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【ポエトリーリーディング】『 あたりまえ 』リリースしました!



ポエトリーリーディング作品『あたりまえ』
2024年3月25日 リリースしました!


トラックメイカー/エンジニアのPIANO FLAVAさんから声をかけていただき、共作にてオリジナル作品をつくることができました。

PIANO FLAVAさん(Instagram)🔽


ポエトリーリーディングとは、
音にのせて詩を朗読することばの音楽です。


『あたりまえ』詩(歌詞)

やなことあって落ち込んで
食欲なくて寝たふりをして
こんな日はぜんぶ忘れたことにして
朝もべつにこなくてよくて

それでも朝はしつこいから
あなたへのおはようは欠かせない
なんにも食べてなかったな
おなかがすくこと むかつくな

自分をたいせつにと言う声より
他人をばかにするひとの声が響く
歌やことばがあふれていても悲しいね

悲しいからわたしは
信じたいうたをまたくちずさむ

あたりまえってときにはうんざりしちゃう理屈で
人間なんて完ぺきじゃないから美しいのにね
なんでもできるにんげんは
なんでもできるから期待されていて
できない知らないとか言えなくなるのは窮屈だろう
あたりまえってときには安心できる材料で
あたりまえじゃないけれど
住むところ食べるもの着るものがあるということ
なくさないように少しだけがんばって生きているよ

わたしは感情をたいせつに
できているでしょうか
やなことなくても突然に
涙がながれることも多い日々です

春になれば思いだせる景色があって
なんだかんだと 夏秋冬にもあったりで

生きれば生きるほどに
忘れてしまうことが多い生きものとして

忘れたくないものが 多いほどしあわせだと思う
たまにずるをしてまほうをつかう
そうでもしないと割りに合わないよね

あたりまえって言われても
基準はありふれているのにね
誰かの正しさだとしても
それはみんなのものじゃなくて
ひとのつらさはひとのものさしによるもので
わたしが測っていいわけがない
わたしのつらさはわたしだけがわかっていて
わたしがいちばん わたしのきもちを大事にしてる
あたりまえの押しつけはなるべくしたくはないよ
でもあなたにだけは信じてほしい
あたりまえにあいしているよ
そのきもちはあなたも
大事にしてくれたらうれしい

あたりまえってときにはうんざりしちゃう理屈で
人間なんて完ぺきじゃないから美しいのにね
あたりまえってときには安心できる材料で
なくさないように少しだけがんばって生きているよ
あたりまえって言われても
基準はありふれているのにね
誰かの正しさだとしても
それはみんなのものじゃなくて
あたりまえの押しつけはなるべくしたくはないよ
でもあなたにだけは信じてほしい
あたりまえにあいしているよ

なんと!
サブスク視聴・ダウンロードができます!すごい!



こちらからぜひ、お聴きください◎

各種配信🔽


YouTube(リリックビデオ)🔽



わたしには私を守るための私なりのペースがある。ひとにどう思われるか以前に、わたしが一番わたしについて悔しかったり悲しかったりしている。だから"あたりまえって色んな意味があるよね"と、私はわたしのために作品にする必要があった。

そういう詩をうたいました。
ポエトリーリーディングです、良い曲です。




詩、短歌、文章、うた、色んな場所にことばを落としておくと、色んなひとが私のことを"一生懸命に生きている人間"であると、僅かながらも知っていてくれてうれしくなります。元々は、そういう理解のためではなく、ただ私にできることが、私のしたいことが、ことばを扱うことだっただけなのに、なにをしても続かない私が、唯一自分を大切にして続けられるものが"ことばでの表現"であれて良かったなと心から思っています。

決してうまくはないし、得意ではないし、だから多くのひとの目にとまれるわけではないのに、小さな小さなかけらをほんの少しずつ拾われていく人生の悪くなさに気づけることが、気づけるまでやれていることが、しあわせだなと思います。
しあわせだな。


誰のためでもなくひとりよがりにつくってきた様々なかたちをした私のレプリカが、ほんの少しずつひとのこころに触れることができるたびに、それが私に伝わるたびに、より炎の大きな作品が生まれていきます。


今回の共作も、そんなふうに私を見つけてくださって、声をかけていただけて、かたちになっていきました。

なんとなく、だけど本気で、灯してきたこのnoteによる生きざまであったり、YouTubeに投稿した過去のポエトリーリーディング作品だったりをPIANO FLAVAさんが見つけてくださって、少なくとも無ではないなにかを動かせたからこそ、ありがたいきっかけになりました。
見つかるって本当にうれしい。


作品のテーマや中身を、それぞれの持ち寄りに頼りすぎず、細かく意見を出し合って完成しました。私ひとりでは、全くちがう詩のままでうたっていたと思います。私ひとりでは、楽曲として世に放つことはできなかったと思います。詩を白紙に戻して考え直したり、ジャケ写もより良いものをと候補がいくつもあったり、自己満足だけにならないようにと調整を重ねて進められたことは、共作ならではの楽しさでした。

そのおかげで、私は『あたりまえ』という曲を愛せています。なにより、聴けばきくほど、私はこの曲に強く救われています。


まだまだですが、現時点での力作です。
そしてこれからもまた、私はポエトリーリーディングを続けていきたいです。詩も短歌も文章もうたも、外に羽ばたかせていきます。一匹狼にはならずに、ひとりの良さも共作の良さも、たくさん知っていきたくて、既に好奇心を高めています。


生きている限り、彩結ゆあが彩結ゆあとしてひとと出会い続けられますように。おたのしみに!

『あたりまえ』
聴いていただけたら嬉しいです。
音と詩がどうか愛されますように!あなたにとって、無ではないなにかがありますように。


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