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今年読んだ本 8

⭐️⭐️⭐️
(星の数でこの記事のオススメ度を
5段階で評価しています)

皆さんこんばんは
フリックフラックいっぽです。

いつも僕の記事をお読みいただき、
ありがとうございます。

さて今日はね、
2022年に入ってから
僕が読んだ本について
ただただ書いていく記事の
第8弾です。

記事が溜まってきたので
前回までの分を
マガジンにまとめました。


前回に引き続き今回も、
読んだ順番に書いていこうと
思います。


めちゃくちゃ話題になった本とか

そんなもん紹介されんでも
知ってるわ
みたいなやつは

僕みたいなもんが
どうこう書いても
しょうがないんで

タイトルだけ載せて
ある程度省きつつ
進めたいと思います。

あらすじとかは
ネットで検索すれば
すぐに出てくるので

なるべく内容の核心には触れずに
それ以外の部分、

僕が感じたことや
その本のテーマと僕が関わった時の
出来事なんかを中心に
掘り下げていければなと
思います。

それではスタートです。
(一部、敬称略でいきます)





『時をかけるゆとり』 朝井リョウ


これは『桐島、部活やめるってよ』などの
著者である朝井リョウさんの
初エッセイ集ですね。

去年から今年にかけて
朝井リョウさんの小説を何冊か読んで

他のも読みたいなと感じていたんですけど
このあたりで一旦、
エッセイ挟んでおきたいな
と思ってこれを選びました。

何か
この人って普段どんなこと考えながら
生活してるんやろ
って気になったんですよね。

大学時代や就活についての
話題が非常に多いんですけど

エッセイの魅力ってね
その人の
めちゃくちゃ共感できるような経験と
全く理解できない行動、思考を
同時に体験できる事だと思うんですよ。

例えば、
この本の中で書かれていた
大学時代の出来事とかね

あぁ、大学生ってこういう
訳のわからん
馬鹿馬鹿しい事一杯してまうよなぁ
って共感できるんですけど

逆に僕は就活した事ないんで
それに関しては
未知の領域というか

こういう考え方で
就活に臨む人もいるんだな
って擬似体験できるんですよね。

まだ読めていないので
次はさすがに
『桐島、部活やめるってよ』
読もうと思います。




『噛みあわない会話と、ある過去について』 辻村深月


2冊目です。

辻村深月さんの本を読むのは
久しぶりだったんですけど
これは小説というか
短編集ですね。

どう表現したら良いのか
非常に難しいんですけども

悪気なく人を傷つけてしまう
瞬間ってあるじゃないですか

そういう事が繰り返されていって
人間関係がこじれていく様を
描いています。

後味はあまり良くないんですが
今年僕が読んだ本の中では
かなり上位でオススメです。

一つ一つの話は短いので
気軽に読めると思います。




『蜜蜂と遠雷(上)』 恩田陸


はい、3冊目です。

これはね、去年のこの時期に
Kindleにダウンロードして
なぜかそのまま放置していたんですけど

やっと読めました。

まだ前半しか読めていないので
途中までの事しか書けないんですけど

ピアノコンクール
舞台にした小説ですね。

Kindleってね、
今自分がどのくらい読んでいるかを
右下にパーセンテージで
表示してくれるんですね。

僕はね、
上巻の73%の時点で
既に泣いてしまいましたね。

ピアノコンクールという
題材を扱うにあたって
小説という形式媒体が
非常にあっているのかもしれないですね。

ドラマや映画だと
音の再現が難しいですし

漫画だと文字数が多くなってしまいそうですし

人々の心情を細やかに描きながら
音楽を緻密に表現できるのが小説で
だからこそ凄く引き込まれたんですよね。

専門用語が結構出てくるんですけど
敷居は全く高くなくて
読みやすいのでオススメです。

下巻もはやく読みたいですね。




『イン・ザ・プール』 奥田英朗


はい、出ました4冊目

今日はね、これの話を
したかったんですよ。

先日友人が誕生日でして
プレゼントの中に
この本も含んだんですけど

この本を買いに行って
渡してから

あかんわ、また読みたい
という衝動に駆られまして

読んでしまいました。

もう何回読んだか数え切れないです。

どういう内容か説明しますね。

主人公が毎回変わるんですけど
それぞれ悩み事を抱えていまして

全員が
精神科医である伊良部一郎のもとを
訪れるんですね。

全部がそういう話で、
幾つも詰め込んだ
短編集なんですよ。

ただそれだけの話なんですけど
この伊良部一郎という男が
簡単に説明すると
デッカい赤ちゃんみたいというか
非常に魅力的なんですね。

まず名前がいいですよね
伊良部一郎っていう

各主人公たちも
理解できないような悩みを
抱えているんですけど

角度を変えれば凄く共感できたりも
するんですよ。

奥田英朗さんは
僕が最も好きな作家さんの1人で

この本は僕の人生トップ10に入るくらい
好きな本なんですけど

おそらく死ぬまで
トップ10入り続けるんじゃないですかね

表紙の絵も良いですし

最高の本です。




『空中ブランコ』 奥田英朗


えー、僕はですね
職業柄
なるべく色んなジャンルの
まだ手を出していないような
種類の本を読むように
心掛けていて

同じ作家さんの本を2回連続で
読むなんてタブーくらいに
思っていたんですが

面白すぎて我慢できませんでした。

伊良部一郎シリーズの第2弾です。

これは直木賞受賞作ですね。

前回と違う点として
明らかに実在の人物をモデルにした
主人公たちが出てくるんですけど

本を読んでいて
声出して笑うことってあるんや
って
ビックリしますよホンマに




『町長選挙』 奥田英朗


すみません、やってしまいました。

自分で作ったルールなんて
脆いものです。

あまりにも面白すぎて
読んでしまいました。
伊良部一郎シリーズの第3弾です。

このシリーズの登場人物ってね
全員が凄く変なんですけど
なぜか凄く共感出来るんですね。

なぜかって

全員が自分の正義を持って動いているから
だと思うんですよ。

人間がルールを守るのは
自分に害が及ばない時だけでね

今回も僕は
同じ作者の本を連続して読まないという
ルールを破ってしまった訳ですけど

例えば、日常生活の中でも
不謹慎な想像をしてしまう事って
あるじゃないですか

次の日が
めちゃくちゃ面倒くさいバイトの時とか

明日台風こんかなぁ
みたいな

これって冷静に考えたら
かなり不謹慎な想像なんですよ。

台風で被害に遭う人
沢山いますからね

でも、バイトに行きたくない自分を
守るためには
そのくらいの想像は簡単に
してしまうんですよ。

人と人ってみんな違っていて

人とアリくらい違う部分も
あると思うんですよ

それを一括りにしようとすると
やっぱり問題は生じて

同じ部分だって沢山あるはずなのに

そういう事を改めて認識させてくれて

更に腹を抱えて笑える
そういう作品です。

皆さん、是非読んでみてください。




はい、今日はここまでです。

またね、
読んだ本が溜まってきたら
書こうと思います。

ではまた明日






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