが苦手なのである。
右利きだが、左ページを書いているときはしっこまで来るとリングが手にあたるのが何だか嫌。
あとちょっとした拍子でページが切りとれてしまう、というのも不安だ。紐とじだとなかなか起こらないことだ。そこが便利という人もいるのだろうなあ。
で、今回はいろいろ考えたあげく、
「縦に使うのがダメなら横にすれば良いじゃない?」
とマリー・アントワノートが囁いたおかげでそうすることにした。
もちろん右ページは縦に使う。そのちぐはぐさが良い感じになるのでは?
何よりこの表紙がかわいい。
アイシングクッキー。めちゃくちゃかわいい。
上のリンク画像は同じシリーズの別柄。あれもアイシングなんだから迷う。どれもすごく良い。
私が選んだこの柄は売り切れるのが早かったらしい。ギリギリで入手した(画像はアマゾンさんよりお借りしました)。
手帳兼日記として、これをメインに使う予定。
次に、これ。
これは今年もちょっと使ってみた。ちょっと。本当にちょっと。
バーチカルでライフログを書くだけなら過去のほぼ日weeks(途中から真っ白なもの)を改造して自作できないこともない。
しかしこの手帳の美しいところはバーチカル部分がグラデーションになっていて、日の出、日の入りが毎日きちんと可視化できるデザイン。
書きこまなくても見るだけで楽しくなれる。絵本のような手帳。
いえ、もちろん来年は書きこみますよ。なるべく。
あと巻末に年間の目標プランや三ヶ月ぐらい継続したいことをチェックできる項目があるのも面白い。
手帳なんだけどちょっと工夫すればいろんな使い方ができそう。
ライフログに留まらず、体調管理としても応用できそうでは?
または猫さんの観察日記にしても楽しいかも(だいたい寝てる)。
それと、これ。
いわゆるスピリチュアルな要素はあまり関心がなくて申し訳ない。イラストを担当しているくらはしれいさんが好きで買いました。
この手のコラボ手帳みたいなものは過去にレゾリヴァードや星の王子さまなどいろいろ買ってはみたけど、使いこなせないなあ。どうすればうまくやれるんだろう?
これこそ手帳としての実用性より絵本。に、なるだろうなあ、私の場合。
あと使うのが今から楽しみでそわそわしているのは、こちら。
noteを始めなければ出会えなかっただろうなあ。
noterさんがつくった日記です。
届いてからすみずみまで眺めて、その着想に脱帽しました。
手帳ではなくはっきりと日記。
そして秒記。分記。時記。年記。いつでも記。
ふっと思いついたら書けて、お休みしてもまた軽々と戻れそうな雰囲気が何だかほっとする。
それでいながらお題があるのでどきどきもする。未知への扉。ふだん自分では深く考えようとすらしないことを手伝ってくれそう。
ひとつのお題を日を変えてじっくり書きこんでみたくなる。
ボリュームは少なめでも取りかかる時間は長くなりそう。絶対に楽しい。
あと私はこの方の字や絵が好きなので、それだけでもとても嬉しい。
note専用日記にしても良いし、この中からnoteに書くことを探すのにも向いていそう。
いずれにせよnoteと切り離せない日記になる予感。
作ってくださったTasty lifeさん、本当にありがとうございます。
大切に使わせて頂きます。
この他にも既にいくつかあったり……これとか。
ほぼ日はやはり絶対なのです。
day-free、興味あったんだよね。
プランナーも毎年かならず買ってるので、うーん……悩むなあ。保留。
あとダイアログノートも使っています。
このポケット感やデザイン性がたまらん。
定期便のおまけも嬉しい。
(定期便なんですよ……ええ)。
これ以外にもほぼ日weeksがあったりして、「どれだけ手帳に貢ぐのか」とそしられてもぐうの音も出ないのでありますが、年に一度のお祭りなのでご勘弁いただきたい。
*
更に伏兵の話。
この期に及んでまだ買う気でいますよ私。
ここまで買ったものは、すべて引っ越しの話が出る前に手配したもの。
引っ越しと手帳に何の関係があるのか?
ありません。
清々しいほど、ありませんね。
いやまあでもほら、何て言うの?
心機一転?
上に挙げた手帳すべて、
「でも来年なんてぜんぜん思い描けないんだよなあ」
そんな気持ちで、ただ欲望に任せていたけれども、今は違う。
来年は今年よりちょっとでもましにしたい。
現時点でのハードルは低いけど、だんだん高くなっていくと良い。
最終目標は「仕事と趣味の両立」。
だけど、そこは欲張らず、焦りすぎず、仕事をまずやれるように。
仕事といっても、就職して通勤して、までいかずとも、「期日以内に役所に書類を提出する」などの最低限な段階からこなしたい。
あと今の私の仕事は、療養や休息でもあるから、そのために適した生活習慣を身につけたい。
特に引っ越したらやることがたくさんあるから、その後、あまり長く疲労を引きずらないようにしたい。
と考えていくと、今の暮らしぶりのままでは無理。
低くても良いから自分にハードルを課したい。
そこで、いま悩んでいるのはこれ。
可愛いよね。
(結局そこ)
いえあの、オサムグッズならほぼ日コラボ(ロフト限定)のweeksがあるんだけどこの背景の水色が良いじゃないか。
中身も一日一ページでいろいろついてこれは安い!気になるのはエディットの紙の薄さぐらい。
最初はジブン手帳かCITTAも検討してたんだけど、オサムグッズ可愛い。
いや、あの、ジブン手帳もCITTAもサイズや重量や使い勝手が何かピンと来ないのでエディット……かなあ。
これは引っ越ししてから買っても良いかも。あくまでも、買うならの話。
とにかくオサムグッズ可愛い。
おまけとして。
何だかんだモレスキンも好き。
そしてピーナッツも星の王子さまも好き。
デイリーのポケットサイズは日記としてかなり理想に近い。
あれで紙がトモエリバーなら迷わないんだけど、あの開きにくさやちょっとペンがひっかかる感じも何か妙に好きなんだよなあ。
あとこれも好き。
一ページに四日ぶん(両面で八日ぶん)書けて、ミシン目があって一日(二日)ずつ切り取れるのが面白い。
数年前、この手帳にショートストーリーを書きこんでいた。
その日のマスに一話ぶん。
寝る前に思いついたことをざっと書くだけだから物語というよりはネタ帳に近かったかな。
何より表紙のダニエルさんが可愛い。
*
毎年、元旦に前年と新年の手帳を広げて総いれかえをする儀式を執り行う。
来年はたぶん無理だから引っ越して片づいて落ち着いてからかなあ。
待てない。
待てないので、せめて持ち運び用のweeksだけでも元旦に広げて書き込みたい。
この他にもゲーム用、創作用とかあるんだから私の手帳エンゲル係数たいへんなことになってるに相違ない。
ムラはあるけどメモ魔です。
サポートして頂いたぶん紅茶を買って淹れて、飲みながら書き続けていきます。