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「人や出来事を許せない」のは、感情を受け入れられないから

「劣等感」は間違いなく誰しも持っているのですが、この劣等感が強すぎる場合は問題です。

なぜなら、人や出来事を許せなくなってしまうからです。

それがどういうことか、今日は分かりやすくお話していきます。

劣等感と「許す、許さない」って関係なくない?
と思うかもしれませんが、大いに関係するんです。


簡単に1500文字くらいにまとめるので、よかったら最後までどうぞ(^^)

  • どうしても、あの人を許せない

  • どうしても、あの出来事を許すことができない

という方には特に見てもらいたい内容です。





「許せない」の起源は、感情の共有不足

すいません、初っ端から極論を言います。

人や出来事を許すことできない人、というのは

  • 「独りよがりの愛」の親に育てられた

  • 「押しつけの愛」の親に育てられた

このどちらかの可能性が高いです。

基本的に幼少期からしっかりと感情の共有ができていれば、許せない人間にはなりません。

それがどういうことか、例を挙げながら簡単に説明します。


※もちろん、許すべきではない人や出来事の場合は別です
※重大な問題の場合は許さなくていいと思います




自分の感情を受け入れられない子供たち

例えば
小学5年生の女の子がいじめに遭い、泣かされたとしましょう。

このとき感じた「悲しさ」「悔しさ」を母親に素直に話したとします。

そこでよくある母親の対応としては

  • どうしてそんなことをされたのか?

  • 相手はどんな子なのか?

と原因を追究したり、

「お母さんが代わりに文句を言ってくるわ」
「お母さんがその子の親に直接言ってくるわ」
「お母さんが学校に連絡を入れておくわ」

というように、解決に向けた具体的な行動をします。

まぁ大人の対応としては間違っていないのですが
これこそが「独りよがりの愛」「押しつけの愛」になってしまうのです。


その言動や行動をとる前に、正しい愛の形としては
女の子の「悲しい、悔しい」という気持ちに共感してあげることです。

「そんなに涙を流すくらい、悲しかったのね。悔しかったのね」
「つらかったよね、あなたを見てるお母さんも悲しくなってきちゃった…」

というふうに声をかけてあげてください。
そうすることで子供は自分が持つ「悲しい、悔しい」という感情を受け入れることができます。

「悲しい悔しい、という感情を持ってもいいんだ」という許しが得られます。

すると子供は安心し、落ち着きを取り戻します。


一方で先ほど例を挙げたように「本当の愛を与えない親」というのは、子供の感情を無視し解決策ばかりを追い求めます。

挙句の果てに
いじめられるあなたにも原因がある、なんて言い出すこともあります。

「あなたがもっとしっかりしなさい!」
「悔しいでしょ?やられたらやり返しなさい!」
「嫌なことをされたら、相手にはっきり言うのよ?分かった?」
「泣いちゃダメよ」

なんて言葉をかけてしまう親もいます。

そうなると、、もう分かりますね?

いじめられたときに「悲しい、悔しい」という感情を持つことは許されないんだ。

と子供は学習します。
自分の気持ちを共感してもらえないので、感情を封印しようとします。
でもモヤモヤは消えません。

そこから劣等感が生まれてきます。

このように幼少期に「感情の共有不足」が何度も起こると
人を許せない人になります。

相手の言動や行動を許せなくて、ついつい責め立ててしまう。
相手に直接言わないにしてもずっと根に持ち続けてしまう。

そういう大人になります。





まとめ (私の例)

今日は「人や出来事を許すことのできない大人たち」という話をしてみました。

「許せない」にベネフィットをかけ根本原因を探すと、その多くが幼少期の家庭環境が関係しているのですね。

根本原因が分かれば、改善策も見えてきます。


ここから少し私の話をしますが
私も長年「人を許せない人」でした。

人のミスを許さない、人を恨み、睨みつける。
本当にちっっさい人間でした。

そんな自分も大嫌いで、ずっと重苦しい劣等感を持っていました。

でもね、根本原因を突き止めたとき
涙が出そうになるほど、気持ちがラクになったんです。

「感情を受け入れることができれば、もう人を恨まなくてすむ」
そう思いました。

私も好きで人を恨んでいたわけではありません。
人や出来事を許さない、というのは自分自身にも毒が回ってきます。
長年、私も苦しかったのです。

「感情の共有不足が原因だった」と知ってからは、少しづつ感情を共有する練習を始めました。

今までの「悲しかった、辛かった、悔しかった」と感じた出来事を旦那に聞いてもらいました。

私の素直な気持ちを話しました。
そして共感してもらいました。

すると安心し、心がポカポカと温かくなったような感覚になりました。
心が安らぎ気持ちが少し軽くなりました。

そこから少しづつ私の中で優しさが芽生え、変わっていきました。

過去の出来事に執着するのをやめました。
人のミスも許せるようになってきました。

今でも日々感じた気持ちや感情を、旦那に素直に話すようにしています。

※劣等感の原因は他にもたくさんあるので、感情の共有だけですべて解決するわけではありません


そんな感じです(^^)/
この話が少しでも参考になれば幸いです。

もしもあなたが人を許せなくて苦しんでいるなら、ぜひ信頼できる人に「感情の共有」をしていってください。

自分の気持ちを素直に話していいんです。
きっと少しづつ心が軽くなるはずです。

今日は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
では、また。

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