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#181 保護者の方が、「参加したい」と思うPTA

先日のコラムで

共働き世帯が、40年前と比べ倍になり、割合が約68%となっていると紹介しました。

そんな状況において、家庭への負担となっているのが

PTA(Parents Teacher Association)です。

PTAは19世紀末にアメリカの学校と家庭をつなぐボランティア活動として誕生し、戦後GHQの影響を受け、学校教育の中に取り入れられました。
1948年(昭和23年)4月には、全国の小・中学校のPTA設置状況は7割を超えたと言われています。

しかし、近年ではPTA活動が家庭にとっては避けられるべきものになっています。
保護者が仕事で忙しいのに加え、PTA活動を強制されることによって、保護者間の関係性にも悪影響を及ぼすこともあるのです。

そんな中、広島県東部の尾道市立高須小学校は、PTAの改革に着手していると言います。
今までの「強制参加」をやめて「ボランティア制度」を採用したのです。

それは、PTAがアメリカで誕生した、その理念と同じ内容だったのです。

人は自分がなりたくないことを強制されても、嫌がるだけである

これは、児童・生徒の「学び」だけではなく、私たち全員に当てはまる概念です。

学校という組織が、「教育」という言葉を盾に

児童・生徒や保護者に、何かを「強制する」時代は長かったように思います。

今まさに学校教育は変革の時。

子ども達が「学びたい」と思うような学校を作ることが大切なのと同様に、
保護者の方が、「参加したい」と思うPTA作りが求められています。


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