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140字小説【相棒】

僕が相棒と散歩していると、今まさに断崖絶壁から飛び降りようとする女を見つけた。薬を服用したのかふらついている。女は僕に気づくと、まるで目の前に道があるかのように一歩踏み出した。「飛べ!!」僕は女を指差し叫んだ。矢の如く飛んだ鷹は、落ちていく女を掴むと必死に羽ばたきゆっくりと下へ。

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