オンライン化が進む今こそ、古き文化「日報」が活きる?(イシハラの日報も公開📝)
こんにちは。インソース メディアグループのイシハラです。
3月に入り、都内では “春モード” な日が増えてきました🌼 数日前まではマフラーを巻いて木枯らしに耐えながら歩いていたのに……最近ではセーター1枚でも外出できる日も。そろそろ山菜が美味しい時期ですね。
そんな早春の本日。絶賛・花粉症に悩まされながら綴ったテーマは「日報」です。
先日ふと上司から、「イシハラさんの日報って、なんとなく読んでしまうね」と声をかけられたのがきっかけでした。テレワークが普及している昨今、組織によっては改めて日報制度を取り入れる動きもあるようです。
新人の入社・入庁が迫る時期でもあるため、今回は「新社会人の育成」にもつながるよう書いてみました。コーヒーのお供にでも、ぜひお気軽にご覧ください📚
(1) “古い文化” とも言われている? 日報のメリット
そもそも日報とは個人・全体の仕事を見える化することで、目標達成やマネジメントにつなげるためのツール。働き方やコミュニケーションの在り方が多様化している最近では、 “古い文化” と面倒がられることも少なくないとか……
そんな日報、インソースではほぼ全社員が毎日オンライン上で作成しています。イシハラにとってもすっかり退勤前のルーティン。毎日数分で書いています。
実際に日報を書いていて “良いな” と感じる点は、「業務進捗や発見を程よい距離感でメンバーに伝えられる点」や「自分の振り返りにもなる点」です。
インソースでは、悩みや課題が書いてある日報に対して上司が一言フィードバックしたり、良い発見が書いてある日報を部署全体へ共有したりする文化があります。
現在在宅勤務が中心のイシハラなんかにとっては、こうした日報を介したコミュニケーションだけでも “チームとつながっている感” が増し、モチベーションにつながっています💡
また退勤前に日報を書いている数分間は、「今日の○○の件、思うように進められたな……やり取りを増やしたおかげだな」などと振り返ることができたり、人事評価期間には過去の日報を見返すことで、自身の成長や成果を確認できたりもしています。
さらに最近では後輩の日報を見る機会も増えており、「△△さんは自分の新人時代に比べてこういう意識が長けているな!」と刺激を受けることもしばしば(こうして考えてみると、日報文化の良いところ、意外と出てくるものですね)。
(2)テレワークと相性が良い? 日報に書く(=発信する)べき情報
さて、テレワークが急速に普及しつつある最近では、「部下の様子が分からない」「孤独感から気分が上がらない……」などのお悩みが増えている印象です。
オンライン化が進む環境だからこそ、状況・成果を発信することで周囲と足並みを揃えたり、悩み・課題を共有することで業務改善やメンタルケアにつなげていくことが強く求められてきています。
そこで有効活用できるのが、ズバリ日報なのではないでしょうか?
上記のことを踏まえ、日報には “ただ1日の進捗を記載する” のではなく、以下のような情報も記載する(=周囲に発信する)ことをおすすめします🔻
日々の「成果」を地道に発信することは、周りからの評価にもつながります。
「前向きな発見や改善策」は周囲の “糧” になりますし、「悩みや課題」など一見ネガティブな情報も、部署内の業務改善や新しいアイディアに発展させることができます。
さらに「調子や気持ち」を発信することで、自身のメンタルケアや周囲とのコミュニケーションにもつなげられます。
進捗に関する部分は「40%完了」「題目7/10まで進行中」などパッと見分かりやすく記載できれば、周囲の理解度にも、自身の状況整理にもつながりますよ💪✨
(3)初公開? イシハラの日報例
以下は(お恥ずかしながら)イシハラの実際の日報です。一部、仕事に関する固有名詞はぼかしておりますが……だいたい毎日、このようなフォーマットで日報を書いています。
仕事の進捗だけでなく、日によって「発見」「体調」「ちょっとしたアイディア」「明日の自分に向けたメモ」「%での進捗/目標に対する進捗」などを使い分けて記載している感じです。
前書きで登場した上司からは、「イシハラさんの日報はなんとなく集中して読んでしまう魅力(?)があるね」「いつも『発見』まで書いてあるからかな?」とお言葉をいただきました。(ありがとうございます!😊)
日報を書いている側からすると、 “毎日ちゃんと見てくれる上司の存在” に安心しますし、嬉しいものですね!
(4)今こそ新人育成にも活かせる? 日報のアイディア
さてさて、最後は「新社会人の育成」に関して日報のアイディアを綴ります。
集合・移動が引き続き制限され、テレワークが浸透している2021年。日報はそんな環境でも、遠くにいる新人の様子を知れる手段の一つです。
「入社後早々だが、都心部の新入社員には在宅勤務をしてもらわなければ……🏠」といった際には、毎日のオンライン日報に「心身の調子」「気持ち」「悩み」なども書いてもらうことで、いっそメンタリングに発展させてみてはいかがでしょうか?
仕事上のホウ・レン・ソウとは違い、日報であれば素直な想いも書きやすいかもしれません。
また、オンラインであれば紙面と違い、OJT担当者・管理職・先輩・人事担当者など様々な人に手軽に読んでもらいやすく、広範囲でのコミュニケーションや情報共有に発展しやすいです。結果、 “職場全体で新人を見守る・育てる” という風土醸成にもつながります。
提出された日報に、周囲のメンバーが毎日コメントやアドバイスを返信できれば、新人のモチベーションや課題解決にもつながりますね!
(在宅勤務中は孤独だからこそ、「自分のことを見てくれてる」と感じるだけでとても安心できるんですよね……)
逆に先輩・上司の日報を新人に共有することで、「現場ではどういった仕事がどのように進められているのか」理解や意欲を向上させることにもつながりそうです。オンラインであれば、そうした互いの情報を手軽に行き来させることが可能です。
日報は多くの組織で周知の文化ですし、大規模な仕組みではないため、運用・時間のコストもかかりません。
ただでさえイレギュラーな事態が続いていることで、今年新社会人となる皆さんは不安・疑問・悩みのタネが多いと聞いています。そんな今だからこそ、新人育成についてはこれまで以上に日報を有効活用されてみてはどうでしょうか。
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以上、春風にやられ、四六時中くしゃみが止まらないイシハラのnoteでございました。
私ももうしばらくは在宅勤務を継続する予定なので、引き続き日報を “情報共有の場” “自分の気づきを整理する場” として活用していきたいと思います!
何かと忙しい年度末ですが、皆さま、ぜひお休みの時間も確保してくださいね☕🍀
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