2023年に読んだ本 18
⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)
皆さんこんばんは
フリックフラックのいっぽです。
いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。
さて今日はね、
2023年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書く記事の
第18弾です。
記事数が多くなってきたので
今までの記事をマガジンに
まとめました。
去年と同じように今年も、
読んだ順番に書いていこうと
思います。
めちゃくちゃ話題になった本とか
そんなもん紹介されんでも
知ってるわ
みたいなやつは
僕みたいなもんが
どうこう書いても
しょうがないんで
タイトルだけ載せて
ある程度省きつつ
進めたいと思います。
あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので
なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、
僕が感じたことや
その本のテーマと深く関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。
それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)
『君が手にするはずだった黄金について』 小川哲
1冊目です。
これは2週間ほど前
つまり、今月発売されたばかりの
作品ですね。
去年、小川哲さんの
『君のクイズ』という作品を
読んで
去年読んだ本の中で
個人的にトップ3に入るレベルで
面白かったんですね。
新刊が出るっていう
情報を耳にした段階で
気になっていて
すぐに本屋さんに買いに行きました。
本作は承認欲求をテーマにした
連作短編になっていて
主人公が著者自身であるような
雰囲気を醸し出しているんですが
ハッキリとは明言されていないんですね。
ただ、著者自身だと
仮定して読み進めて
良いと思います。
一つ一つのお話が
短くて非常に読みやすいんですよね。
固有名詞の使い方が
抜群で
2023年10月現在という
鮮度を活かしきった内容でした。
次何の本を読むか迷っている方は
是非この本を
今
読んで欲しいですね。
『本の背骨が最後に残る』 斜線堂有紀
2冊目です。
これもね、先月刊行されたばかりの
作品なんですよ。
今年の初めにね、
斜線堂有紀さんの
『愛じゃないならこれは何』という本を
初めて読みまして
これに
『ミニカーだって一生推してろ』
っていう短編が収録されているんですけども
この作品がね
僕が今年読んだ
全ての文章の中で
一番刺さった文章なんですね。
何じゃこりゃ
って
今まで読んでいなかった事を
後悔させられたというか
とんでもない衝撃だったんですよ。
というわけで我慢できずに
買って読んでしまいました。
これも短編集でして
かなり変わった設定の
お話が全部で7つ入っています。
全ての設定がね、
すごく魅力的なんですよ。
例えばね、
紙の本が無くなった世界の
お話が入ってまして
その世界ではね、
紙の本では無く
物語の内容を語る人を
「本」と呼ぶんですね。
で、同じ物語を覚えている
本同士でも
それぞれ内容の違いが
発覚したりするわけですよ。
そしたら
「版重ね」というイベントが
開催されるんですね。
そこで
「私の方が正しい」
「いや、私の物語の方が正しい」
っていう争いをして
負けてしまった方が
焼かれてしまう
という
このようなね
一見無理のある魅力的な設定が
沢山出てくるんですけど
類い稀ない想像力で
ファンタジーに落とし込む事で
ストーリーを成立させているんですよね。
全部めちゃくちゃ
読み応えありましたね
オススメです。
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet 』 桜庭一樹
3冊目です。
これは20年ほど前に
刊行された小説ですね。
桜庭一樹さんの小説は
おそらく初めて読みました。
どういうきっかけで
手に取ったのか
よく覚えてないんですが
タイトルに惹かれたのだと思います。
主人公がね、
中学生の女の子なんですよ。
客観的に見ると
かなり追い込まれた状況というか
そこまで幸せではない生活を
送っているんですけど
悲観的にはなっていないような
そんな女の子で
このクラスにね、
ある日転校生がやってくるんですよ。
一言で表すと
めっちゃ変な美少女
この美少女がですね
主人公に執拗に絡んでいって
少し変わった形の
友情が芽生えていくんですよ。
ここまでの説明だと
かなり平和な感じで
物語が進んでいくと
思うでしょ
そこがね、落とし穴というか
全然違うんですよね
あんまり落ち込んでいる時に
読まない方が良いというか
心が比較的健康な時に
読むのをオススメしますね。
はい、今日はここまでです。
ここまで読んでくださった皆様
ありがとうございました。
ではまた明日
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