
デジタル全盛の中で手帳屋が取り組んだ産学連携事案2021
伊藤手帳広報 神谷です。
DX、脱紙、脱アナログとニュースを目にしますが、伊藤手帳は今年も順調に受注をいただいております。
年度始めに手帳メーカーとして世の中に還元できる「モノ・コト」プロジェクトを実施するという目標を立てました。
手帳製造67年の老舗メーカーとして何ができるか?
社内検討の結果以下3つの事案を具体化していこうと意見が固まりました。
1.学校・PTA・家庭教育学級の保護者向け出前授業を実施
2.専門家との取り組み
3.産学連携の取り組み
1.については「先延ばし癖を解消する時間管理方法」を啓蒙するという旨のリリースを出し、出前授業を行っていただける学校やPTAを募集しました。
プレスリリースや地元(中部経済新聞)新聞の記事を見て問い合わせがあり、実施する運びとなりましたが・・・時はコロナ禍による自粛期間の最中。対面ではなくオンラインでの開催となった次第です。
2.については九州大学人間環境学研究院学術研究協力員/肥前精神医療センター非常勤研究員中島美鈴氏と脳科学観点からみた先延ばし癖の防止、実行できる計画の立て方はどうあるべきか?という視点で話がすすみ以下のセミナーを開催しました。(こちらもオンラインです)
【公認心理師が優しく解説】先延ばし癖の脳を作らない「脳科学と時間管理を巡るお話」無料開催-伊藤手帳株式会社主催WEBセミナー
3.についてはnoteでも随時お知らせしていた愛知大学キャリア支援センター低学年次キャリアデザインプログラム~CAREER FIELD~と連携する事になり、「学生生活4年間を楽しくする手帳」の開発と販売プロモーションまで一気通貫のプログラムを行っているところです。
プレゼン選考会にあたってはコロナ禍で大学生活が思うように過ごせない中何かにチャレンジしたい!というテーマで地元新聞(中日新聞)に大きく掲載されました。この反響が大きく小さく始めた出来事が色々実を結んで大きな動きへと変わっていった状態となっています。
さて、プレゼン選考会で最優秀賞を経たチームは手帳を製品化する権利を得たわけですが、細かな仕様を伊藤手帳と打ち合わせなければいけません。
レイアウト、使用するフォント、手帳カバーの素材・・・
想像以上に決める事が多くて学生さんも大変だったと思いますが、製品化に向け伊藤手帳側も試作品を作っては再考を繰り返しました。


製品完成発表会まで3週間。非常に短い期間ですが伊藤手帳側の責任が問われる出来事でもありました。
今回の産学連携プログラムで一番難しかった点は、対面で話し合いができる機会が3回と非常に限られた短い時間しかなかった所にあります。
不足部分はLINEを使い連絡事項や確認事を行います。
顔が見えない中でどう上手くコミュニケーションを取っていくか。
意思疎通はできているか?伝達事項に乖離はないか?
特に学生さんは気を使ったのではないでしょうか。
そのような状況の中、無事完成品発表会も終わり、2022年1月13日(木)の発売を迎える事になりました。
発売までは本プログラムに参加した学生さんによる販売プロモーションが始まります。
学生さん投稿のnoteも始まりますのでぜひご覧いただける事を願います。
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