篠原常一郎のインテリジェンスウェポン
最近の記事
ウクライナ戦争をめぐり世界は三極化する?「グローバルウエスト」「グローバルイースト」「グローバルサウス」~ロシア報道が注目するフィンランド大統領の見解~インドの動き、NATO首脳会談から読み解く新たな対立軸~
◆モディ首相のモスクワ訪問に注目したJETRO記事 前号で扱ったインドのモディ首相によるモスクワ、ウィーン訪問であるが、日本ではメディアがほとんどまともに取り上げない中、ロシアとの協議において主に経済分野での協力関係の強化が約されたことについては、JETRO(日本貿易振興機構)が記事として取り上げ、注目していることを示している。 Google検索で「モディ首相 モスクワ訪問」と入力して検索すると、トップにJETROの記事「モディ首相がロシア訪問、プーチン大統領と両国関係の
¥1,500
メンバー特典記事
ウクライナ戦争をめぐり世界は三極化する?「グローバルウエスト」「グローバルイースト」「グローバルサウス」~ロシア報道が注目するフィンランド大統領の見解~インドの動き、NATO首脳会談から読み解く新たな対立軸~
◆モディ首相のモスクワ訪問に注目したJETRO記事 前号で扱ったインドのモディ首相によるモスクワ、ウィーン訪問であるが、日本ではメディアがほとんどまともに取り上げない中、ロシアとの協議において主に経済分野での協力関係の強化が約されたことについては、JETRO(日本貿易振興機構)が記事として取り上げ、注目していることを示している。 Google検索で「モディ首相 モスクワ訪問」と入力して検索すると、トップにJETROの記事「モディ首相がロシア訪問、プーチン大統領と両国関係の
「直接対話なくして和平は考えにくい」~プーチン大統領、現情勢での考え示す~ウクライナ和平の新たな局面:ゼレンスキーとオルバンの挑戦 ③
この間、ウクライナ戦争の終息に向けた動きが、EU内(ハンガリー)、BRICS主要国(インド)から生じ、ゼレンスキー大統領周辺の以前とは異なる「停戦条件の譲歩」を示唆するような言動が出てきて情勢に変化の兆しが出てきている。本noteは、最初にゼレンスキー大統領の姿勢の変化、次にハンガリー・オルバン首相の行動と影響を海外報道を材料に取り上げてきたが、これらに関連してプーチン大統領がどのように反応しているかについて、今回は見ていきたい。 プーチン政権の意思を読み取るには、ロシアを
記事
「直接対話なくして和平は考えにくい」~プーチン大統領、現情勢での考え示す~ウクライナ和平の新たな局面:ゼレンスキーとオルバンの挑戦 ③
この間、ウクライナ戦争の終息に向けた動きが、EU内(ハンガリー)、BRICS主要国(インド)から生じ、ゼレンスキー大統領周辺の以前とは異なる「停戦条件の譲歩」を示唆するような言動が出てきて情勢に変化の兆しが出てきている。本noteは、最初にゼレンスキー大統領の姿勢の変化、次にハンガリー・オルバン首相の行動と影響を海外報道を材料に取り上げてきたが、これらに関連してプーチン大統領がどのように反応しているかについて、今回は見ていきたい。 プーチン政権の意思を読み取るには、ロシアを
¥1,500果敢なハンガリー首相の3カ国訪問「和平ミッション」~ウクライナ和平の新たな局面:ゼレンスキーとオルバンの挑戦②
◆ハンガリー・オルバン首相の”積極和平外交” 本note前配信記事から3回でウクライナのゼレンスキー大統領の”自信喪失”に思えるような態度軟化(和平条件での譲歩)と、EU加盟国でありながらウクライナ支援に与していないハンガリーのオルバン首相によるウクライナ、ロシア、中国を股に掛けた”積極和平外交”というべき動きについて、日本では報道されない内容をお伝えすることにしているが、今回は2回目。 オルバン首相がモスクワなどを訪問し、プーチン大統領や習近平主席、さらにゼレンスキー大
¥1,500”自信喪失”?のゼレンスキー大統領、態度軟化か~ウクライナ和平の新たな局面:ゼレンスキーとオルバンの挑戦 ①
◆ゼレンスキー氏の変化とハンガリー首相の和平調停の動き ロシア・メディアによると、ゼレンスキー大統領がロシアとの戦争継続に自信をなくし、講和条件をさりげなくロシア側に持ちかけているような気配があるという。ロシアによる「特別軍事作戦」発動後、一貫して「1991年以前のウクライナ領土回復」「ロシア軍全面撤退まで断固戦争継続」を主張してきた同大統領も、取り巻く状況を見て現実的な”幕引き”を考え始めたのか? ハンガリーのオルバン首相がモスクワや北京、キエフ(キーウ)を訪問し、プー
¥1,500岸田首相が見捨てられた?~中国共産党指導部から国務院(政府)各部門に「自民党総裁選以後まで日本側要所とは接触するな」と通達
◆「岸田文雄首相の総裁再選は難しい」~中国共産党政治局が判断 中国共産党指導部が7月はじめまでに党各部門と共に国務院(政府)の幹部・各部門に通達を出し、「9月の自民党総裁選の後まで、日本政府側、要人らとの接触・交渉は控えること」を指示していた。北京の外交筋情報だが、事実上の岸田政権との”接触禁止令”といえるもので、噂を聞いた在中国の外国機関関係者の間では、「とうとう習近平指導部が岸田文雄首相を見捨てたようだ」との話が囁かれている。 中国共産党関係筋によると、党政治局による
¥1,500岸田文雄首相、「女性天皇容認9割」の世論に背を向け、逃げる~たがや亮衆院議員「質問主意書」に「お答えすることは差し控えたい」
◆6月28日付で岸田首相からたがや議員に対して答弁書 本note6月19日付「なぜ自民党や国会議員の大多数は『女性天皇』の民意に背を向けるのか?…」で報じたように、れいわ新選組所属のたがや亮衆院議員は共同通信による世論調査結果をふまえた「皇室典範改正に向けての議論に関する質問主意書」を提出していたが、この度、ようやく岸田文雄首相からの答弁書が返ってきた。 画像で示すが、岸田首相は「現在、国民を代表する議員により組織される国会において、衆議院及び参議院の議長及び副議長を中心
”逃げ切り”狙う小池百合子、ジリジリ追う蓮舫、石丸伸二候補の”猛追”は続くか?~東京都知事選、中盤情勢でメディア機関調査データ流れる
◆やっと街頭で声をあげた現職・小池百合子候補、”逃げ切り”姿勢が露骨 6月29日の午後5時、足立区の北千住駅前デッキ上で、都知事選開始10日目にして、初めて都内での本格的な街頭演説に乗り出した現職・小池百合子候補。当初は「都知事としての公務優先」ということで、選挙事務所での屋内集会的なものこそ行ったものの、候補本人による本格的な街宣は実施して来なかった。 (参考映像)「小池百合子都知事!!!!北千住にて街宣配信~17時から」2024/6/29 古是三春_篠原常一郎 ht
¥1,500日露外務高官のやりとりの意味~”前例のない水準での関係悪化”の中、何が話し合われたのか?…ウクライナ戦争、北朝鮮、北方領土、漁業…
◆互いに「批判」するだけで終始したのか?~6月21日の日露外務高官会談 6月21日(金)、外務省の欧州局長がモスクワに出向き、ロシア外務省の第3アジア局長と会談した。日露の外務省の事務レベルの高官会談は2022年2月24日のロシアによるウクライナ侵攻開始後、初めてのことだ。 この会談では、日本側から以下3点をロシア側に提起し、協議が行われたという。 ● 北方領土墓参 ● 北方四島周辺の日本漁船の安全操業の早期再開 ● ロシアの対北朝鮮接近と軍事協力拡大の方向への懸念
¥1,500