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セルフ・レコーディングのトリセツ -2

ミュージシャンの皆さん
自分たちの音は自分たちで録りませんか。
レコーディングプロデューサーからの提案です。


自分たちでもいい音が録れます。
いや、自分たちだからこそいい音で録れます。
ミュージシャン自らが一番のレコーディングディレクターです。

ミュージシャン自らが一番のレコーディングディレクターです。
特にアコースティック音楽の場合は最高のレコーディングディレクターです。

「なぜ?」

それは、自分たちの音を自分たちが一番よく知っているからです。

ミュージシャンの皆さんは、必ず自分たちの音(=音楽)に誇りを持って、自分たちならではの音(=音楽)を聴いてほしい、届けたい、という思いで演奏していらっしゃいます。
その音(=音楽)はいかなるものか、皆さんの頭の中で確固たるものとして鳴っています。それを本日のコンサートでいかに100%出し切れるかとの思いで挑んでいらっしゃいます。いかに100%届け切れるか、全客席に向けて鳴らし切ろうと全力を傾けます。

当然、レコーディングでも全く同じ気持ちで演奏し、そして一旦保存されはしても、スピーカーの向こうの客席に、皆さんの頭の中で確固たるものとして鳴っている自慢の音(=音楽)を届けたいのです。

そこで、一つ、繰り返しになりますが、その客席に届く音(=音楽)は皆さんの頭の中で確固たるものとして鳴っている自慢の音(=音楽)である必要があります。つまり、レコーディングであってもコンサートと全く同じ、思いのこもった皆さんの音がそのままスピーカーの向こう(客席)に届く必要があります。そのままが届かないとしたらそんなに悔しいことはありません。ならば、自分たちの耳を信じ、レコーディングディレクター、やってみませんか。

コンサートの時は、ステージに立っており、客席で自分の自信の音(=音楽)を自分で聴くことができないというのがミュージシャンの性(さが)です。少しでも補いたいと一番身近な妻または夫に必ず客席に座ってもらうという人がいますが・・。
今日の自分たちの出来映えは、自らの手応えとお客さんの反応から推し量るしかありません。

一方、レコーディングはどうでしょう。コンサートと違って、スピーカーの前(客席)に届ける前に一旦その席にご自身が座れるのです。ならば、その席を他の人に譲るわけにはいかないですよね。絶対自分たちが座らねば、ですよね。
つまりその席に座る人 = レコーディングディレクターというわけです。


♬ 「 セルフ・レコーディングのトリセツ -3 」へ、  つ・づ・く




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