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#218 ただ自分の心のままに進みたいだけ

やりたいことをやる難しさ

を人は常に感じながら生きているように思います。

社会、家庭、学校など私たちが所属する集団には、それぞれの「王道(メインストリーム)」があり、そこから外れることをよしとしない人たちが大勢います。

「自分のやりたいことをやればいいじゃない」

それは言葉としては正しいのです。とても。でもそれを行うには周りの環境、自己肯定感など様々な要素が必要なのです。

それはある意味奇跡に近い。
自分がやりたいことをすることを応援してくれたり認めてくれる環境は、決して当たり前ではない。

小学2年生のころ、私は1つの夢を見つけました。古代エジプトが好きだった私は、「考古学者」になり、人類史に残る遺跡の発見を志しました。
それを自分が信頼していた大人に伝えたところ、「お金にならないしやめといた方がいい。それに君にはそんな忍耐力はない」と言われてしました。

幼い私の夢が一瞬にして砕かれた、鮮明な記憶です。

だからこそ、自分の道を進んだ人は、その大切さを知っているのかもしれません。

人気お笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんは、高校生に向けて講演し、芸能人を目指した自身の経験などから挑戦する大切さを訴えています。

何かに挑戦することの大切さを多くの人が語ります。英語の教科書にも、常に同じ内容が掲載されています。

逆説的に言えば

自分のやりたいこと、好きなことに挑戦する

ことがいかに難しいかを表しているということだと思います。

そういう意味において、やはり「学校」という場所はとても大事だと思うのです。

学校は家庭以外で、初めて身近になる「場所」であり、教員は親以外で初めて身近になる「大人」です。

児童・生徒の可能性を最大限に引き出すためには、彼らの「やりたい何か」を一緒に探し、それを「続けることができる」支援をすることです。

さあ、社会通念や常識を捨てましょう。もっと自由でいいじゃないか。


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