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【ビジネス】身だしなみの重要性

ビジネスにおいて、身だしなみはきちんと整えた方が良い。
皺のないシャツとスーツを身につけること。ハンカチにもアイロンをかけること。くたびれていたり、汚れた靴を履かないこと。髪を綺麗に整えること。

先日、来客があった。
30代と思われる営業の男性で、丁寧に説明をしてくれる方だった。
ふんふんと相槌を打ちながら説明を受けている最中、ふと、シャツに目が留まった。皺が目立っていた。干していたハンガーから剥ぎ取ってそのまま着たのかしら? と、ちらりと思い、その情景が浮かんだ。そう考えた少しの間、説明に集中できなかった。

どうして目に留まったのかと後で振り返ってみたら、おそらく、「うち(我が家)っぽい」って思ったから。
我が家もここ2年はアイロンをかけていない。
子供が産まれる前は夫のシャツにアイロンをかけていたけれど、もともとあの作業は嫌いだし(棚からアイロンを出して、温まるのを待つだけでも面倒臭い。)、子供の面倒を見るのに精一杯で、夫の面倒は正直自分自身で見てほしいと言う心境になり、産後はすっかりかけなくなった。
たまに申し訳なく思い、「アイロンかけようか?」と聞くと、夫は「形状記憶シャツだからかけなくていいよ。かけなくて済むようにそういうのを選んでいるから。」と答えた。そうか、形状記憶だからいいのか。納得しつつ、でも、アイロンがかかっているシャツに比べればその差は歴然だよなとも思っていた。
夫が優しさから言ってくれていることはわかっていたけれど、朝は忙しく、夜は疲れ切っていて、アイロンをかける時間も気力も捻出できずに、その問題に蓋をした。

でも先日、来客者の皺のあるシャツを見たときに、「夫のシャツっぽい」と思い、「我が家の場合、人からはどう見えてるんだろう?」と気になった。
私が、その方のシャツを見たときに、朝洗濯物のハンガーから直接取って着る姿を想像したように、夫も誰かにそう想像されているのだろう。
そんな生活感は出さない方がいい。

皺のあるシャツだけでなく、汚れた靴だったり、寝癖のついた髪だったり、ビジネスではご法度だと思う。
時間に余裕のない人に見える。心に余裕のない人に見える。お金に余裕のない人に見える。だらしなく見える。信頼に関わると思う。
もちろん色々な事情があって仕方ないときもあるかもしれないけど、その事情を他人は知り得ないし、知っていたとしてもその他人には関係ないことだから。そんなことで損するのはもったいない。

架空の、ものすごく仕事のできる人のステレオタイプを想像する。私の頭の中のその姿はやっぱりきちんと身だしなみが整えられている。外見が他人に与える印象は、大きいと思う。

スーツ姿の人を見慣れている方だと思うけど、皺だらけで気になる人もいればその逆のケースも結構ある。すごく素敵なスーツだな、清潔感があって爽やかだなと目に留まることもあるのだ。
案外、人から見られているものだと思う。

だから、最近は、夫のシャツにアイロンをかけるようにしている。
でも、重いアイロン台を出してシャツを広げて…なんて、とてもできないから、ハンガーにかけたままかけられるアイロンを使っている。短時間でかけられるし、そのままクローゼットにしまえるので、前よりストレスはない。
ついでに自分の仕事着にもかけたりもする(女性の服はかけられない素材のものも多いけど)。やっぱり皺のない服の方が気持ちいい。だから、自分のテンションを上げて仕事へのやる気に繋げるという意味でも、アイロンをかけることは良いことだと思う。

外見は内面やスキルと違って、意識したり一手間かけさえすれば、誰でも容易に、すぐ変えることができる。その一手間で印象を左右できるのであれば、やって損はない。









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