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メガガルーラって本当に害悪ポケモンだったよね。


最近、歴代の害悪ポケモン紹介というyoutubeを見て懐かしくなったのでこの記事を書いている。


僕がポケモンにハマっていたのは小学生の頃のポケモン初代、金銀。そして第6世代と言われる「XY」だ。


小学生時代のポケモンは、ただリザードンやミュウツーなど好きなポケモンを育てて楽しんでいただけなので、「本当の意味」でのポケモンはやっていなかった。


大学生になり、仲良くなった友達の影響から
ポケモンXYをやるようになり、「育成論」というものを知り、ポケモンの奥深さを知ることになる。


「育成論」について深く話すと長くなるので
割愛するが、XYで環境ポケモン(めちゃ強いポケモン)とされていたのは「メガガルーラ」であった。XYをやっていたおじさん達はメガガルーラという言葉を聞いて、震え上がるおじさんも多いのではないだろうか。

特定外来生物メガガルーラ


XYでは「メガ進化」というシステムが採用されており、決まったポケモンがメガ進化をすることができ、メガ進化するとその名の通り、ステータスが向上し非常に強くなる。メガガルーラとはガルーラがメガ進化した形態だ。


↓以降はポケモンXYをやっていなかった人にしか分からないところも多く、申し訳ない。


メガガルーラが害悪ポケモンと言われる所以はメガガルーラの特性「おやこあい」だ。
「おやこあい」の特性は以下の通り。


・1回目の攻撃の後に0.5倍の威力でもう一度攻撃する

設定上はメガガルーラのお腹にいた子供が2回目の攻撃(0.5倍)をしてくるのだが


今までお腹の中にいた赤ちゃんがいきなり腹の外に出てきて、お母さんの半分の威力で殴ってくるっておかしいだろ?と当時疑問に思っていた。


まあ、そんなことはどうでも良くて
メガガルーラの害悪性はこれだけではない。


・2回目の攻撃にも技の追加効果が発生する


この仕様こそがメガガルーラの害悪性を頂点へと押し上げた。これがどういうことかというと、メガガルーラがよく覚えている技として「グロウパンチ」という技があるので、それ例にして解説する。


グロウパンチ=威力40・100%の確率で自分の攻撃力がアップする


特性の「おやこあい」によって2回の攻撃が可能なのでグロウパンチによる攻撃力アップも2回行われる。


つまり、メガガルーラはグロウパンチを1発打つだけで100%の確率で2段階も攻撃力をあげることが出来るのだ。


当時の僕は考えた。
「え?これはメガガルーラでグロウパンチを擦れば余裕で勝てるんじゃないか?」と。そして実際その通りであり、勝てる。


ポケモン製作陣は、開発段階で本当にメガガルーラのぶっこわれ性能について何も思わなかったのか、考えなかったのかと問いたい。


メガガルーラの害悪性は「ねこだまし、ふいうち攻撃」「タイプ一致攻撃」など色々と語りたいことがあるがここまでにしておく。


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僕のポケモンと過ごした大学生活についても
少し触れておく。


ポケモンの育成論を学んだのは
大学生からだったので友人に教えてもらいながら、ポケモンライフを過ごしていた。


ゼミ友達にはポケモンをやっている友達が多く
6限(?)のゼミ終了後には3DSを持って居酒屋に行ってポケモンの通信対戦などをしていた。


ゼミのポケモン仲間内でもメガガルーラには頭を悩ませていた。時間を追うごとに生み出される様々な「型」を持つメガガルーラの対策を日夜考えていた。


当時のポケモン環境では「とりあえずメガガルーラをパーティに入れておけば勝てるでしょう。」と言った風潮が流れていたが、我々は長いものには巻かれない、好きなポケモンで勝つんだといった思想を持っていたのでメガガルーラを入れている他人のパーティをバカにしていた。


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ある日、所属していたテニスサークルの先輩がポケモン対戦を申し込んできた。先輩もポケモンをやり始めたらしく、初心者を軽く捻りつぶしてやるかという気持ちで承諾した。


そして対戦が始まり、先輩のパーティを見てみると

特定外来生物 メガガルーラ
焼き鳥 ファイアロー
踊れる剣 ギルガルド


「なんやこの厨パァ!」


本当に声が出そうになった。
このネタは分かる人にだけ伝わればいいです。
(もこう氏の厨ポケ狩り講座です)


厨パとは、強いポケモン(厨ポケ)ばかりで構成されたパーティのことを指し、非難するときに使う言葉。


先輩に聞くと
ネットに強いポケモンと書いており、最強パーティ編成として載っていたから使っているとのことだった。


「強いポケモンだから使う」


いや、その通りなんだけれども・・・!!
強いポケモンを使って勝つ…当たり前の行動なんだけれども…!!そこには「君」自身のポケモンへのこだわりなどはないのか!と言いたくなる。


ちなみに僕のパーティはキノガッサを中心としたパーティ。僕はXYで弱体化が入ったがキノガッサが好きだった。


見てくれ。
これがキノガッサだ。

キノガッサの何が好きなのかというと、このフォルムが好きだ。亀頭にしか見えない。図鑑には「きのこポケモン」と書いてあるが、亀頭ポケモンでしょう。


キノガッサは「マッハパンチ」という技を覚えるのだが友達との対戦では「亀頭マッハパンチ!」と声に出して言っていた。


しかし、僕のパーティは
メガガルーラを中心とした厨パに負けてしまった・・


先輩からは「社畜くん、ポケモンめっちゃやってるのに弱っ!!!」と言われてしまい、ポケモントレーナーとしてのプライドを傷つけられてめちゃくちゃ悔しかった。


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そんな僕も社会人になってポケモンをやることもなくなった。メガガルーラの猛威を体験し、心を折られ完全にやる気を失ってしまった。


ゼミのポケモン仲間の数人は今でも元気にポケモンをやっていると聞く。本当にポケモンが好きなんだなあと単純に尊敬の思いしかない。


最近ポケモンをやっているキッズたちに言いたいことは


「ポケモンバトルに勝ちたいなら厨ポケを使え。」


と言う事だ。
好きなポケモンで勝つなんてのは幻想であり妄想。


世の中は弱肉強食なのだ。


【参考】

公式大会決勝でメガガルーラ2体、場に出されてしまい泣いちゃう小学生

ポケモンバトルのなかでも非常に有名な動画。
1体でも厄介なのに2体もメガガルーラが出てしまうなんて。泣いちゃう気持ちがよくわかる。

大学生活を振り返るとバイト、サークル、ポケモンの記憶が強い。上記では好きなポケモンで勝つなんて幻想であり妄想。などと書いたが、友達とポケモン談義を交わしながら弱いパーティながらも勝ち筋を見つけていく作業が今思うと楽しかったなと思う。「貧乏だけど幸せ」的な。



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