#180 「手間をかける量」=「愛情の深さ」ではない

厚生労働省の発表によれば
1980年の共働き世帯は614万世帯でした。
その数は2019年には1245万世帯と、40年の間に倍増しています。

また
みずほ銀行の調査では

共働きの世帯数の割合は2000年に50%を越え、2021年では68.8%となっています。

https://www.mizuho-bp.co.jp/concierge/11_tomobataraki_percent/#:~:text=2000%E5%B9%B4%E3%81%94%E3%82%8D%E3%81%AB50,%E5%8D%A0%E3%82%81%E3%82%8B%E3%81%AB%E8%87%B3%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82


女性の社会進出の後押しと、不況の煽りを受けた結果、

夫婦ともに仕事をする家族の形は一般的になっています。

一方、学校を含めた社会では未だ、夫婦のどちらかが働いていないことを想定した、子どもと保護者の関わりを求める風潮が根強いように思います。

例えば、

お弁当は手作りの方が良い
編み物を家族と一緒にやった方が良い

など。

子どものために「手間をかけること」が、彼らへの愛情の深さを推し量る指標になっている現状もあるでしょう。

しかし、どのような形で愛情を注ぐかは、家庭の状況によって異なります。

時代や社会が変化する中で、家族もまた多様な形を形成しています。

杓子定規的な「基準」で、「愛情の深さ」を図ることなどはやめるべきでしょう。


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