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芸人さんと私 〜目指せ、最高のゆるゆる時間〜

お笑いが好きだ。
いや、劇場に足を運ぶほどの熱烈なファンではない。
ネタ番組やM-1、THE SECONDなどをテレビで見られる時に見る程度である(そういえばキングオブコントやR-1はあまり見ない)。

我が家では私がダントツでネタ番組好きだ。
夫はそもそもタメにならないやかましいだけのバラエティ番組は好きではないし(夫談)、娘はドラマか好きなアイドルが出ている番組しか見ない。
息子に至っては、そもそもあまりテレビは見ずに、ゲームか動画ばかり見ている。
学生のお子さまたちには、勉学に励んでいただきたいのだが、母親の私が嬉々としてネタ番組を見ている以上、
「そんなしょうもないものばかり見てないで、勉強しなさい」
とは、さすがに言えない。

私が好きなのは、漫才だ。
落ち着いている漫才。
声を張り上げる漫才は、おばさんになったからなのか、うるさいなぁと感じてしまう。
「あぁ、このネタ、こんなに大声で叫んでなければ(マリー的には)めっちゃおもしろいのに」
と思うことがよくある。

なので、やはり中堅さんやベテランさんのネタが好きだ。
博多華丸・大吉さんとか、中川家さんとか。昔、NGKで見た中田カウス・ボタンさんも面白かった。

みんながみんなではないが、若手さんの漫才は、元気過ぎたり早口だったりで、カロリーが高くしんどい時がある。
また一生懸命さが伝わってきてしまって、なんとなく余裕のなさを感じてしまう(これは個人の感想です)。

そんな中、インパクトがあったのがメイプル超合金のカズレーザーさんだ。
M-1の決勝で初めて見たが、「この人すごい」と思った。
どこか達観しているというか、いい意味で一生懸命さが伝わってこなかった。
「この人、何者だ?」と思ったのを覚えている。
そしたらあれよあれよと売れて、よくテレビで拝見するようになった。
「あ、私、意外と見る目あったのかも」
とひそかに自画自賛していた。

芸人さんについて改めて考えると、この人たちは本当にすごい。
馬鹿げたことをしてみせているが、していることはとても難易度の高いことだ。
計算して人を笑わせることほど難しいことはない。

「趣味:物書き」の人間としては、読みやすくくすっと笑えるような文章を書きたいと思っている。
しかし、これがなかなか難しい。
いくら自分が面白いと思っていても、人が面白いとは限らない。
狙えば狙うほど、しらけてしまうことが多々ある。

理想は、さくらももこ先生の「もものかんづめ」だ。
あのユルい感じが大好きだ。
娯楽の時間は、のほほんとユルく楽しいのがいい。
そんな時間を提供できる人になれたら、最高だ。



【おまけ】

その夢が少し叶った。
自分のエッセイがよへいさんのマガジン「くすっと笑えるnote」に追加していただけた。
くすっと笑ってもらえるように書いたエッセイだったので、めちゃくちゃ嬉しかった。
よへいさん、ありがとうございます。

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