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『公務員らしからぬ』ぼくが、公務員に向いていると感じること

あと数日で、毎朝note365日を達成しそうです。
せっかくのカウントダウンで、これまで書けなかったようなことを書いていこうかと思います。

ぼくは、世間的な顔としては、何枚かの名刺をもっていて、
特にNPO法人での活動は、様々なところで露出度が高いし、関わる人達もとっても多いです。

本業が公務員で、別にNPOの活動をしているのか、
NPOが本業で、公務員が副業なのか分からなくなるほどです(笑)

公務員は副業が認められてませんが、公務を副業としたら問題ないんじゃないかと、ふと言葉遊びが浮かんだこともありました(笑)

そんな市民活動や地域活動などで関わる人たちに素性をバラすと、
「え!?入門さんて、公務員なんですか!?」といつも驚かれます(笑)
え~っと、どういう意味で受け取ったら良い?(笑)


ということで、
公務を仕事としていますが、
ぼくは、とっても『公務員らしからぬ』なんだろうなとつくづく思います。

だいたいこんな実名で発信するなんて、公務員では考えられないですね。意味わからん(自分のことだろ)

ライフスタイルもプレースタイルも公務員っぽくないぼくですが、
仕事の中でも、まぁ上司・同僚の皆さんに迷惑をおかけしてきたと思います。


冒頭の面白いイラストは、メイプル楓|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます!



皆さんは、公務員はどんなイメージですか?

あんまり良いイメージない?(笑)
悪口ならどんどん出てきそうですね。
素晴らしいところもありますよ。


ぼくの公務員らしからぬことをあげていきたいと思います。

前例踏襲なんて大嫌いです。

公務は連続性がありますから、ちょこちょこ変わっていたら困ります。
でも、ぼくは現状維持は衰退と思っています。
だから少しでも変化・進化しないと、と思っています。
公務は変わらなくても、社会や世の中や人は変わっていきますからね。
「そんなことしたら、後任の職員が、誰でもできるわけじゃないから困るだろ」ってよく言われてきました。そんなん知らんし〜(笑)

縦割りなんて大嫌いです。

公務は責任の所在を明確にし、しっかりと対応すべきです。あやふやにされるのが一番困ります。だから、窓口や所管を明らかにします。
でも、ひとつの事柄が10対0で明確になることなんてありません。何かしら横断的な要素があるはずです。だから、いくつかの所属にまたがるようなことが多いです。
どっちつかずな仕事があったら引き受けてしまいます。仕事を増やして怒られます(笑)

副業の禁止なんて大嫌いです。

公務員は、全体の奉仕者として、その気力体力を職務に専念させねばなりません。税金で給料をいただいているからには当然のことです。
また、副業をすると、怪しい金の流れがつきものです。公務とは切り分ける必要があります。
公務員らしからぬぼくは、NPOの活動も副業状態です。
でも、副業はオススメですよ。公務だけでは体得できないものがたくさんあります。
こんな様々な世界で、色んな人に出会い、刺激を受けています。自分自身の知識・技術・能力も向上しています。

議員対応なんて大嫌いです。

ひと昔前までは、議員先生がおっしゃられたら行政の対応を優遇したりしていたのかもしれませんが、今ではそんなこと無いですよ。むしろ逆効果の事例は多いですね。
よく住民も「それなら議員に言うぞ」なんて脅してこられることもあります。以前はそれでまかり通っていたんでしょうね。
議員さんは市民の代表です。もちろん市民の代表として丁寧に対応させていただきます。だからこそ、市民と同じ対応をしなければなりません。
ダメ公務員のぼくは、議員さんが相手でも、できないことはできないと即答します。
心の中では対応するつもりもないのに「検討いたします」と持ち帰って、どう言い訳しようか悩むのが公務員の基本スタイルです。

公平性なんて大嫌いです。

市民に対して、平等であり、公平であるべきなのが、公務の基本中の基本です。どこか一方のメリットになるようなことはしてはなりません。
公平性の名のもとに、何もしない、何も動かない、というのはしょっちゅうあることです。
100万人の市民に対して、何でもかんでも公平性なんて不可能です。
目の前の人がいたなら対応を考えたいです。
これはとっても難しい問題です。
(分かりやすい例でよく言われるのが、お腹ペコペコの避難者が100人います。50個しか弁当が無いから、あと50個確保できるまでは。行政としては配れませんっていうアホなやつですね)

職位なんて大嫌いです。

ザ・ピラミッド型の組織が、公務員のお城です。
ぼくが若い頃に言われました。「そんなに思うようにしたいなら、偉くなってからしろ」と。。。
仕事や議論は積み上げ式です。下から上げて行って達成するものも多いです。もちろんトップダウンの方が速いんですけどね。
無力ではないはずです。
上の方の人たちは守備範囲が広くなるが故に、詳細まで分かりません。
でも、現場の最前線にいる人の方が、職位は低くても、詳しいです。
上の方が偉くて、下の方は偉くないというわけではないと思います。


おっと、、、
朝からぼくの真っ黒な部分が出てしまってますので、
そろそろポジティブな話を。

ぼくが公務員に向いていると思う理由

そんな、『公務員らしからぬ』ぼくが、
ぼく自身とっても公務員に向いているなと、自分の本性と向き合うことがよくあります。

それは、
『市民のため、このまちのため』を一番に考えられるからです。
そんな性格だなとつくづく感じます。

前例や、課題や、相談があったとき、
フラットに考えて、
市民のため、このまちのための最善策を考えます。

ときには、前例を壊したり、組織横断的に対応したり、公平性を少し逸脱するかもしれませんが、
市民のため、このまちのため、のことを前向きに対応したいと思っています。

こんな公務員の本質のマインドは、
NPOの活動にも通じていると思いますし、
地域活動にも通じていると思います。

公務員らしからぬぼくが、最も向いている職業は公務員だったのかなと、つくづく思います。


この記事をご覧の、リアル繋がりの無い皆さん。
「コイツ、大丈夫か?」と心配していただいたと思います。

大丈夫です。こんなダメな性格もちゃんと自覚して、バランスとって公務を行っていますのでご安心ください(笑)

行く先々で、ぶっ壊したり怒られたりしながらも、市民のためと思って仕事してきました。
運良く、理解ある人に恵まれ、結果的には、ちゃんと評価いただいて、年齢にしては高い職位を任せていただいております。
職位が上がるにつれて、見える世界も変わりますし、守るべきものも変わってくるから、こんな本性を自覚しつつ、きちんと公務員やってます。(つもりです汗)


今日もご覧いただきありがとうございます。
自分自身の本性と向き合って、アウトプットしてみた記事となりました。

見苦しいところもあったかと思いますが、ご了承ください。

「コイツ、どんなやつだ?」と思っていただいた方に向け、もう少し詳細を書いた記事をいくつか貼っておきますね。



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