伊勢野マリー

20数年続けた公務員をうつ病のため辞職|現在パート勤務|潰瘍性大腸炎治療中|大学生、高…

伊勢野マリー

20数年続けた公務員をうつ病のため辞職|現在パート勤務|潰瘍性大腸炎治療中|大学生、高校生の脱力系マザー|大好物はエッセイ

マガジン

  • note予備校~トランスミッション~

    • 119,052本

    とらねこが運営する共同マガジン。グループ合計で参加者1,100名を超えました。フォロワ数2000名以上、120,000記事以上が収録されています。🌱コンテンツを広めたい方の参加をお待ちしています。🌱マナー:①連続投稿はしない②社会一般的に不適切な記事は投稿しない③トップ画面は変えない。参加希望の方は,マガジンの固定記事からコメントしてね(ง •̀ω•́)ง

  • エッセイ

    何気ない日常を切り取ったエッセイたち。

  • 潰瘍性大腸炎あれこれ

    潰瘍性大腸炎に関連する記事をまとめました。

最近の記事

こんな母親になるつもりはなかったのに。

私は母が大好きだ。 穏やかで、頭が良くて、手の込んだ料理は作らないが手料理はどれもおいしい。 手編みのセーターを作ってくれたり、編み方を教えてくれたり。 私が子どもの頃は、一緒にクッキーも作ったし、サヤエンドウのスジやもやしの根を取りながら、今日あったことを報告したりした。 勉強でわからないことがあれば教えてくれたし、私にとって母は、理想の母親であり目標だった。 しかし、いざ自分が母親になってみると、それがいかに難しいことかを痛感した。 育休中はともかく、仕事に復

    • 公務員時代に学んだ、イラっとした時の要望の伝え方

      公務員時代、おじさんから面と向かって怒鳴られたことがある。 まだ21歳の時だ。 面食らったが、心は折れなかった。 私としては、法律で決められていることを粛々とこなしていただけで、自分のミスではなかったからだ。 しかし、おじさんの苛立ちも理解できた。 詳しくは書けないが、文句のひとつくらい言いたかったのだろう。 しばらく怒鳴られ続けたが、話を聞きつつ、でも引き下がらず、やり取りを続けているうちに落ち着いてきたのか、 「まあ、あんたに言ってもしょうがないんだけどさ」

      • 田舎って若いからこそ住めるんだよね。車ありきだから。高齢になったら自力でどこにも行けないよ。バス停や最寄り駅がそもそも遠いんだから。病院は?買い物は?どうする?高齢者こそ街の方が暮らしやすい、と田舎者は思う。そして、自分の老後が心配だ。

        • 大腸内視鏡検査受検プロの初体験

          潰瘍性大腸炎歴約25年、大腸内視鏡検査受検プロが、今年も検査を受けてきた。 およそ1年半ぶり。 この1年半の間に検査方法がいろいろと変わっていた。 まず前日夜に飲む下剤が、ピコスルファートナトリウムに。 水に溶かして飲んだら、なんなく飲めた。 めちゃくちゃ飲みやすかった。 ただ、下剤作用が効いてくるのに時間がかかり、夜中にトイレに行かなければならなかったのが睡眠を害されちょっとイヤだった。 また、当日飲む腸管洗浄剤がサルプレップというものになっていた。 これは

        こんな母親になるつもりはなかったのに。

        • 公務員時代に学んだ、イラっとした時の要望の伝え方

        • 田舎って若いからこそ住めるんだよね。車ありきだから。高齢になったら自力でどこにも行けないよ。バス停や最寄り駅がそもそも遠いんだから。病院は?買い物は?どうする?高齢者こそ街の方が暮らしやすい、と田舎者は思う。そして、自分の老後が心配だ。

        • 大腸内視鏡検査受検プロの初体験

        マガジン

        • note予備校~トランスミッション~
          119,052本
        • エッセイ
          9本
        • 潰瘍性大腸炎あれこれ
          3本

        記事

          マルチ商法と私 〜友人をなくした話〜

          当時私は育休中、娘は1歳だった。 日々の育児に追われ、独身女性が楽しむようなオシャレ、外食、お出かけとは無縁の生活を送っていた。 そんな時、既婚子なしの友人からランチに誘われた。 久しぶりだしランチだし嬉しくて、実家の母に甘えて娘を預け、お店に向かった。 子どもと離れて大人だけでランチ。 会話を楽しみながら食べるパスタランチ。 高級店でなくても、これが子育て中の人間にとってどれだけ贅沢な時間か。 幸せな時間だった。 ところが。 食事が済んで一段落すると、突然

          マルチ商法と私 〜友人をなくした話〜

          子どもを育てるメリットとデメリット

          私には今、大学生の娘と高校生の息子がいる。 公務員を昨年辞めたので、子どもたちが幼かった頃は育休を取って、復帰して、育児短時間勤務、部分休業、あらゆる制度を利用してワーママをしていた。 はっきり言って、大変だった。 復帰してからは、出勤時間までに子どもを保育園に送らなければならないし、子どもが体調を崩せば、保育園からお迎え依頼の電話がかかってくる。 小学生になったらなったで、下校時間は早いわ夏休みはあるわで、敷地内同居(田舎によくある同じ敷地内に親世帯と子世帯の家が2

          子どもを育てるメリットとデメリット

          カメムシとジャスミンと私 〜においにまつわるエトセトラ〜

          「お母さん!どっかにカメムシいる!」 娘が家の中で叫んだ。 「え、うそ」 そんな気配は感じないが。 「ほらぁ、においしてるじゃん。どっかにいるって!」 「あ、ほんとだ!においする!」 息子まで参戦してきた。 「うわ、臭い臭い!もう!どこにいるの!」 ふたりは大騒ぎだ。 かく言う私は、まったくカメムシの気配を感じない。 においもしない。 「ほんとにいる?」 「いるって!」 ふたりの声がそろった。 はて……。 すると、ふと目をやった先に。 「あ、いた」 声が漏れた。 子供たちはす

          カメムシとジャスミンと私 〜においにまつわるエトセトラ〜

          読んでもらってなんぼ、なのだろうか。

          読んでもらってなんぼ、なのだろうか。 ふと、そんな疑問が湧いてきた。 書籍化を目指したり、生業としたい方々にとっては、そうだろう。 このサイトにはそういう目標を持った方たちがたくさん集っているから、 ・クリックしてもらうには ・完読してもらうには ・スキを増やすには みたいなHow To記事が散見される。 そもそも私がなぜnoteを始めたかというと、自分の書いた記事を売ることができる、というところに惹かれたからだ。 しかし、それは簡単なことではない、ということに

          読んでもらってなんぼ、なのだろうか。

          公務員マザー、うつになる。

          私が最初にうつ病を発症したのは、娘と息子が小学4年と1年の時だった。 息子が小学生になり、今まで取得していた部分休業が取れなくなったため、フルタイムに復帰したタイミングだった。 この年、頼れるA先輩が異動になり、その代わりに配属されたのが新規採用職員だったため、A先輩の仕事を私が引き継ぐことになった。 そして、私の仕事をB先輩に引き継ぐことになった。 以前の担当業務をB先輩に引き継ぎながら、新しい業務をこなしていく。 それだけならともかく、他所の課の人間が細かい仕事を持って

          公務員マザー、うつになる。

          芸人さんと私 〜目指せ、最高のゆるゆる時間〜

          お笑いが好きだ。 いや、劇場に足を運ぶほどの熱烈なファンではない。 ネタ番組やM-1、THE SECONDなどをテレビで見られる時に見る程度である(そういえばキングオブコントやR-1はあまり見ない)。 我が家では私がダントツでネタ番組好きだ。 夫はそもそもタメにならないやかましいだけのバラエティ番組は好きではないし(夫談)、娘はドラマか好きなアイドルが出ている番組しか見ない。 息子に至っては、そもそもあまりテレビは見ずに、ゲームか動画ばかり見ている。 学生のお子さまたちには

          芸人さんと私 〜目指せ、最高のゆるゆる時間〜

          友達には、話せないので。

          友達を作るのが下手だ。 現にママ友という人は、ひとりもいない。 連絡先くらいは知っている。 行事などで会えば、あいさつはするし、多少立ち話もする。 その程度だ。 わざわざランチをするような人は、ひとりもいない。 でも、それでいいと思っている。 無理に仲良くする必要はないし、すでにできている輪の中に入っていくのもなかなかしんどい。 たまにランチをする学生時代の友達がいれば十分である。 しかし、その学生時代の友達になんでも話すか、というと、そういう訳でもない。 仕事のこと、子ど

          友達には、話せないので。

          はしゃぐ年子の心さんの記事で紹介されていたエッセイコンテスト「働くってなんだろう」に応募した。 ちょうど働くことについて考えていたので、自分の思うところを文章化してみた。 結果はまだ先だけど、みなさんの作品を読むのが楽しみだ。 https://note.com/clever_borage811/n/n6edbbe844117?sub_rt=share_b

          はしゃぐ年子の心さんの記事で紹介されていたエッセイコンテスト「働くってなんだろう」に応募した。 ちょうど働くことについて考えていたので、自分の思うところを文章化してみた。 結果はまだ先だけど、みなさんの作品を読むのが楽しみだ。 https://note.com/clever_borage811/n/n6edbbe844117?sub_rt=share_b

          22歳、潰瘍性大腸炎発覚から「なんとかなる」と思えるまでの気持ちの変化をサラッと振り返り

          シカのフンのようなコロコロうんちが続いていた。 そして排便のたび、血がぽたっと落ちた。 そのうち治るだろ、と思っていたが、なかなか治らない。 どのくらい経った頃だったか、いっこうに改善する兆しがなく、さすがに不安になり母に打ち明けると、 「どうしてもっと早く言わないの。すぐ診てもらわないと」 ということで、速攻かかりつけ医のところへ行った。 もらったのは、痔の薬だった。 「あ、なんかテレビで見たことある形の薬だ」 とのん気なことを思った。 その注入軟膏をしば

          22歳、潰瘍性大腸炎発覚から「なんとかなる」と思えるまでの気持ちの変化をサラッと振り返り

          カレー屋さんと私 〜愛しきネパール人らしきお兄さん〜

          週に一度行くか行かないかくらいのスーパーがある。 ある日、そのスーパーにお弁当を買いに行ったら、外でカレーを売っているネパール人らしきお兄さんがいた。 少したどたどしい日本語で、一生懸命呼び込みをしている。 頑張ってるなぁ。 なんか、応援したい、と思った。 ちょうどお弁当を買いに来たところだったし、お店のカレー、たまには食べたいし。 だけど、お値段はどのくらいなんだろう。 こういうのって、けっこうお高かったりするんだよなぁ。 値段を確認しに行って、もし高かった

          カレー屋さんと私 〜愛しきネパール人らしきお兄さん〜

          スキしたくなる記事 〜noteを散策して感じたこと〜

          当たり前ですが、私がスキした記事は最後までしっかり読んでます。 スキしたくなる記事は、 ・面白い ・のほほんとしている ・頑張っている ・正直 ・よく分析されている ……などなど、つまりは読んでいて不快でない記事。 日々の何気ない日常を面白おかしく書かれていたり、情けない一面をさらけ出していたり、日々仕事や家のことに奮闘していたり、データや経験を用いた役に立つ情報であったり。 こういう記事には、どんどんスキボタン、押しちゃってます。 逆にスキできない記事は、 ・

          スキしたくなる記事 〜noteを散策して感じたこと〜

          1週間の過ごし方徹底比較 ~公務員時代とパート職員の現在~

          特に資格があるわけでもない。 別に高い志があるわけでもない。 子育てをしながら細々と公務員を続けられたらいいな、と思っていた。 が、うつ病になったことがきっかけでやむなく退職し、パートに転職した脱力系元公務員マザーのお話。 公務員を退職して1年と少しが経った現在。 現役公務員時代とは、生活が大きく変わった。 試しに、とある1週間の過ごし方をそれぞれ図で表してみた。 ちなみに、黄色=仕事、水色=家事・育児、ピンク=余暇、で色付けしてある。 現役公務員時代 うん

          1週間の過ごし方徹底比較 ~公務員時代とパート職員の現在~