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プロ(仕事人)として「出来ない事は出来ない」と言える基本姿勢を意識する No.793

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2023年3月6日 「DAYONE日記」No.793
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

今日も私が毎朝習慣として
読んでいる本の1つから学びになったことを
お伝えさせていただきます。

それは、
「ドラッガー365の金言」という
書籍です。

ピータードラッカーの
素晴らしい言葉を365日1話ずつ
読んでいくことができる構成になっています。

その中の本日は
4月29日の「プロとしての倫理」というテーマ。
「知りながら害をなすな」というものです。

この本も2週目に入っていますが、
それでもまだまだ新鮮さがあるというのは
自分のものにできていない。
もっと、自分の言語にできるように
学んでいく必要があると、感じています。

話を戻すと、本文は以下の通りです。

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プロにとっての最大の責任は、
2500年前のギリシャの名医ヒポクラテスの
誓いのなかにはっきり示されている。

「知りながら害をなすな」である。

医者、弁護士、ビジネスマンの
いずれであろうと、顧客に対して必ずよい結果を
もたらすとの保証を与えることはできない。

最善を尽くすことしかできない。
しかしながら、
知りながら害をなすことはしないとの保証は
与えなければならない。

顧客となる者が、
プロたる者は知りながら害をなすことはないと
信じられなければならない。
これを信じられなければ、何も信じられない。

したがって、
「知りながら害をなすな」との言葉こそ、
プロとしての倫理の基本であり、
社会的責任の基本である

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この言葉を読んで、とても響きました。

なぜか頭の中で、仕事ではプロとして
皆に対して等しく価値を提供する、または、
満足できる質を皆に提供しなければならないと
思い込んでいた節があります。

確かにそれができればベストですが
そうとも限らないという事。

どれだけすごいプロであっても
全ての人に対して等しく結果を約束すること、
保証する事はできないという事です。

それは、プロサイドの価値提供の内容にも
委ねられる部分はありますが、
顧客側も今までの価値観や経験・理由・背景に
よっても異なるのです。

つまり、プロの価値が顧客にとって
全て等しく当てはまるのではなく、個人の
キャリア・経験によって受け取れる価値は
変わってくるという事です。

相手にも個人差があるという事。

そして、1番気をつけるべき事は
成果を出せないと分かっている顧客に対しても
仕事を受けるという行為。

これは、「知りながら害をなしている」
という事であり、この積み重ねが
プロとしての倫理・信頼を低下していく事になる。
という事です。

つまり、プロとして
真摯な姿勢で相手の立場に立って
価値を渡せないのであれば、仕事を受けない。

その姿勢や思考こそが
プロとして大事な倫理になるという事ですね。

出来ない事を出来ると言わず、
正しく、「出来ない」と伝える事が
ある意味、正しい姿だと強く感じました。

そうはいってもやってみないと
分からない場合もあります。

だから、大事な事は…

「常に相手に対してベストを尽くす」

という事だと思います。

そして、常に相手に対して
期待を答えるではなく、期待を超えることを
意識したいです。

いつもお世話になっている
メンターのFさんの表現を借りれば
頂いた価値の10倍を返すように心がける。

だから、お客様に対しては
常に全力で10倍の価値提供できるように
心がけ、価値が提供できないと判断すれば
正しく「出来ない」事を伝える。

それが正しいスタンスだと。

そういった経験を繰り返しながら
自分のできる範囲を
深く広くしていきたいものです。

それが働く人、プロとしての役割だと。

という気持ちで
今日から前向きに仕事に臨んでいきましょう。

それでは、皆さん。
本日も良い一日をお過ごしください。

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