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信頼残高と信頼負債 No.951

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2023年8月11日 「DAYONE日記」No.951
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

我々は、
社会の中で生活している以上、
必ず誰かと関わりを
持って生きています。

そして、
その他人との関わりに対して、
1つの判断を持っています。

それが何か?
それは、信頼です。

相手を信頼してるか?

それは目に見えたりしないですが、
必ず相手を見るにあたって
判断しています。

例えば、
あなたにとって、
全く知らない人がいたとします。

その方から、
いきなり話しかけられて…

「あなたに1億円あげます」

と言われたらどうでしょうか?

正直なところ、
全く知らない人から
お金をあげると言われても、
信ぴょう性もない。

そもそも、その人が信用出来ない。

つまり、信頼できないのです。
だから、疑ってしまうし、警戒します。

でも、この人が
仮に、YouTuberのHIKAKINさんであれば
どうでしょうか?

「1億円あげる」
と言われたらどうでしょうか?

一旦、躊躇するかも知れませんが
HIKAKINさんなら大丈夫、信頼できる人だと
思ったりしないでしょうか?

少なくとも、
何も知らない人よりはよっぽど信頼できる。

この違いは、まさに信頼。

HIKAKINさんは、
世間的にも信頼されている人だから安心。
という認知があるからです。

だから、
信頼というのは、
我々が想像している以上に
とても大事だと。

人は、
自分にとって良い行いをしてもらったり
心地良いと感じることで、相手の信頼残高が
増え信頼度が増します。

逆に、
自分にとって不快なことや
嫌なこと、裏切られたりすると
信頼残高は減ってしまう。

そして、
この信頼残高というのは、ゼロが再下限ではなく、信頼負債も存在するという事です。

つまり、マイナスの世界もある。
逆にいえば、上は青天井。

それだけ、幅があるもの。

自分や相手に対して
良い行いをしたりされたりすると
信頼残高が増え、逆に嫌なことをしたり
されたりすると、信頼残高が減る、
という構造は分かりやすいです。

ですが、
それ以外にも、知らず知らずのうちに
信頼残高が減ってしまう場合があるのです。

それが、
自分が相手に対して無意識に
やってしまう「無関心」というものです。

相手に、「無関心」になっていると、
それが相手に伝わってしまい、次第に信頼残額が
ジリジリと減っていくのです。

例えば、
上司が部下に対して「無関心」でいると、
上司は別に悪気があるわけでは無いが、表面的な
コミュニケーションだけになってしまう。

そして、部下が…

上司は、自分を見てくれない
上司は、自分に興味、関心がない
上司は、自分にかまってくれない

という気持ちになっていくのです。

そして、
決して嫌なことをされているわけでもないが、
何となく距離を置き、気づけば
部下の上司に対する信頼残高が無関心を
不信と解釈され、減っていくのです。

ある意味で、
部下が上司に対して心が閉ざされてしまう、
という事です。

他にも、
ネガティブな発言をする人。

こういう人も、
知らず知らずのうちに信頼残高が
減ってしまう危険性がある。

別に、
自分に言っているわけではないが
話を聞くだけでしんどくなる。

だから、
ネガティブな発言をする人から
少しずつ距離を置き、近づかないようにする。

そして、
気づいた時には、誰もいない。
という状況にもなったりするのです。

こういった事を踏まえ
私たちは、人との関係において
信頼という尺度で測っているのです。

そして、
その信頼という残高を増やすには、
相手が喜ぶこと、つまり、小さなありがとうを
集めたり、逆に、信頼負債を
増やさないようにするために、無関心にならず
意識することが大事です。

自分が無意識に無関心になっていないか?
相手に対して信頼残高を減らしていないか?

つまり、その認知と小さな内省を
繰り返すことで、信頼負債がたまりにくい体質に
変えていくが出来ると思っています。

そうやって、
信頼ということを意識して認知すると
この見えないものも感じれるようになるはず。

大事なことは、
自分の意識化で取り組んでいるかどうかですね。

これも、
「有意注意」の1つであり、
しっかり意識していきたいものです。

それでは、皆さん。
本日も良い一日をお過ごし下さい。

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