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活動理念・成果・・・自分たちが『楽しい!』ことが大切★

昨夜、ウチのNPOメンバーで来年度事業について話し合いました。
どんな理念で、どんな活動をして、どんな成果を出すか、そんな難しいことを話し合っていました。

すると、こんな根本的な意見が出てきました。
『自分たちが楽しくないと!!』

大切にしていた感性でありながらも、
どこか忘れかけていた基本的なことを思い返しました。

『楽しい』という感性を大切にすることです。


可愛くハートを二人で持ち上げるイラストは、エビスさんの描かれたものを使用させていただいています。ありがとうございます。



①地域力アップセミナーで学んだ「楽しい」を中心に置くこと

以前に、北九州市で開催している「市民カレッジ」という生涯学習講座のひとつで、
『地域力アップセミナー』という、地域活動に携わる人が半年ぐらいの連続講座を受講するものがあり、ぼくも生徒の一人として参加していました。

終盤に、とある地域を訪問し、活動などを拝見し、そこから学んだことを最終的には発表するというカリキュラムでした。

ぼくたちが取材したとある地域は、
『青春時代 partⅡ』というサロンを展開していました。

これは、団塊の世代の定年退職期において、以前に北九州市でありました『地域デビュー支援事業』の一環で、元気なシニア世代が地域活動にて活躍することを支援する事業から誕生した活動です。

会社を退職して、多くの時間ができたなか、地域の皆さんと集まって、何かしらワイワイ講座をやっているサロンでした。

このサロンの参加者たちはとても輝いていて、そうした集まりの場があることが羨ましかったのを覚えています。
拠点となるのは市の公共施設である市民センター(公民館のようなものです)です。

こうした公共の建物を拠点にし、校区住民全体に募集をかけて、多くの参加者が集います。
公共的要素が強いサロンなのですが、参加者たちで実践、話し合いを重ねて、大切にしている感性に気付きました。

それは、『自分たちが楽しくないと』っていう気持ちでした。

これは拝見していて、暗黙知的な、ご本人たちも言語化できていないような、大切にしている感性でした。(それをぼくたちが発表しました)

崇高なテーマで研修会・学び合いを重ねるだけでなく、
もっと楽しくないと!

音楽会をしたり、花見をしたり、時には飲み会も!!

とにかく、自分たちが楽しいことを追い求めて企画をつくっていっているそうです。
多くの地域で、こうしたサロンは、活動が続かなかったり、参加者が偏ってしまうのが課題です。
この地域は、とにかく楽しいですから、メンバーが離れず継続している姿にとても感銘を受けました。

『楽しい!』
この気持ちを大切にしています。


②ウチのNPOでの話し合い

ウチの団体は発足してもうすぐ15年になります。
15年前に立ち上がったときは、右も左もわからず、ぼくたちもノウハウが浅かったから、とにかく議論議論!飲みニュケーションの日々で、かなり散財もしました(笑)

あの頃は、とにかく楽しかったです。
体力的にも財布事情的にも辛かったのですが、議論する仲間がいることがとても楽しかったです。

そうした素地から、チームワークが強固になり、活動が生まれ、いまだに続いています。

平成29年度にNPO法人の認証をいただき、法人格に成長してからは、どこか業態のようなところがあり、
依頼をいただき成果で応えるというような、業務主義になっていったのかもしれません。

とはいえ、何度か記事にも書いているように、想いを集めた活動であったり、みんなボランタリーで活動していますから、できる人ができるときに、と思って活動してきたつもりではありました。

そんな中、メンバーから言語化されて、指摘のあったこと・・・
『オレらが楽しくないと!!』


ぼくたちの団体は、特定の地域に押しかけていって、そのまちの人たちと協働しながら活動をしていきます。
コロナ禍で、活動の計画も立たず、協働先の地域の選定も難航していました。
どうしよ、こうしよと言っているなかで生まれたのは、
そうした団体外との連携などは、来年度は見通しがきかないだろうと。
だから、来年度は自分たちが楽しむことを大切に過ごそう!ということになりました。

とっても大切にしていた感性を言語化し、みんなで共有しました。
ひとまず、具体的な実行計画として、毎月、メンバー持ち回りで幹事になり、参加メンバーが楽しいことやコミュニケーションを深める活動を身内でしようということを合意しました。

ぼくたちメンバーの大好きな楽しい場面は「飲み会」が筆頭ですね(笑)
コロナの状況によってはオンラインでも良いでしょう。
飲み会だけじゃなく、様々な企画でコミュニケーションと「楽しい」を追い求めたいと思います。


③理念も大切だけど、楽しむこと

ということで、恥ずかしながら、ウチの団体を具体例に挙げましたが、
特にこうした地域活動や市民活動においては、
自分たちが『楽しい』ということを中心に据えて、その足元を固めていくことが重要と改めて学びました。

楽しい場所には人が集まってきます。

楽しむ人は、また楽しむ人を呼び寄せます。

楽しい人からは、明るい前向きな「気」をもらえるように思います。

楽しんでいる人は輝いています。


理念や、活動概念も大切だけど、
楽しむこと!
これが根本的に大切なのかもしれませんね。


今日もご覧いただきありがとうございました。
これまでの関連する記事をいくつか貼っておきますね。







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