数字で読み解くWBC侍ジャパン【村上宗隆・タイプ12】
今回のWBCで初めて野球をまともに観戦したわたしは、村上選手のことも当然知りませんでした。“村神様“というワードだけは耳にしたことがあって、「へぇ〜この人が?」という程度。準決勝までは印象が薄かったのですが、9回のサヨナラ勝ちと決勝のホームランを見て、やはり持っている人なんだなぁ〜と、その貢献度に拝みたくなりました。その後、侍ジャパン全選手のタイプを分析していて、村上選手の結果には「なるほど」と納得しました。なぜなら村上選手が【タイプ12】の気質を持つ人だったからです。
【タイプ12】は、いわゆる“持っている人“
イーサでは持って生まれた気質や能力を1〜12のタイプに分類し、組織分析しているとお伝えしていますが、12タイプ中、最も異彩を放つのがこの【タイプ12】となります。他人には理解できない部分が多く、宇宙人のような人たちが多いです。
イメージが湧きやすいよう、先に【タイプ12】の有名人リストを挙げておきます。
羅列した名前を見ていくだけでも、個性が大渋滞していてウッとなりませんか?芸能人は【タイプ12】が非常に多いです。芸能に限らず、どの分野においても成功している人が多いのが特徴です。
『繊細な個性尊重主義者』
【タイプ12】思考型/慎重派/女性的
自分の自由や思考が奪われたり、束縛されたりすることを嫌います。自由奔放な発想と瞬発力を持ち、我が道を突き進みます。正義感が強く、矛盾したことに対してはズバリと指摘します。芸術的な感性に優れていて、色彩感覚も富んでいます。生まれつき、絵がとても上手いです。人情的で親分肌。知的で冷静な面と、慌て者の一面を持ち合わせています。信念を貫いて妥協しない一本気の強さ。
社交的で抜かりがないが、きまぐれ気質。他人の気分を一瞬で察知する鋭い勘を持っています。批判精神が旺盛なところがあり、皮肉屋っぽく受け取られることも。ヒントの連鎖で、他人にはない奇抜な発想が飛び出ます。物事に対しては、粘り強く進めるより、一発勝負型。
イチロー、松井秀喜も【タイプ12】
周囲からはなかなか理解されない、できない【タイプ12】の人たちですが、実は本人も『自分がよく分からない』と常に感じています。ひとり言が多く、“もう一人の自分“と会話します。意思決定は“もうひとりの自分“が行います。
人をわざと怒らせて、その反応を楽しむスリルを好むこともあります。一度に複数のタスクをこなすことができる超人なので、お子さんが【タイプ12】の親御さんは、「宿題が済んでからyoutubeを見なさい!」と注意する必要はありません。両方同時にできています。クリエイティブな感性が優れていて、夢の見方さえ、他のタイプと全く異なるのです。
そんな理解されにくい【タイプ12】ですが、無条件に【タイプ1】と【タイプ2】の人間に好感を持ち、彼らが唯一の理解者となります。以前の記事でも書いたように、栗山監督はまさにその【タイプ2】でした。村上選手を理解し、最後まで信じ、すべてを託したエピソードにはきちんと理由があったのでした。
ちなみに侍ジャパン内では
・今永昇太選手
・甲斐拓也選手
も同じ【タイプ12】でした。さらなる活躍が期待されます。
社会的には、他人との競争を嫌うので(人に負けて馬鹿にされるのが耐えられない)、組織の一員にはあまり向きません。経営者としても、感性が突飛すぎてワンマンになりがちなため、基本的には個人プレーが向いています。
わたしの顧問先では、先日【タイプ12】の方が入社しましたので、併せて【タイプ2】の方も採用しました。このように、職場環境を円滑にするための人事の法則があります。組織内で人間関係のトラブルが絶えない、離職率が高いなど、人に関する問題がある場合は、人事ツリーがうまくいっていないことが原因です。イーサでは適材適所の人事、組織力を最大に引き出すチーム構成や、足りない人材の確実な採用など、お手伝いしています。
『数字で読み解くWBC侍ジャパン』次回につづく。
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