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アウトドアの課題と私たちにできること〜【Makuake100%越え】やさしいおろし金開発ストーリー〜

みなさん、こんにちは!アイリス広報局 局長アイリーですっ
アイリスのひとしごと Vol.2 は商品開発ストーリーをお届けします。

「アイリスのひとしごと」第一弾に続き、インタビュアーを務めるのはアイリス公式キャラクター「アイリー」!


2024年4月19日(金)より「手のひらサイズのアウトドア専用ステンレス製おろし金 ”やさしいおろし金”(以下、やさしいおろし金)」の先行販売がMakuakeにてスタートいたしました。

2024年4月19日(金)「やさしいおろし金(左)」先行販売がMakuakeにて開始。1日で目標金額の100%以上達成。


「やさしいおろし金」はアウトドア用品で私たちにできることは何かと考え、こだわり抜いて試作を繰り返し、独自製法によって誕生しました。「やさしいおろし金」開発担当者から、開発の裏側や製品に込めた想いをお伝えしてもらいます。

アイリー:今日はアイリス金属生産部の早川さんに来ていただきました。こんにちは!
早川:こんにちは、アイリーちゃん。今日はよろしくお願いいたします。

製作秘話

ー 元々、アウトドアやキャンプが好きでしたか?

コロナ渦より少し前に、家族でキャンプに行く機会が増えました。キャンプで特に楽しみにしているのは、キャンプの際のご飯です。 子供と一緒に料理ができるので、調理の段階から楽しいです。

ー 刃がないおろし金という発想はどこから生まれたのでしょうか?

 私自身、キャンプに行くときに持ち込む調理器具は、おろし金に限らずなるべくコンパクトにしたいなと毎回感じていました。だからといって調理器具のスペックは妥協したくないんです。さらに、調理するときは子供と一緒に楽しみながらやりたい。そんな想いから「やさしいおろし金」の構想はスタートしました。 

ー「刃がないおろし金」ではどのような点にこだわりましたか?

刃がないおろし金を実現するためには、技術的な課題を克服する必要がありました。刃がないため、従来のおろし金よりも複雑な構造が必要でした。刃がないとはいえ、食材をすりおろすためにある程度の硬さが必要です。安全性と強度を兼ね備えた素材選びには苦労しました。刃がないため、食材が詰まりにくい構造にする必要がありましたので、洗いやすい形状や素材選びにも工夫しました。
試行錯誤を重ねた末、食材を効率的にすりおろせる独自の構造を開発しました。苦労と失敗の連続。構想開始から月日を積み重ねること実に2年が経過して、ようやく納得のいく商品が完成しました。

ー 課題克服の過程を、具体的に教えていただけますか?

 刃を使わずに擦るにはどのようなおろし目形状が最適なのかを探るため、まず最初に取り組んだのは「丸・三角・四角」の単純な形状におろし目高さ「0.2mm・0.4mm」でテストを実施しました。

その結果、「三角 × 0.4mm」の組み合わせがどの食材で試しても最も良いおろし具合になると判明しました。

次のステップとして、「三角」を踏襲したデザインを開発メンバーでアイデアを出し合い考案しました。

いくつものデザインを試作しテストを行いましたが、食材の目詰まりが原因で思うようにおろせない、簡単に洗い流せない、指で触ると少し痛い・・・と多くの課題が噴出しました。厚みや材質を変えたり何度もトライ&エラーを重ねました。

なかなか思い通りのおろし金になりませんでしたが、
遂に!すりおろし感・すりおろしの量・洗い流せる時間・指で触れた時の感触、これらを全てクリアーするパターンが決定しました。

こちらが最終決定したデザインです。
アイリーちゃんはこのシルエット、キャンプ用テントに見えますか?それとも山々に見えますか?

良くすりおろせるデザインを追求した結果、偶然にもテント型のデザインに行きついたのです。
キャンプ場に多くのテントが立ち並ぶイメージで、アウトドアシーンにぴったりでユニークなデザインとなりました。

精密加工のプロが試行錯誤の末辿り着いたのは、「テント型デザイン」だった!
テント型は、食材を効率的にすりおろせる形状になっています。また、使い終わった後も洗い流しやすいというこだわりも。

テント形状の太い面の部分で食材を柔らかく砕き隣接する高さ0.25mmのエッジ部分が削ぎ落としていく仕組みです。

ー諦めずに何度も挑戦して、こだわり抜いたやさしいおろし刃が完成したんですね。
さらに形状にもこだわりがあるとのこと。

はい。おろし金は手で持って使うもの。そのために持ちやすく・手に馴染む形状を探る作業を進めました。いくつものモックアップを作成して、開発メンバーはもちろん、他の社員にもモニターになってもらい「ミリ単位」による形状修正を行い、今の形状に決定しました。

他にも、外周をプレス機で皿状に加工することで、すりおろした食材やドリップがこぼれにくい設計になっています。

こちらは、プレス加工前と加工後の比較です。

外周に注目!
皿状に加工されていますね。
お使い頂く方に喜んでもらいたいので、細かい気遣いも逃さない。これがプロのこだわり。
特別にプレス加工中の写真を見せてくれました!

ー精密加工のプロならではのこだわりですね。
続いて、アウトドア業界における課題や「やさしいおろし金」の今後の展望について質問します。


アウトドアの課題と「やさしいおろし金」の役割

ー アウトドア業界は近年、大きな成長を遂げており、多くの人々がアウトドアアクティビティを楽しむようになっています。しかし、その一方で、いくつかの課題も存在します。

ー アウトドア活動の課題はどんなものだと思っていますか?

 一つは、環境問題です。例えば、キャンプ場でのゴミ問題。心ない利用者がゴミを放置してしまったり。自分も気づかないうちにゴミを落としていないかしっかり確認するようにしています。

二つ目は、安全性。自然の中は非日常を過ごせることでリフレッシュできますが、反対に言えば「普段とは違う」ということです。今回開発したおろし金もそうですが、ふとした瞬間に危うい場面が起こる可能性が高まります。

三つ目に挙げるのは、使いやすさですね。アウトドアを楽しむ人の層は、近年ますます多様化しています。しかし、従来のアウトドア用品は男性中心に設計されており、女性や子供、高齢者などが使いやすい製品が不足しているという課題があります。

四つ目は…アウトドア市場は競争が激化しており、多くの企業が参入していること。そのため、お客様のニーズを的確に捉えた革新的な製品を開発することが重要だと考えています。

 ー「やさしいおろし金」がこれらの課題にどのように貢献できると考えていますか?

「やさしいおろし金」は、食材を最後まですりおろすことができますので、環境負荷低減に貢献することができます。

また、刃がないため怪我のリスクを大幅に低減することができます。小さなお子様から高齢者まで安心して使用することができます。

「やさしいおろし金」は現状の課題を解決する一助となる製品と自負していますので、アウトドア業界の発展に貢献していくと考えています。今後も、「アウトドア業界を盛り上げていくために私たちにできることや、お客様が求めているものや使いやすいものはどんなものか」と問い続け、製品開発を進めていきます。

ー「やさしいおろし金」を使ったオススメキャンプ飯を教えてください!

 やっぱり肉料理です!炭火で豪快に焼いて塩胡椒や薬味をつけて食べるのがいいです。魚介類をホイル焼きにして、ポン酢と薬味で食べるのも好きです。

美味しそう〜!!やっぱり薬味は料理をワンランク上げてくれますね。

ーこれを見ているみなさんへメッセージをお願いします!

一本持っているとキャンプ料理のバリエーションが広がって、さらに楽しくなります。今までキャンプ飯で薬味を諦めていた方も、ぜひ「やさしいおろし金」を使ってチャレンジしてみてください!

ー 早川さん、ありがとうございました!

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