僕はいま、小さな会社で働いています。
『国の今のあり方という話でいくと、平成の大合併の問題もあります。合併をしたか、しなかったかが、今回の震災でものすごく明暗を分けた。国は合併特例債をニンジンにして、全国に大号令をかけて合併を行ったのですが、福島県はそれに乗らなかった。だから、福島は自治体がけっこう村のままで残っている。
とはいえ、福島でも合併した自治体もある。そういうところは、まず被害の把握が遅れた。それから、救援物資の届き方が全然違う。自治体の単位が小さいほど、隅々に目が行き届くのです。』
佐高 信(さたか まこと)
自治体の単位が小さいほど、隅々に目が行き届く。これは、企業にも当てはまると思う。組織の規模が小さいほど、細かい事まで気にしてくれる。
もちろん大企業のほうがお金を持っているので、給与が高い、福利厚生が良いなどのメリットもある。でも、末端で働くひとに対しての心配りがない会社なんて、。
『ガバナンスというのは、居丈高に市役所の建物から統治するのではなく、現場に基づいてそれを行う、ということだと思っております。』
田中康夫
物事をうまく進めるために組織のリーダーがすべきことは、独裁者のように権威を振りかざすのではなく、現場の声を聴き、困っていることに耳を傾け、障壁があればそれを取り除き、必要に応じて制度をつくり補助金を付ける、つまり現場がスムーズに動けるように手回しをする、サポートをするということ。
本来はこれが、「政治」の役割だと思います。
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なんでも、大きいほど良い、ということではない。
例えば、大阪都構想とはどんなものだったか。
これに対して、東京都知事選にも出馬された宇都宮健児さんは、↓
大阪府は、大阪市を廃止し、府の財源を増やすことで、自分たちが自由に使えるお金を得ようとした。そしてそれをIRなど、自分たちだけが利益を得ることに使おうとした。住民の生活を犠牲にして。
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動物の本来の目的である、「子どもを守ること」を方針として掲げ埼玉県東松山市長選を戦った、安冨歩(やすとみ あゆみ)さんは、以下のように言っていました。音楽も良いので動画で。マイケルジャクソンの「Heal the World」です。
『地方政府を大きくしてはいけません。小さくしないといけないんです。身の丈にあったサイズの、小さな町や村がなかったら、それぞれの地域の問題を汲みとることなんかできないんです。
そしてその小さな政府を、より大きな中央の政府が支える、そういう構造の社会でなければならない。
大きな組織は、ことごとく機能しないんです。
大きければ大きいほど良い、この原理は成り立ちません。私たちは全く違った方法で、いのちを守っていかないといけないんです。その出発点は、みなさん一人ひとりの暮らしでしかありません。』安冨歩 (2019参院選にて)
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