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どんな環境に身を置くが大事 No.807

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2023年3月20日 「DAYONE日記」No.807
本ブログは、何か新しいことを始めるきっかけになることを書いていきます。365日、1日も欠かさず発信します。
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おはようございます。

昨日も朝から読書勉強会に
参加させていただきました。

まだ2回目ですが、
昨日は一段と思考が深まる話となり
朝から頭がフル回転でした…。

特に、ドラッカーの
「プロフェッショナルの条件」という本が
とても学びになる良書だと
今更ながらに痛感しています…。

1人で読んでいると、
難解というイメージが強く苦手意識が
あったのですが、この読書会に
参加させて頂くことで、理解が深まり
解像度が上がっている感覚があります。

本当に、学びになる時間だと。

その中でも、
昨日は、個人の「能力」について
とても深い話となっていました。

そもそも、ドラッカーのいう「能力」の
定義について議論が及んだのです。

その「能力」に関して、
ある方から「カッツモデル」を
ご紹介されたのです。

それは、
マネジメントに関する能力として
3つのスキルが必要だと解釈されています。

そのスキルは
マネジメントの階層(トップ・ミドル・ロワー)によって、少しずつ異なるというもの。

具体的は、スキルとしては…

1テクニックスキル
2 ヒューマンスキル
3コンセプチュアルスキル

の3つのスキルに大別されるのです。
簡単に言えば…

テクニカルスキルとは、
業務遂行に必要な知識や技術の事を言います。
つまり、専門性や専門知識です。

ヒューマンスキルとは、
言葉通りになりますが、コミニケーション能力や
調整力・プレゼン力・ヒアリング力といった
上司と部下、顧客との関係性等、良好な人間関係を構築する上での必要なスキルだと言われています。

そして、
最後にコンセプチュアルスキルです。

これは、
あらゆる事象の本質を理解して判断する力。
つまり、概念化力とも言われています。

ロジカルシンキング、多面的視野、
クリティカルシンキング、柔軟性、受容性
俯瞰力(具体と抽象)といったマネジメントに
必要なスキルです。

ロワーマネジメントは、
コンセプチュアルスキルよりも、実務的な
テクニカルスキルが求められます。

また、トップマネジメントは、
テクニカルスキルよりもコンセプチュアルスキルが
より求めれるというものです。

どれか一つというよりも
それぞれのバランスや比重がレイヤーに
よって異なるという事です。

マネジメントの階層が上がる事で、

テクニカル<ヒューマン<コンセプチュアル

という順番になるのです。

そして、ここで考えるべきは
テクニカルスキルは別にして、
それ以外のスキルは可視化されにくい、
という事実。

さらに、
本来ポータブルスキルながらも
所属する組織でしか発揮できないスキルに
なっている可能性があるという事。

本来、
マネジメントスキルであれば、組織が変わっても
それらの能力が発揮され、成果につながるはず。

でも、現実はそうなっていない。

正直、自分自身の会社で考えれば
まさにそうだと…。

なぜ、そうなるのか?

組織の中にいると、組織の中だけで
発揮できればいいという教育になっている部分も
あると思いますが、個人的には
可視化されにくい点ではないかと思います。

特に、
コンセプチュアルスキルというのは、
「どのように身に付くのか」と考えると、
言語化や体系化することが
そもそも困難な部分があるからです。

勉強会の中でも、
とにかく打席に立ってバットを振るしかない。
つまり、行動と実践の繰り返しだと。

そのために、
他流試合、ケーススタディ、修羅場という経験を
体験化し、言語化することによって
身につくのでないかとのご意見もありました。

個人的は、
その意見はとても共感できたのです。

人が成長するためには、
膨大なインプットと膨大なアウトプットが
必要であり、とにかく、圧倒的な量をこなす。

その量が次第に
質の変化していくと思っています。

本質的には、頭と体で汗をかく。
いや、汗をかき続けるのかも知れません…。

そして、
それらの行動を下支えしてくれるのが
「習慣的な力」とドラッカーは、述べています。

ーーーーーーーーー

成果を上げる人に共通するのは、
自らの能力や存在を成果に結びつける上で
必要とされる習慣的な力。

ーーーーーーーーー

個人的には、
カッツモデルのスキルを向上させるのも
その根底にあるのは、
習慣にする習慣化スキルだと思っています。

このスキルがあるから
何を学び続け、行動し続けれるような気も。

でも、この習慣的なスキルは
人が何かをなすためには必要不可欠だと
再認識させられたのは、間違いないです。

いずれにしても
可視化されにくい能力であっても
継続する事で身につけることはできると。

そう意識すると、
組織の中でだけでなく普遍的な力として
身につけようという意欲も湧くのではないかと
考えます。

私自身もこの習慣的な力を意識しながら
自分にとってどのスキルが必要なのか、
という事を意識しながら、取り組んでいきたいと
感じた読書会でした。

他にも、
「役割と貢献」という定義について
とても深い話もありましたが、
今日はここで終わりにさせて頂きます。

やはり、
「学びや刺激になる場に身を置く」
ということこそ、大事だと
改めて痛感しています。

良い環境に身を置きましょう!!

それでは、皆さん。
良い一日をお過ごしください。

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